量子力学の確率的性格は本源的・原理的なものであるという主張。1927年ハイゼンベルグが提唱し、位置座標と運動量のように、ひとつの系のふたつの物理量の測定に当たって、両方ともに正確な値を得ることは原理的に不可能な場合があることを具体的に示した。
個人的には、ビッグバンや、インフレーション理論には疑いを持っている。だが、宇宙の広大さはなんとなく分かる。そして、本書によれば、われわれが観測できる宇宙の領域に1000億ものの銀河が誕生し、それぞれの銀河には中心核で熱核融合を起こす数千億もの恒星が含まれていた。恒星とは、太陽のように自身が燃えている星である。宇宙のサイズがどれほどあるのかは不明であるが、銀河系から百億光年の彼方にあるPKS-1127-145というクウェーサーも観測されている。光の速度は秒速三十万キロメーターだ。つまり、1秒間で地球を7周半する速度である。このような速度で、百億年を要する彼方にあるということ。
そして、われらがビオトープは、どこにあるか? 宇宙の中のありふれた場所(おとめ座超銀河団の辺境)に存在するありふれた銀河(天の川銀河)の中のありふれた領域(オリオン腕)に、一つの恒星が誕生した。これが、太陽である。太陽の周りのガスから、地球が誕生したのが四十六億年くらい前のこと。太陽の大きさに比べれば、地球は本当に小さい。ところが、その太陽でさえ、全宇宙から見れば、ゴミのようなもの。ましてや、人は見えない、無にすぎない、と言っても過言ではない。
太陽系が含まれる銀河系のサイズは幅が十万光年、厚さが五万光年くらい。光速、つまり、秒速三十万キロメーターで、飛んだとしても、十万年もかかる。辺境のこの銀河を飛び出すだけでも、気が遠くなるような年月が必要なのだ。文明が誕生して、わずか、7000年くらい。宇宙のサイズを考えると、われわれは、井の中の蛙ほどにも至らない。金魚鉢の中の金魚のようなものでしかない。
今一度、イメージトレーニングです。宇宙のかなたから、あなた自身を見てください。宇宙から見たら、逆から見たら、どうなるか? モンゴロイド? あるいは、金魚? 人とは、海から上陸した、金魚のことである。自分を宇宙の中心として考えるのではなく、たまには、逆から見ると面白い。
サイエンスによると、宇宙の誕生は137億年位前、地球の誕生は46億年位前、生命の誕生は40億年位前、人類の誕生は700万年位前、四大文明の誕生、7000年位前である。ギリシャ、ローマ時代を経て、大航海時代が500年位前。 地動説が唱えられ、万有引力が発見されて、機械論的宇宙の基礎となった。産業革命が250年位前に起きて、進化論が唱えられた。相対論、量子論が20世紀を牽引して、世界大戦を経て、現在はグローバル時代になった。
宗教によると、エジプト文明、メソポタミア文明が起こって、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が
黄河・長江文明 天地開闢、老荘思想、孔孟思想、諸子百家
インダス・ガンジス文明 ブラフマン(宇宙の原理)、ヒンドゥ教、仏教
アフリカ、北・中・南米、日本など、自然信仰
ウラル語族
アフロ・アジア語族
シナ・チベット語族
オーストロ・アジア語族
アルタイ語族
ニジェール・コルドファン語族
コスモポリタン
0 件のコメント:
コメントを投稿