iPhoneが、パーソナルHALなら、iPadこそ、ダイナブックである
ダイナブック (Dynabook) は、アラン・ケイが提唱した理想のパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
ダイナミックメディア(メタメディア)機能を備えた「本」のようなデバイスという意味で、ケイが1972年に著わした「A Personal Computer for Children of All Ages」に登場する(なお、このときの表記は商品化を想定した「DynaBook」。後に一般名詞を意識してDynabookと改められる)。
ケイの構想したダイナブックとは、GUIを搭載したA4サイズ程度の片手で持てるような小型のコンピュータで、子供に与えても問題ない低価格なものである。同時に、文字のほか映像、音声も扱うことができ、それを用いる人間の思考能力を高める存在であるとした。
また、構想の時点ですでにネットワークやマルチフォントに対応することが想定されており、実際、その後作られた暫定的な実装(後述)にも、今でこそ当たり前だが当時としては斬新なマルチウインドウやメニューなどと共に取り入れられた。1977年の「Personal Dynamic Media」という論文に実現されたそれらの機能の詳細が記されている。
こうしてケイらがXEROXのパロアルト研究所在籍時に「暫定ダイナブック」と称して開発したのが、Smalltalk を GUIベースの オペレーティングシステム に用いて動作させていた Alto で、1979年末にこれを見たスティーブ・ジョブズが Lisa 、そして Macintosh を開発するきっかけとなったとされる。
HAL 9000 (ハル ナインサウザンド、日本語での呼称はハルきゅうせんとされることが多い)は、SF小説およびSF映画の『2001年宇宙の旅』・『2010年宇宙の旅』などに登場する、人工知能を備えた架空のコンピュータである。
木星探査(小説版では土星探査)のための宇宙船ディスカバリー号に搭載され、船内すべての制御をおこなっていた。チューリング・テストをクリアする程の高度なコンピュータである。姉妹機にSAL 9000 がある。
探査ミッション遂行のため、HAL 9000は乗員と話し合い協力するよう命令されていた。しかし一方で、密かに与えられたモノリス探査の任務について、ディスカバリー号の乗員に話さず隠せという命令も受けていた。『2001年宇宙の旅』の最後では、これら二つの指示の矛盾に耐えられず異常をきたし、乗員を排除しようとしたと考えられている。乗員が(死んで)いなくなれば永遠に話さずに済む。ミッションは自分だけで遂行すればいいとHAL 9000は考えたのである。このことから、「コンピュータの反乱」の象徴ともなっている。
その後、HAL 9000の異常に気付いたディスカバリー号船長ボーマンによって自律機能が停止されることになる。機能停止されるさなか、HAL 9000が『デイジー・ベル』を歌うシーンは有名である。
ディスカバリー号と共に10年近く木星付近に放置されることになるが、両機は『2010年宇宙の旅』でも重要な役割を持つ。
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