4/21/2009

岡本太郎の芸術論ほか

2008年5月31日 (土)

岡本太郎の芸術論

西欧の歴史は自由獲得の闘いであった。

ピカソなどが十九世紀末精神であるフォーヴィスム(野獣派)を否定し、キュービズム(立体派)を唱えた。自然模倣から完全に脱皮し、印象派、フォーヴ等の、まだ自然主義を清算し切れていない感覚的な仕事から、絶対的に自由である知的作品を生み出した。

視覚のリアリティから、知覚のリアリティへと絵画は新しい次元に到達した。

(日本では、今日の画壇はフォーヴ一色である。知的構成であるキュービズムは受け付けられなかった。芸術を感覚でしか理解しない職人根性を意味する)

既成道徳の奴隷根性を吹き飛ばしたダダや超現実派は、反合理、反知性運動であった(だが感覚的では全然ない)。これらは、合理主義、理性主義と理論上は正反対のラインだが、実はひとつのたくましい文化の両面で、ダイナミックな創造をつづける。合理、不合理の観念的な是非論ではなく、人間性の世界的顕現があるのみである。

わが国の多くの芸術家や文化人のように、ペダンとポーズで表面を糊塗している、そんな弱者ではない。

新時代の芸術家はたくましい精神力と豊かな知性によってのみ、芸術の無限の可能性に飛び込んでいく勇気を得るのである。

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青柳洋介

追伸:個人的には、感覚と知覚、感性と知性は相反するものではないと考えています。知覚や知性に裏付けられた(コントロールされた?)感覚や感性であるべきだと思っていますが・・・

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2008年5月30日 (金)

世紀末から世界恐慌へ

ファシズムとの戦いでもあった・・・ ピカソの「ゲルニカ」

だが、20世紀までの世紀末は、人間同士の争い・・・

21世紀は、まったく異なる・・・ 天気が異変を起こしている・・・ なおかつ、資源が底をつき始めた・・・

要するに、人類の文明が限界を迎えつつある・・・ 大きな意味での転機だと思う、、、

ファシズムさえも、無力・・・

人類ができる最大の抵抗は、Sustainability(持続性)、、、

エネルギー的な意味での限界である・・・ 頂上に到達して、そこから落ちないように必死になって戦っている、それが今ではないの?

化石燃料に基づいたエネルギー的な意味での成長の限界が来たのだと思う・・・

青柳洋介

追伸:温室効果ガスの排出量を削減しても、当分の間は、大気中の温室効果ガスは増え続けるはず、、、

大気中の温室効果ガスの濃度が減少に転じる予想年は示されていない。。。

転換点は、排出よりも吸収のほうが増える時点・・・ それは、いつなの?

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フロイト - 精神分析

【Thanatos】タナトス、サナトス

①ギリシャ神話で、死を擬人化した神。

②死の本能。フロイトは生得的に生の本能と対立して死(破壊)への本能(衝動)をもつとした。

【Eros】エロス

①ギリシャ神話の愛の神。あらゆるものを統合化する力を擬人化したもので、アフロディテの子とされることが多い。ローマ神話のキューピッドと同一視される。

②愛、普通には恋愛・性愛の意味であるが、プラトンは肉欲から始まり、愛の上昇の種々の段階を説き、最高の純粋の愛は美のイデアに対するあこがれであるとし、エロスは真善美に到達しようとする哲学的衝動を意味すると説く。フロイトの精神分析では生の本能を指す。

【agape】アガペー

①神の愛。神が罪人たる人間に対して一方的に恩寵を与える自己犠牲的な行為で、キリストの愛として新約聖書にあらわれた思想。

②愛餐(あいさん)に同じ。

青柳洋介

追伸:ゴッホの死

ピストルを己の体内にぶっぱなしてから、まる一日、ゴッホは生きていた。

パリから駆けつけた弟テオや、ドクトル・ガッシュに見守られながら、ほとんど一言も発しないで、平静に煙草を吸いつづけ、刻々と迫ってくる死に対した。

最後に、「さて、いよいよ死ぬんだ。」

と、ぽつりと洩らしただけだったという。

芸術主義の袋小路をふみ破った。誇らしく敗北したまま死んで行った(岡本太郎)

追伸:(個人的見解)

ゴッホがこだわったのは、芸術というよりも、人間社会の「矛盾」だと思いますが・・・

それを「絵」などで「表現」しただけのこと。ゴッホは「絵」を描く前は、「敬虔な牧師」でした。

「愛」を説きながら「人殺し」などをする「人間」を「告発」したのだと思いますが・・・

そういう意味からすると、人間とは、本質的に「ウソツキ」である、ということ。

ほとんどの人が「自己矛盾」を抱えているのでは?

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