ゾラの居酒屋を読もうと思っていたのだが、都落ちの際に処分した
フランスって、すごいよな・・・ 花の都・・・
ギロチン
ラテン系の慾って、内臓的な気がする・・・ 重いというか・・・ ずしんとくるというか・・・
ボディーブロー
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高失業率、移民の急増… 仏でベストセラーに
パリの自宅でインタビューにこたえるエッセルさん(三井美奈撮影)
【パリ=三井美奈】フランスで「怒りなさい!」と題した冊子が約190万部のベストセラーとなっている。
著者は第2次大戦中、対ナチス・ドイツ抵抗運動の闘士だった元外交官ステファン・エッセル氏(93)。「老兵の一喝」が、経済、社会の先行き不安で元気を失っている国民の心をとらえたようだ。
「レジスタンスの発端はナチスの仏支配への怒りでした。若者よ、我々に続け。怒りなさい」
冊子は約20ページで1部3ユーロ(約360円)。貧富の差、福祉削減、不法移民に対する非人道的扱いなど、「怒り」の対象が挙げられている。昨年10月に発行。クリスマスの贈り物用として人気を集めて以来、レクスプレス誌の書籍売り上げランキングでは、4月末まで26週間連続トップを守った。
大ヒットの理由は、移民の急増や高失業率などの社会問題が一向に解決されないことに対する国民の不安と不満だ。中国やインドなど新興国の台頭で「フランスはもう大国ではない」との悲観論も広がり、昨年秋の世論調査では、「我が国は悪い方向に進んでいる」との回答は69%に達した。
こうした無力感の漂う社会に、エッセル氏が「現状に怒れ。それが変化への一歩」と活を入れた。ナチスの強制収容所で水責めの拷問に遭い、1948年に国連で採択された世界人権宣言の起草に参加。その後、在ジュネーブ国連代表部大使を務めた多彩な経歴も物を言った。
批判も多い。哲学者のリュック・フェリー元国民教育相は「必要なのは知性や想像力だ。怒りで現状は変えられない」との公開書簡を発表。フィヨン首相は「ただ怒っていては思考もできない」と皮肉った。
それでも老兵は意気軒高だ。「サルコジ大統領やオバマ米大統領が熱狂的な支持を得て就任したが、世界に劇的変化は訪れず、失望感が蔓延(まんえん)している」と、穏やかな笑みを浮かべて言い放った。
原発対応への不満 日本人もぶつけて
「怒りなさい!」はこれまで米独、スペイン、ギリシャなどで翻訳され、日本や韓国でも出版計画が進む。エッセル氏は日本人に対し、「原発事故の対応で政府への不満が広がっているはず。私は日本人の静かさ、礼儀正しさに敬意を払うが、時には正面から怒りを表明し、ぶつけてもよい」と助言。
さらに、「我々の世代は戦争、植民地主義、経済危機などの難局を経験した。欧州や日本で高齢化が進む中、我々の役割は、若者に『どんな困難も乗り越えられる』と元気付けることではないか」と語っている。
(2011年5月15日 読売新聞)
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