6/28/2014

十二神将

十二神将(じゅうにしんしょう)は、仏教の信仰・造像の対象である天部の神々で、また護法善神である。十二夜叉大将十二神明王(じゅうにやしゃたいしょう/しんみょうおう)ともいい、薬師如来および薬師経を信仰する者を守護するとされる十二体の武神である。新薬師寺にある塑像の十二神将像がよく知られる。梵語では、例えば伐折羅は、ヴァジュローマハーヤクシャセーナパティであり、訳すと「ヴァジュラ(という神格の)偉大なヤクシャの軍の主」
すなわち大夜叉将軍=神将と意訳される。

十二神将は、薬師如来の十二の大願に応じて、それぞれが昼夜の十二の時、十二の月、または十二の方角を守るという。そのため十二支が配当される。また、十二神将にはそれぞれ本地(化身前の本来の姿)の如来・菩薩・明王がある。
各神将がそれぞれ7千、総計8万4千の眷属夜叉を率い、それは人間の持つ煩悩の数に対応しているという。

経典によって若干用字や読みが異なるが、ここではもっとも一般的なものを挙げる。
漢名読み梵名片仮名種字本地仏/尊十二支
宮毘羅大将
(金毘羅童子、宮比羅
くびら
こんぴら
Kumbhīraクンビーラヨー弥勒菩薩
伐折羅大将
金剛力士
ばさらVajraヴァジュラサク勢至菩薩
迷企羅大将めきらMihiraミヒラキリク阿弥陀如来
安底羅大将あんちら
あんていら
Aṇḍīraアンディーラ観音菩薩
頞儞羅大将あにらAnilaアニラ
マジラ
キリク如意輪観音
珊底羅大将さんちら
さんていら
Śaṇḍilaシャンディラタラク虚空蔵菩薩
因達羅大将
帝釈天
いんだらIndraインドラ地蔵菩薩
波夷羅大将はいらPajraハイラマン文殊菩薩
摩虎羅大将
摩睺羅伽
まこらMahoragaマホーラガ
マクラ
キリク大威徳明王
真達羅大将
緊那羅
しんだらKinnaraキンナラ
シンドゥーラ
アン普賢菩薩
招杜羅大将しょうとらCaturaチャトゥラバン大日如来
毘羯羅大将びからVikarālaヴィカラーラバク釈迦如来

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