先送りはなし
世界はどんどん前へ進んでいる
第二次世界大戦の清算である
大統領 北方領土初訪問で調整
9月28日 0時46分中国を訪問しているロシアのメドベージェフ大統領が29日にも、ロシアの大統領としては初めて、北方領土を訪問する方向で調整を進めていることがわかりました。
ロシア大統領府やサハリン州の地元行政府の関係者がNHKに明らかにしたところによりますと、中国を訪問中のメドベージェフ大統領は29日にも、北方四島の国後島や択捉島を訪問する方向で調整を進めているということです。現地は天候が変わりやすく、航空機の離着陸が難しいことがたびたびあることから、最終的には、天候などを踏まえて判断するとみられますが、実際に訪問すれば、旧ソビエト時代も含め、最高首脳による初めての訪問となります。メドベージェフ政権は、ことしから新たに、第2次世界大戦で日本が65年前に降伏文書に署名した9月2日を記念日と定めました。また、メドベージェフ大統領は、今回の中国訪問で胡錦涛国家主席とともに、日本に対する戦勝65年を記念する共同宣言を27日発表したばかりです。このため、今回、大統領が訪問を計画する背景には、政府が進めている大規模なインフラ整備など、現地の実情を把握する一方で、みずから現地を訪れることで「北方四島が第2次大戦の結果、ロシアの領土になった」とする立場を正当化し、日本側をけん制するねらいもあるものとみられています。
中ロ エネルギー協力深化確認
9月28日 0時21分シベリア産の原油を中国に供給するパイプラインの完成式典が27日、北京で行われ、出席した胡錦涛国家主席とロシアのメドベージェフ大統領が、エネルギー分野での協力をいっそう深めていくことを確認しました。
中国とロシアは去年、中国が250億ドル(日本円でおよそ2兆1000億円)の巨額の融資をする見返りに、今後、20年にわたってロシアが毎年1500万トンの原油を供給することで合意しています。この原油を供給するためのパイプラインが完成して、27日、北京で式典が行われ、胡錦涛国家主席と中国を訪問中のロシアのメドベージェフ大統領が出席しました。式典の中で、メドベージェフ大統領は「これによって中ロ両国の戦略的パートナーシップが強化される」と述べ、パイプライン完成の意義を強調しました。一方、故錦涛主席も「両国のエネルギー協力が新たな段階に入った」として、ロシアからのいっそうのエネルギー供給に期待を示し、双方が、エネルギー分野での協力を深めていくことを確認しました。両首脳は、このほかにも、中国の原子力発電所の建設や、極東シベリアの新たな炭田の開発で協力していくことで合意したうえ、対日戦勝65年を記念する共同宣言を発表するなど、連携を強化していく方針を内外に強くアピールしました。
首相 ASEMで各国の理解を
9月28日 4時28分尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件で中国が強硬な姿勢を崩していないなか、菅総理大臣は、来月4日と5日にベルギーで開かれるASEM=アジア・ヨーロッパ首脳会議への出席を検討しており、各国に対し、日本の立場への理解を求めるねらいがあるものとみられます。
尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件で、中国側は、逮捕された船長の釈放が決まったあとも、日本側に謝罪と賠償を要求するなど、強硬な姿勢を崩しておらず、日中関係の改善が課題になっています。こうしたなか、菅総理大臣は27日夜、記者団に対し、来月4日と5日にベルギーで開かれるASEMについて「ASEAN=東南アジア諸国連合とヨーロッパの多くの首脳が出る会議で、私も含めて日本からきちんと代表が出席することが重要だと思っていた」と述べ、みずからが出席する方向で検討を進めていることを明らかにしました。ASEMには、アジア16か国とヨーロッパ27か国の首脳らが出席する予定で、菅総理大臣としては、国際会議の場を活用した2国間の首脳会談などを通じて「尖閣諸島に領土問題は存在しない」という日本の立場への理解を求めるねらいがあるものとみられます。また会議には中国の温家宝首相も出席することから、政府内には、事態の沈静化を図るため、日中首脳会談を行うことも模索すべきだという意見が出ています。ただ政府内には、現時点で中国側が首脳会談に応じる可能性は低いという見方が大勢なうえ、この問題に毅然(きぜん)と対応するためには一定の冷却期間が必要だという意見もあり、今回、菅総理大臣がASEMに出席しても、日中関係が改善に向かうのは難しい見通しです。
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