お役所仕事とは？

事業資金の融資について

０．中小企業・ベンチャー総合支援センターへ行った

受け付けにヒマそうな女の係員がふたりもいた。

書類に記入しろと言う。

「ネットで申し込んだのですが、また記入する必要があるのか」と言うと

係員は、誰かに相談に行って、「お待ちください」との答え。

待たされて相談したが、後から考えたら、相談員の情報はほとんどが無駄だった。というか現在の銀行の仕事の仕方とのずれがあまりにも大きかった。役に立つ情報というよりも、逆に、邪魔な情報だった。

世田谷区の融資を受けるのが良いということしか分からなかった！

１．世田谷区の中小企業融資斡旋

中小企業診断士は事業の相談ではなく、書類が揃っているかどうかをチェックするだけ！何のための資格だろう、中小企業診断士の資格とは？　意味が分からなかった！

それで診断士の印を貰った。

世田谷区は銀行に相談しろと言う。保証人が必要と言う。保証人を立てた。

みずほ銀行に相談した。書類に記入時に、仕事部屋を見に来て、印を押してもらうとのこと。この際に、初めて保証人が同席する必要があることが判明した。

保証人は東京まで出てくるのは難しい状況なので、別の保証人を探した。

そうこうするうちに、みずほ銀行から、無担保・無保証人の融資があります。ただし、金利が高い。世田谷区の利子補助を受けようが、みずほ銀行の融資制度にしようが、東京信用保証協会の審査には無関係だ、と銀行側から聞いたので、みずほ銀行の融資制度を利用することにした。

そして、世田谷区にその旨を伝えると、世田谷区の制度利用を破棄するために出て来いと言われて、区役所の分室まで出かけて、申し込みを破棄した。

２．みずほ銀行と信用保証協会

世田谷区と無関係になったので、みずほ銀行と融資話を進めた。みずほ銀行の要求どおりにした。銀行員に部屋に来て仕事部屋を見てもらって、書類に６枚くらい記入し、実印を押した。大半が個人情報の取り扱いに関するものだった。

信用保証協会からの連絡を待つように言われ、連絡が来たので、渋谷にある協会へ出向いた。事業の説明をした。

数日以内に返事が来た。融資はできないとのこと。「売り上げの計上がなくてはならない」というのが、失格理由だった。

●一番大きな問題は、当初はベンチャーや新規事業に近い融資だったのに、中小企業の赤字補填のような審査が行なわれたことだと思う。

●中小企業に対する融資の手続などをお役所・銀行などの間で整理してシンプルにしてもらいたい。昔から日本のお役所にある「たらいまわし」システムで無駄な時間を過ごしたような気がした。唯一、役に立ったのは、お役所と銀行の連携がまずくて、無駄な時間を取られることが分かった。印の押し方の勉強にはなった。お役所の書類はお役所独特の決まりがあり、分かりにくいということが判明した。

★お願い

お役所と民間の風通しを良くして、分かりやすい制度にしてもらいたい。

無駄な作業ができる限り発生しないような手続にしてもらいたい。

ベンチャーや新規事業と赤字補填の融資を分離してもらいたい。

青柳洋介

2007年6月 9日 (土) 経済・政治・国際 | 固定リンク | コメント (10) | トラックバック (1)