アイルランドが解散総選挙・・・
カウエン首相は、金融危機で建設業界が崩壊した同国経済の安定には救済策が不可欠だと強調している。
乱開発じゃないの? 日本も同じ・・・
アイルランドの政治では、アイルランド共和国の政治について記述する。アイルランド共和国は独立した主権国家であり、首相により率いられる内閣、国家元首である大統領、議会で構成される議院内閣制をとっている。首都はアイルランド島東部の沿岸都市ダブリンである。多くの政党が存在するものの、基本としては二大政党制が形成されており、フィアナ・フォイル (Fianna Fáil: 共和党) とフィナ・ゲール (Fine Gael: アイルランド国民党) で議席の過半を占める。欧州連合の加盟国である。
二大政党であるフィアナ・フォイルとフィナ・ゲールは共に、自身を中道政党であると位置づけている。左派としては労働党、緑の党、シン・フェイン、社会党などが、右派としては進歩民主党がある。無所属の議院が一定の役割を果たす場合もある。
統一アイルランド党「フィナ・ゲール」のウェブサイトがハッキングされ2000人の支持者の個人情報が流出した。
ハッカーは、ウィキリークスの反対者を標的にしている「Anonymous」のメンバーであるとされている。
フィナ・ゲールによるとハッキングはプロの犯行であり、個人情報の流出者からハッキングされた事実を知らされており、「今回の件で個人情報が流出したことは誠に遺憾で、すぐに支持者とウェブサイトを通じてコミュニケーションがとれるように努力する」と語っている。
流出した2000人の情報には、IPアドレス、電話番号、メールアドレスが含まれており、ハッカーのメンバーによってメディアに送信された。
「Anonymous」は近頃、ウィキリークスの支持を目的として、ハッキング行為を繰り返している。
参照元:
http://www.bbc.co.uk/news/technology-12159695
【ダブリン】アイルランドのカウエン首相は20日、総選挙の投票日を3月11日に設定した。同首相率いる与党・共和党はこの選挙で議席の大半を失うとみられている。
最近の世論調査の結果からすると、キリスト教系の統一アイルランド党と中道左派の労働党が連立で政権を握り、共和党の議席が同党85年の歴史で初めて3大政党の中で最少になりそうだ。
統一アイルランド党、労働党とも、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による675億ユーロ(約7兆5300億円)の救済策の条項、特に平均5.8%の金利を改定したい意向だ。この金額のほか、アイルランド政府が175億ユーロを自ら拠出することになっている。
しかし、同国政府はこれまで、金利は決まっており、アイルランドから一方的に再交渉することはできないとしてきた。カウエン首相は、金融危機で建設業界が崩壊した同国経済の安定には救済策が不可欠だと強調している。
IMF欧州局のアジャイ・チョプラ副局長は先月、全体として救済策の目的が変わらないかぎり、細かい詳細や条件については、IMFと将来のアイルランド政府の間で議論する余地があると述べている。
直近の世論調査によると、共和党支持率はわずか14%。1926年の設立以来、断続的ながら54年近く政権を握ってきた同党だが、幹部議員にも自党の存続に憂慮が広がっている。
大手ブックメーカー(賭け屋)のパディ・パワーとレッドCが4-6日に実施した世論調査(対象1000人)によると、最も投票したい政党として、35%が統一アイルランド党、21%が労働党と答えた。共和党はシン・フェイン党と同じ14%だった。銀行やデベロッパーとの密接な関係を非難されている共和党は、EUとIMFの救済を取り付け、近代にまれな緊縮予算を導入した。今年は60億ユーロ、4年で150億ユーロを削減する計画だ。
カウエン首相に対しては、総選挙の日程を発表するよう求める圧力が高まっていた。出馬しないことを決めた閣僚の相次ぐ辞任について、野党に加え連立相手の緑の党も不満をあらわにしたためだ。
メリー・マカリース大統領は20日、メアリー・ハーニー保健・児童相、ダーモット・アハーン司法相、ノエル・デンプシー運輸相、トニー・キリーン国防相、バット・オキーフ企業相の辞任を承認した。
このほか、先頭に立ってカウエン首相の共和党党首辞任を要求し失敗したミホル・マーティン外相が今週辞任を宣言している。外相は暫定的にカウエン首相が兼務する。
次期首相候補とみられる統一アイルランド党のエンダ・ケニー党首は「わが国の歴史で最悪の日々は終わりつつある」と述べた。
カウエン首相は、総選挙の前に有権者に対する共和党の印象を良くするため、空いた閣僚のポストを閣外メンバーで埋めようとしていたとの観測が広まるなか、緑の党のジョン・ゴームリー党首と会談した。
労働党のイーモン・ギルモア党首は、そういう計画だったなら裏目に出たと述べ、カウエン首相は閣僚指名の権限を失ったと非難。「対処の仕方は国を冒とくしている。この国には政府、それも機能している政府が必要だ。あと50日で、わが国に本当の変化をもたらし、国民のために働く政府を選ぶことになる。アイルランドには課題が多いが、われわれには抱えている問題以上の能力がある」と述べた。
アイルランド 解散総選挙へ
1月30日 8時7分 財政危機をきっかけに国民の批判が高まり、政権運営が行き詰まっているアイルランドで、懸案だった緊縮予算の関連法案が可決され、カウエン首相は、野党の要求に応じて来月初めに議会の解散を表明し、総選挙が来月中にも行われる見通しになりました。
財政危機に陥ったアイルランドは、緊縮予算を組むことを前提にEU=ヨーロッパ連合などから金融支援を受けることになりましたが、国民の厳しい批判を受け、連立与党の一部が政権を離脱するなどしたため、政治が混乱し予算の成立が危ぶまれていました。こうしたなか、与党・共和党は、議会下院の早期解散に応じることと引き換えに野党の一部の協力を取り付け、29日、懸案だった緊縮予算の関連法案が議会で可決されました。これを受けカウエン首相は、来月初めに議会の解散を表明し、当初予定されていた3月中旬より時期を前倒しして、来月中にも総選挙が行われる見通しになりました。与党・共和党は、すでに新しい党首を選出し、総選挙に臨む構えですが、国民の支持率は10%台に落ち込んでおり、地元のメディアは、選挙では共和党が敗北し、最大野党の統一アイルランド党などによる政権交代が行われる見通しだと伝えています。
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