Return Of Investment
投資に対する、リターン
投資を回収して、黒字化するメドを見極めるのは、経営者の仕事である
すなわち、中国指導部の仕事である
中国の高速鉄道、黒字達成まで最大7年必要
余氏によると、中国の鉄道の債務水準は全体的に安全かつ適切で、コントロール可能な範囲にあるという。鉄道企業の2010年末における資産負債比率は約56%と見られており、今後しばらくの期間、経営によるキャッシュフロー純額は、元利金返済に向けた要求を十分に満たすことができる。高速鉄道プロジェクトは初期において安定した財務構造を築いており、資本金の割合が投資総額の50%以上を占めている。債務期限についても将来的なキャッシュフローのバランスを十分に考慮しており、プロジェクトの持続可能性が保障されている。高速鉄道はまた、好調な業績が予想され、良好な持続可能発展を実現できると見られている。このほか、高速鉄道が運営を開始し、客運・貨物列車が別な線路を運行することになれば、既存路線での貨物運送能力が大幅に高まり、それによって大きな利益がもたらされるだろう。これらの点から、中国の高速鉄道が債務危機をもたらすことはないだろうと見られる。
余氏は、「高速鉄道は黒字を実現するまでに大体4-7年かかる。西部鉄道は一般鉄道と同じで、短期間内には赤字が出る可能性があるが、西部の発展促進、地域経済の調和の取れた発展促進という角度から見ると、これは必須だと考えられる。この面において、我々は財務の適切な手配を行い、リスクを回避している」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年1月19日
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