12/03/2010

帝国民工業高校 - 奈良王寺工業

帝国民工業高校は就職率100%


1.100フォン以上の声を出す

2.挨拶する


とりあえず、コミュニケーションの原点、笑い


就職率100%


悪玉イルカ風、笑い


小悪魔アゲハ風は?


○悪玉イルカ風コミュニケーション


 ビビとシックルフィンが、ボートの鼻先でへさき乗りをしている。体を傾けて腹を向き合わせて、頭を細かく動かして、ひょうきんに振る舞った。この動作を数度繰り返してから、二頭は急に近寄って、体を傾けて、肩をぶつけ合って回転して、肩から尾のつけ根までを触れ合わせた。離れているときには、尾を上下に素早く振り、少し誇張した動きを見せた。この奇妙な儀式を何度か繰り返した。肩をぶつけ合い、調子を合わせて、回転して離れて、素早く尾を上下に振った。それは、フットボールの選手が好プレーをしたときに、頭をぶつけ合う仕草に似ていた。奇妙な儀式のような他の振る舞いもした。このような振る舞いは、オスとメスとで行なうよりも、オス同士で行なうことが多い。おそらく、ある種の

戦いの踊り

だろう。結束を固めるために、踊りながら力を鼓舞しているようだった。

 シックルフィンとビビは、「戦いの踊り」で興奮し、北へ向けてジャンプしながら、速度を上げて泳いだ。スナッブノーズも後を追った。私たちもイルカたちの後を追った。すると四頭目のイルカが見えた。三頭は調子を合わせて新たなイルカを追って、その背後に陣取った。私たちが追いつくと、オスたちは、このメスのポインデクスターに関心を向け始めていた。


○小悪魔アゲハ風コミュニケーション

水面下の世界が、少しだけ顔を見せる。その真上で、ノートレック号が座礁しているように思える。私はデッキに腰を下ろしたまま楽しむ。水面下の暗闇を動き回っているニッキーも、楽しんでいるのかなと思う。ニッキーにはエコロケーション(反響定位)の能力がある。頭から鋭い音を出して、物体を反響音で「見分ける」。ニッキーの周りを泳いでいる生き物たちは、ニッキーに食われるかもしれない。しかし、ここはシャーク湾だ。ニッキーにも、同じように危険が迫ってくる。危害をくわえないサメもいるが、タイガー・シャークのようなサメは、イルカを食べる。毒とげを持つ派手な色のカサゴや、擬態をする気味悪いオコゼや、ウミヘビなども生息している。暗い海を泳ぎまわるイルカにとって、これらの生き物は悩みのタネである。

 離れた地点から、別の呼吸音が聞こえた。ニッキーの母ホーリフィンだろう。ホーリフィンの旧友のパックもいるようだ。しばらく呼吸音を聞いていると、ニッキーが母たちのところへ向かうのが分かる。ニッキーを待つ母たちの姿も目に浮かぶ。ニッキーは、ホーリフィンの横に滑り込んで、腹を傾けて、上手にあいさつする。

 ニッキーとホーリフィンは、海へ潜って、魚が隠れている海草のすき間を探る。私はニッキーをよく知っている。ニッキーは、大げさな愛情は示さないが、賢くて、真面目である。あまり騒がずに、内省的にさえ見える。私はニッキーを見ると、自分自身に思いが及んで、ニッキーに強い絆を感じる。

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