魯迅の『狂人日記』と芥川の『蜘蛛の糸』の本質は同じだと思う。
『蜘蛛の糸』
前提として、ひとは地獄の住人。ある男が極楽へ通じる蜘蛛の糸を見つけて、上り始めた。それを見た者どもが我先にと、蜘蛛の糸につかまり、男の足を引っ張った。細い蜘蛛の糸が切れて、みなさん地獄へ後戻り! みなさんで自業自得の世界!
新説:
実はみなさんは極楽の住人。極楽はあまりにも美しくまばゆい世界。裏表のある人間はそのまぶしさが苦しい。地獄の暗闇が足を引っ張る。地獄が似合っている人間、でも、極楽にいたい。極楽にいる人の足を掴む。だが、ハンドパワーが足りないために、勝手に地獄へ落ちていく。人が足を引っ張るわけではない。暗闇が地獄へ落ちていく者どもの足を引っ張るにすぎない。自分のハンドパワーが足りないものだけが地獄に落ちていく。あなた自身の自業自得の世界!
重要な違い!
芥川の説:みなさんで自業自得の世界
新説:あなた自身の自業自得の世界
魯迅の『狂人日記』
みなさんが「人食い」、自分は「人」
アホウドリの『たわごと』
みなさんは「人」、アホウドリは「人食い」
解説:
魯迅も芥川も似ている。精神構造は同様のものだと思われる。
アホウドリの場合も精神構造は似ているが、正負が逆。
この点が大きな違い!
青柳洋介
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「走れメロス」と「人間失格」 太宰治
「西方の人」と「蜘蛛の糸」 芥川龍之介
「キング牧師は死んだ」と「東さんは死んだ」 ニーナ・シモン&柳
同じ構造ですが・・・
グローバルとローカル・・・
西洋的とアジア的・・・
どちらも大切です。。。
それをうまく共存させることが大事だと思います。。。
///ニーナ・シモン
ニーナ・シモンはキング牧師と友であると同時に、一人の女でもありました。
子供が巣立って、孤独になり、絶望した、、、でも、もうひとつの「春」が来た・・・
という、Another Springという曲があります。
これも、そのうちに訳します。
絶望の縁から、Another Springが訪れたときの転換がすごいですよ・・・
本当に、ニーナ・シモンってすごいのですが・・・
2003年かな? パリで亡くなりましたが・・・
ニーナ・シモンは"who am i?"というバーンスタインが作詩した「輪廻転生」の詩を歌っています・・・
///色川とその父親と自分の父親
独断と偏見です。
色川さんの父親は感受性の強い人だった。軍隊生活で壊れた。一言で言えば、「非人間性」で壊れた。
それを息子とふたりで「共有」した。
だから、ふたりはワンセット。切っても切れない「絆」を共有した。「非人間性」から生じた「闇?」を共有した・・・
それがふたりの人生の「核」ではなかったのだろうか?
僕の父は「二等兵」で戦後シベリアに抑留されたらしいです。周りはバタバタ死んで、革靴を食ったとか言っていました。僕に話したのはそれだけ。あとは一言も戦争の話はしませんでした。
ロシアが悪いとか日本が悪いとかも一言も言いませんでした。そして、本棚の奥のほうに、中国人を虐殺した写真が載っている「本」などをしまっていました。頭蓋骨の山でした。
僕はやばいものを見たと思って、その話はだれにもしませんでした(中学時代)・・・
で、父は、何が悪かということを知っていたのだと思います。悪いのはロシア人でも日本人でもなく、「戦争」だということを・・・
だから、僕は色川さんとは逆で、「放任主義」で育ちました。ただ、小さいときにひどく叱られたのは、「盗み」を働いたときです・・・ それが一番印象に残っています。他は基本的に「放任」だったと思います。
///柳さんへの質問
闇には闇しか入っていけないのかな?
強い光だと、闇にもぼんやりと薄明かりが見える?
ここのところは、ビミョーです・・・
僕には理解不可能なのかもしれません・・・
どうなのでしょうか?
青柳洋介
追伸:本日、奈良・薬師寺の「日光菩薩」と「月光菩薩」を見に行く予定ですが・・・
薬師寺では、日光菩薩と月光菩薩の間に薬師如来が鎮座しているようですが・・・
薬師如来は薬師教に説く東方の浄瑠璃世界の教主。
阿弥陀如来は西方の極楽世界の仏。
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仏・観音・菩薩
仏とは
悟りを得た者。仏陀(ぶつだ)。
如来とは
(梵語tathagata)仏十号の一。「かくの如く行ける人」、すなわち、修行を完成し悟りを開いた人。
阿弥陀如来、薬師如来、、、
阿弥陀(梵語、Amitayus無量寿、Amitabha無量光)西方にある極楽世界を主宰する仏。
薬師如来、東方の浄瑠璃世界の教主。
観音とは
観世音(かんぜおん)の異称。
(梵語、Avalokistesvara)観察することに自在な者。
菩薩とは
(梵語、Bodhisattva)覚有情と訳す。悟りを求めて修行する人。
成道以前の釈迦牟尼および前世のそれを指して言った。
青柳洋介
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日本の仏教
【密教】
仏教の流派の一。深遠で、凡夫にうかがえない秘密の教え。インドで大乗仏教の極に現れ、中国・日本のほかネパールチベットにも広まった。日本では、真言宗系の東密と天台宗系の台密とがある。秘密教。秘密仏教。
【天台宗】 法華経
仏教宗派の一。法華経を根本経典として一乗主義の立場をとり、五時八教の教判理論や止観の実践体系を特徴とする。中国で、北斉の慧文・慧思を経て、智顗(ちぎ)によって大成された。日本へは鑑真が最初にもたらしたが、本格的には804年(延暦23)最澄が入唐して学び、翌年帰朝して比叡山延暦寺を中心にこれを広めた。後に山門・寺門の両派に分かれ、中世末真盛(しんぜい)派が分出した。最澄(762~822)は密教・禅・戒も合せて伝えたので、日本の天台宗は総合的な学風を特徴とする。止観宗。天台法華宗。天台法華円宗。
【真言宗】 華厳経
仏教宗派の一。歴史上の釈迦仏を越えた永遠の宇宙仏である大日如来こそ真実の仏であるとし、大日経・金剛頂経などを所依の説教とする。胎蔵・金剛の両部を立て、六大・四曼・三密などの説により、即身成仏を目的とする。入唐して恵果(けいか)に学んだ空海(774~835)が帰国後、東寺・金剛峰寺などでこれを弘通(くずう)。のち古義・新義に分れ、現在は各派に分れている。真言陀羅尼宗。密宗。真言密教。
大日如来(梵語Mahavaiocana 摩訶毘盧遮那)宇宙と一体と考えられる汎神論的な密教の教主。大日経・金剛頂経の中心尊格。その光明が遍く照らすところから遍照または大日という。大日経系の胎蔵界と金剛頂経系の金剛界との2種の像がある。遍照如来。遍照尊。遮那教主。
阿弥陀(梵語Amitayusは無量寿、Amitabhaは無量光と漢訳) 西方にある極楽世界を主宰するという仏。法蔵菩薩として修行していた過去久遠の昔、衆生救済のため四十八願を発し、成就して阿弥陀仏となったという。その第十八願は、念仏を修する衆生は極楽浄土に往生できると説く。浄土宗・浄土真宗などの本尊。
薬師如来 薬師教に説く東方の浄瑠璃世界の教主。
仏陀(ぶつだ 梵語 buddhaの音写。目覚めた人の意で、悟りに達した人をいう)
菩薩(ぼさつ 梵語 bodhisattva 覚有情、悟りを求めて修行する人)
観世音(かんぜおん 梵語 Avalokitesvara 観察することに自在な者の意)
【真言】
②(梵語 mantra の訳語)密教で、真理を表す秘密の言葉。呪。陀羅尼。
【顕教】
[仏]言語文字で説き示された釈尊の教え。密教と対比して、密教以外のすべての仏教を含む。
【浄土宗】
わが国浄土門の一派。浄土三部経を所依とし、法然(1133~1212)を開祖とする。自力教を排して、他力念仏によって極楽浄土に往生することをその目的とする。
【浄土真宗】
わが国浄土門の一派。浄土三部経を所依とする。阿弥陀仏の他力本願を信ずることによって往生成仏できるとし、称名念仏は仏恩報謝の行(ひょう)であるとする。親鸞(1173~1262)を開祖とする。
【日蓮宗】
日本仏教十三宗の一。日蓮(1222~1282)を開祖とする。即身成仏・立正安国を期す。
【禅宗】
日本では、1168年(仁安3)栄西(1141~1215)が入宋して臨済宗を伝え、1223年(貞応2)道元(1200~1253)が入宋して、曹洞宗を伝えた。
【臨済宗】
禅宗の一派。唐の臨済を祖とする。日本では鎌倉時代に栄西が伝えたのに始まり、室町幕府は京都・鎌倉に五山を定めて保護した。公案によって弟子を教化する看話禅の立場をとる。現在15派に分れる。
【曹洞宗】
禅宗の一派。中国で洞山良价と弟子の曹山本寂によって開かれ、日本では道源が入宋して如浄からこれを伝え受けた。臨済宗が公案を用いるのに対し、只管打坐(しかんだざ)を説く。永平寺・総持寺を大本山とする。
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