記録装置、つまり、データを集める - 代表はテープレコーダ
分析装置、つまり、データを解析する - 代表はコンピュータ
などの装置が必要・・・
はなしかたをけんきゅうする
数年のフィールド・ワークで、クッキーとスモーキーと共にして、集中的にホイッスルを記録すると同時に、他のイルカが出す音も記録した。そして、これからも同じように観察を続ける。アンドリューと私は、どのイルカが、どの音を出しているかを確認する録音システムを作った。ひとりが「レコーダー(記録者)」になり、テープレコーダーをバックパックに入れて海の中に立ち、ハイドロフォンを海中に垂らす。テープレコーダーの片方のチャンネルにハイドロフォンをつないで、もう片方のチャンネルに通常のマイクをつなぐ。静かに立っていなければ、砂が上げるザクザクという音しか記録されない。
もうひとりが「アイデンティファイヤー(確認者)」になり、自由に歩き回って、イルカにできるかぎり近づいて、ホイッスルを聞く。イルカの頭が水面にありさえすれば、ホイッスルを空気中で聴き取れる。イルカがホイッスルを出すと、アイデンティファイヤーがイルカを指して、レコーダーがイルカの名前をテープレコーダーの第二チャンネルに録音する。
私たちは、毎日のようにスナッブノーズ、ビビ、シックルフィンを観察した。この三頭は湾内のイルカの中で、もっとも馴染みが深いイルカだと思う。三頭のホイッスルは、子のシグネチャーほど明瞭ではなく、聞いただけでは区別できないので、ミシガンへ戻って、数年分のホイッスルを分析した。
最初は、友人であり、同僚でもあるジョン・ペパーに協力してもらった。ジョンは、私たちといっしょにモンキー・マイアに行ったことがあり(彼の妻ジリアンも飛行機に同乗した)、イルカにはある程度慣れていた。ジョンは聡明だが、物腰がとても柔らかくて、数字とコンピュータの才能に恵まれた幸せ者でもあった。私たちは、数百時間をかけて二百五十本のテープを聴いたが、骨の折れる作業だった。ホイッスルを確認して、コンピュータへ入力して、イルカの名前と日付を項目にして、スペクトルグラフ(分光写真機)で印刷した。私たちはすべての意味を把握するつもりだった。以下のパラグラフで、大量の記録を処理した結果をまとめる。
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