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3/11/2010

開発と村人 => 撤退





ニッポン村は、一事が万事の「赤グロ団子」

どこへ行っても、どの業界へ行っても、大差なし・・・

でわ









父親が亡くなって、ごたごたした。

よって、撤退の時期が遅れた。

2年前に撤退して、資本を有効利用すべきだった。父親の死は想定外だった・・・

2年前こそ、フィリピンなど、海外へ行くべきだったようだ。

資本が切れて、一か八かのマニラ行きになりそうだ・・・


僕は、自動的に、判断する・・・

シャングリラを見た後に・・・

タイムリミットは過ぎた・・・


マニラの携帯電話は、ほとんどがノキア、そして、想いだしたモトローラ・・・

201038日月曜日
3月末、不動産屋へ通知


明け渡し予定日 5月7日

成田発 予定日 5月10日

事務所退去通知 3月31日


エアチケットの予約 4月1日

ホテルの予約 5月7日~9日


所有物の処分

0.デスクトップPCの処分 => パームトップへ移す

1.入用なものは、知り合いなどへあげる

2.本、CDなどの処分(Book Offにまとめて引き取ってもらう)

3.荷造り(5月5日までに完了させる)

4.残ったものを処分屋に引き取ってもらう(5月6日)




注)

1.絵画4点は、田舎へ送る

それと、おそらく、段ボール箱ひと箱だけ。

形見です


2.持っていくもの

iPhone

SONY
のモバイルPC

デジタルカメラ、ビデオカメラ、電子辞書、Kindle

衣料品など、手荷物の範囲で・・・

3.他はすべて処分する


よって、全財産はバック一個のみ
日本撤退準備)

1.絵画は田舎へ送る(形見)

2.家電リサイクル法製品

メーカーに引き取ってもらう

テレビ・ビデオ・PCSONY

冷蔵庫は三菱

洗濯機はシャープ

3.本、CDDVDなど

Book Offにまとめて引き取ってもらう

4.他は?

処分屋にすべて処分してもらう(携行品はバック1個か2個)


今回は絵画の運送以外は、運送屋は不要です・・・

よって、処分に手間取ることはない・・・









昔、ある出版社の編集者が・・・ 2年ほど前の話・・・


今では、出版社の意識も少しは変わったようだ・・・


おそらく、日本の出版社は情報の電子化に対して、後手、後手に回っているようだ・・・


日本株式会社、すべからく、検討や判断が遅い。よって、沈没しつつある・・・






Sent: Monday, June 02, 2008 9:25 AM
To: Aoyagi YoSuKe
Subject: Re:
翻訳本企画 - イルカ

確かに言った内容は間違っていませんが、
ブログに書くということは想定していませんでした。
書くのであれば部数的なこと採算分岐点の話などはしません。
それぞれの出版社の企業秘密にもかかわってくることですから。
予想部数を出すためには、アドバンス、印税、印刷、製本、
資材費、宣伝費など総経費から損益分岐点を算出し、
総印刷部数、予価定価を決める。
そんな過程をざっと経ています。
できれば書かないでいただきたいのですが。







イルカは海の中で、音波を常に発信しています。

その音を聞いて、仲間と連絡を取り合ったり、エサを探したりしています。

HAM(アマチュア無線をする人たち)は、電離層に向けて、電波を発信していました。

電離層で反射した電波がある範囲に届きます。

それを受けたHAMたちがまた電離層へ向けて電波を発信します。

合意のサインが出ると、11でコミュニケーションします。

海の世界と大気圏の世界・・・ 類似しています・・・

そして、海外と初めて交信した相手国は、モザンビークでした。

35年も前の中学時代のことです。先日、横浜のアフリカン・フェアに行ったとき、

モザンビークのブースがあったので、モザンビークの人に手短にその話をしました。

たぶん、相手はポルトガル人だったと思う、と。

青柳

それで、現在は、、、

ネットの海で、ものすごく多くの人が、言葉などを発信しています。

そして、コミュニケーションをしています。

スパムメールなどの雑音や出会い系サイトのようなトラップも潜んでいます・・・

その中で、紙の本は重要で堅実なオフラインの情報メディアだと思いますが。。。

青柳


どうも、日本の本のランキングシステムは、八百長があるのではないかと睨んでします。

追伸:

そろそろ、日本の出版業界からの撤退を検討しています。馬鹿馬鹿しいから・・・


日本では、どうでもいいような本が山ほど出版されていたりします。

また、ある大学の教授の本などは、「利権出版」としか考えられません。
20年前のどこかの教科書を盗用したような内容の無意味な本です。
ただし、有名な人を利用したりしています。
たぶん、この教授、20年以上、何の研究もしていないのではと思いました。

いろいろな意味で、日本の出版業界のひどさにはあきれました・・・ 

その一方で、業界は「出版不況」と口にしていますが・・・






 私は進化論について考えるとき、自身が無駄な行動を取らないように、必ず繁殖の(遺伝子の)伝達を考えて損得勘定をした。単純な進化のメカニズムから言えば、個体は自身が損をしないように繁殖しようとする。




グローバリズムの急速な進展で、損得勘定の方法が大きく変わった、先進国なので、グローバル標準を求められる。


このポイントが、大きくミスマッチしている・・・






まるで、日本のどこぞの村のようだと思いませんか? 世田谷村?

デナムはシャーク湾で最大の居住地だ。

分かった、シャーク湾が東京都、新宿には新宿サメがいる・・・

デナムが世田谷村、モンキー・マイアが下北部落だ・・・

なるほどな、そっくり、笑い


ヘラルド・バイトで三日日間のキャンプをした








奥多摩? 桧原村?

ボートは? 自動車か電車?





 デナムはシャーク湾で最大の居住地だ。美しいコキナ・シェルでできた新型の教会と、シャーク湾の驚異的な自然の魅力との新旧が対比している。教会はアルミの壁と、波型のブリキの屋根でできた四角い箱型の建物だが、壁や屋根は赤土に襲来されてさびている。そして、小さな囲いがあるだけの未舗装の広場に鎮座している。

 外から来た人を暖かくもてなし、文明から孤立せずに生活する地元民がいる一方で、外部のものに疑いの目を向けて、近寄らない地元民もいる。この小さな村は未開の貧しい居住地から、オーストラリアの主要観光地へと、十年で変貌を遂げた。

 住民がペットの持ち主に不平を言うことも多い。太ってしかめ面をした女が、ブルドッグを鎖につないで引いている。ダンディーな男が、非の打ち所なく振る舞って、凛としたアフガンハウンドを連れている。お高くとまった小柄な女が、派手な腕輪をして、髪を縮れ毛にして、プードルを引いている。同じようなアンバランスさが風景の中にも見える。そして、地元民はある種の特徴を持っている。皮膚は太陽と塩と風で鍛えられて、頑丈な革のように見える。それは、長年にわたり地元の空気を吸って、水を飲んだ結果だと思われる。赤土が毛穴から逆流して肌に入っているために、肌の色は赤みを帯びている。地元民は土地と同じく荒削りで、品が悪く見えることもある。でも、地元民を少しばかり注意して見てごらんなさい、魅力的な研究になると思いますよ。

 均一的な他の町の住民と比べると、シャーク湾の住民は、容姿、性格、経験、技術、行儀など多種多様だ。彼らはぜいたくに慣れていなくて、最新の技術や娯楽に触れずに育った。その代わりに自分自身の知恵や技術を頼りにして、天気の悪さに負けずに舟を操り、赤土のデコボコのわだちを車で走る。魚をたくさん捕って加工し、舟のモーターのつけ外しをし、自分で家を建てる。最近では、観光客の世話もレパートリーに入れている。文明から隔離したこの村を訪れる客の世話をして、車のパンクやエンジンの修理、道案内、水の補給などもする。彼らが、開発や変化についていくのは簡単ではないが、古くから続いている豊かな歴史の中で、その瞬間に生きているだけのことだろう。

 デビーと人間ニッキーと私は、ヘラルド・バイトで三日日間のキャンプをした。キャンプが終わるころには、平均的なヨーロッパ人なら大丈夫な程度に日焼けをした。荷物をいやいやながらボートに積み込み、高潮のときに浅瀬を出た。私は声も出さずに黙って、モンキー・マイアへ向けてボートを操縦した。ショックを受けないように、ゆっくりと文明世界へ戻る。開放水域を越えるのは今や難しくなくて、知恵と能力が高まって、自信もわいた。私たちはシャーク湾と同調して、ハミングしている感じで、すべてがうまくいった。ローズ岬を回ると、イルカの群れに出会った。それは、ラッキー、ポインター、ローデント、二頭の見知らぬ若いオスだった。イルカたちは、へさきに乗って、あいさつして離れていった。

 この場所が私に深く影響を及ぼしていることを実感した。イルカ、光と色の輝き、絶え間なく吹く風、砂、水面に反射する太陽のきらめき、馴染みになった鳥の歌などのすべてが、私の中に浸透して定着した。レッド・クリフ湾に入ると、ニッキーとパックとクルックドフィンに出会う。

 イルカたちはへさきに乗って、キャンプへ水先案内をした。

ただいま!




やはり・・・ 時間が止まっていたようだ・・・ 戦後、60年・・・






訳者あとがき(素案)

翻訳家の仙名紀さんがブログにアップしたイルカ本。面白そうだったので、翻訳してみたいと手を上げた。出版社との出会い系サイトに翻訳企画を掲載したが、半年たっても音沙汰なし。あきらめようかと迷っているときに、北沢の飲み屋で女の子たちが話しているのを見ていて、女の子たちが「イルカ」に見えた翻訳作業は下北沢近辺のイルカ娘や、イルカ男たちと飲みながら進めたが、世田谷・池ノ上のジャズバーMのママPさんや、従業員のKちゃんのお世話になった。また、下北沢の沖縄バーNのママKさんや、従業員のAちゃん、Mちゃんのお世話になりっぱなし。うるさい酔っ払いイルカ男のお相手、どうもありがとうございました。その他にも、池ノ上や下北沢のたくさんの方々と楽しくやりながらの翻訳作業でした。まるで、下北沢近辺がオーストラリアのモンキー・マイアのように感じることもありました。だって、イルカ娘やイルカ男がたくさんいるんだもの。

翻訳家の仙名先生は厳しい方で、コツしか教えてくれません。しかも、暗号のようなものが多いです。たとえば、翻訳ツールとして、編み物の道具などを推薦してくれます。お世話になりました。

そして最後に、この素晴らしい本の原作者、
レイチェルさん、カンパイ!

                       本のクリエイター 青柳洋介



 イルカはかしこいのか?

 私はUCSCに戻り、ボブ・トリバーが担当している社会的行動の進化に関する卒業セミナーを受けた。ボブは動物行動学(人も含む)の重要な理論もいくつか担当している。ボブは、ささいなことから高度なことまで、生物学の幅広い知識を使って講義をした。私は講義に集中したが、座ったままで話を追うしかなかった。ボブの斬新な話を聞くと、意識が拡大する気がする。論文「相互利他主義の進化」を読んだときに、私の人生を変えるひらめきが浮かんだ。私は進化論をかなり理解できるようになり、急にアリやミツバチやスズメバチなどの行動が見えるようになり、人に対してもその感覚が持てるようになった。

 骨や石などの化石の記録を無視できない人は進化論を信じる。化石の数は多くはないが、化石には生き物の形跡がたくさん残っていて、化石を見れば種の進化の過程が手に取るように分かる。古い形態から別の形態へ、まったく異なる現在の形態へと変化していく様子が分かる。

 約六千万年前、牛、カバなどの二本の蹄を持つ生き物の祖先が海に戻り始めた。水中に住む新たな生き物は、アライグマやカワウソに似ていたが、初めは浅瀬でエサを漁っていて、泳ぎもうまくなかった。そして、水中深く潜って、水中に住む生き物になり、鼻孔は頭頂へ移っていった。つまり、イルカの噴気孔がある場所に鼻孔が移って、水面で呼吸しやすくなった。耳も水中で音を聞きやすいように変化して、目も水中で見やすいように順応した。後ろ足はだんだん消えていって、魚雷型の強靭な尾ビレに進化し、前足は胸ビレに変化した。皮膚は体毛が消えて水にさらされ続けても大丈夫なように変化した。体の形態や生理機能のすべてが劇的に変化して、海で生きる難題に適応した。

 この変化は少しずつ起きた。意図的な計画も目標もなかったが、数え切れない世代を経て海洋環境に順応していった。まず、少しの変異が古代のクジラに現れて、その子孫に受け継がれた。進化生物学の観点からは、個体は生活に順応すればするほど、子孫を多く残せる。さらに多くの個体が次世代には遺伝子と特性を子孫に伝える。ダーウィンに始まる生物学者は、このように段階的に変化する過程を「自然淘汰」と呼んだ。

 淘汰説は単純に思えるが、大きな影響をもたらした。繁殖が成功する度合いによって、進化が「伝達する割合」が決まることがとくに重要である。繁殖が成功すれば(他の種よりも多く良くという意味で)、その種は将来の代表的な種になれる。繁殖できなければ種の将来に何ら貢献できない。

 私は最終的に、淘汰説から繁殖という黙示を受けた。すべての動物の行動と、生物学上の決定的な特性は繁殖にある。当時、私は自身の繁殖には興味がなかった。大学の身近な人たちも、繁殖に関してほとんど話さなかったし、将来のことを考えて、繁殖して遺伝的に優位になろうとは思っていなかった。

 生き物は進化のメカニズムなど知る必要はない。クモは巣を作る理由を知らないが、とにかく巣を作り、しかも上手に作る。そのクモの祖先が上手に巣を作ったので、そのクモは他のクモより繁栄した。生き物は繁殖が重要だと、無意識に感じて繁殖したいと望むが、実際には、生き物は繁殖と無関係に思える細かいことに捉われて行動を決めている。最近の研究によれば、個々の生き物は、無関係に思える深い意識に大きく影響されながら、種の将来の道筋を決める行動を取ることが分かった。

 私は進化論について考えるとき、自身が無駄な行動を取らないように、必ず繁殖の(遺伝子の)伝達を考えて損得勘定をした。単純な進化のメカニズムから言えば、個体は自身が損をしないように繁殖しようとする。

 すべての食物を他へ与える寛大な動物は、餓死するか子孫を残せない。そのため、寛大な行動を取らせる遺伝子は絶滅するしかない。他方、できるかぎり食物に群がり自身を肥育して、子孫にも充分な食物を与えて、まさかのときに備えて食物を蓄える動物は、寛大な競争相手に比べて、子孫を多く残せる。食物に群がらせる遺伝子は生き延びる。だからこそ、寛大な行動にはいささか驚くし、出くわすこともめったない。

 進化の論理は人類のモラル・スタンダードにとって、必ずしも「喜ぶべきこと」ではない。遺伝子と、遺伝子がさらされる環境の下で、生き物は複雑に絡み合っている。生き物は必ずしも合理的には行動しないし、整然とも行動しない。人類のすばらしい点は、歴史や遺伝子に束縛されないことだ。戦争、窃盗、幼児殺害などの醜い利己的な行動も取るが、同時に友情や、寛大さや、愛や、知能などに基づく偉大な利他的な行動も取る。つまり、繁殖と矛盾した行動を取る。自然淘汰は根源的で無慈悲であるが、同時に卓越してエレガントでもある。

 私は、イルカとイルカの知能に関して斬新な疑問がわき、新たな進化の要因を発見した。人以外の動物では、イルカがもっとも大きな脳を持つ(体の大きさに対する脳の大きさの比)。脳が大きければ、きわだった特徴が現われる。脳は高度な組織からなるので、カロリーをたくさん消費する。しかし、大きく高度な脳の利点は大きい。脳は単に

「燃費の悪い大型車」

ではない。

脳の利点が何であるか、どのような環境下であれば、利点がコストを超えるかが重要な点だ。イルカの脳と人の脳との差は、生理学的に重要だ。大脳皮質によって抽象的な思考や推論ができる。大脳皮質は

「脳の高位の処理」

と関連があり、意識の礎とも考えられる。

大脳皮質は人の脳の中で、もっとも新しい組織であり、革新的に進化した。約百万年前、人の祖先の頭蓋骨は急に大きくなったが、頭蓋骨と大脳皮質が同時に大きくなったのは明らかだ。人類が知的に行動して、精巧な道具、芸術、文明、文化などを生むにしたがって、大脳皮質も大きくなった。

 イルカの大脳皮質は大きいが、人のものと比べれば薄い。大脳皮質を形作るニューロンは、イルカと人とでは様態が異なるので、イルカがどのように考えて感じるかをニューロンから断定するのは難しい。

人と同じように推論する力を持っているか?
死に関して知覚できるか?
正邪と公正と罪に関して考えられるか?
海のことを人に教えてくれるか?
イルカ同士でどのように感じあっているか?
人に関して何か考えているか?

 イルカの脳は大きいが、人の脳とはかなり異なるので、イルカの行動は簡単には理解できない。よく耳にするイルカの話は、「イルカはどれくらい賢いのか」だ。でも、この質問は、人の脳で起きていることを解明するのと同じく難しい。人は自身のことを賢いと考えているので、「イルカも人と変らないくらい賢いのか」という疑問を持つ。その議論を何故やめないのか、何故イルカと人を比較するのか。人は自分は愚かだと言うし、賢さの基準も明確ではない。

 生物学者や心理学者は、知能とは何かを考えて苦しむ。生き物を観察して、実験して比較すると、必ず、

「どれほど賢いのか」

と尋ねられて、

「どのくらい賢いのだろうか」

という疑問につねに悩まされる。

 動物の知能の研究者は、動物の種類によって学習できることが異なることに、着目しなければならない。どんな動物であっても、学習できることと、学習できないことがある。何を学習できるかが、賢さの本質かもしれないが、それは外部環境によって決まるのかもしれない。動物によっては、複雑な技能も獲得するが、それも条件が整った場合に限られる。

 ジョン・ガルシアはラットを使った古典的な実験で、ラットが特殊な技能を学習する例を示した。ガルシアは、動物が嫌な味をどのように学習するかに興味を持っていた。ラットに吐き気をもようす味を覚えさせると、ラットはその味をすぐに避けるようになるし、いったん吐き気を覚えると、長い間その味を忘れなかった。ラットがある音を聞くと、電気ショックで嫌な皮膚感覚を起こす実験もした。電気ショックと味を結びつけることは、ラットにとって難しいことが分かった。ラットのような動物は、味と吐き気は簡単に結びつけられるが、味と皮膚への刺激は簡単には結びつけられないことが分かった。自然環境下では、危険な食物を味覚で見分けなければならないので、この実験結果は道理にかなっている。刺激の関連性や動物の生態によって、動物がふたつの刺激を結びつけられるかが決まる。もしも、動物の知能を適切に調べたいならば、動物の自然史をよく把握しなければならない。種によって自然史は異なるので、一般的な方法だけで動物を比較するのは難しい。

 イルカの知能を調べる場合に、イルカの脳を解剖して、脳の使い方を推察するよりも、実際にイルカの行動を観察するほうが良い。室内で「イルカの賢さ」を調べる方法を検討して研究もできるが、最終的にはイルカの行動と生態を海で観察しなければならない。海こそ、イルカが数百万年かけて脳を進化させた場所だからだ。そして、イルカは今も海で生きている。

 イルカが野生の中で脳をどのように使うかを調べれば、イルカから学べることが分かる。調べていく過程で、人の知能についても、何かが分かるかもしれない。イルカは計り知れないほど貴重な機会を与えてくれる。イルカと人とはかなり異なるが、イルカも人と同じように脳を巨大化させた。イルカと人を比べるときには、両者の脳が大きいことに着眼すべきだ。そして、次のような疑問がわく。

大きな脳は何の役に立つか?
どのような環境下で大きな脳に進化するか? 
脳の大きさと知能との関係は何か? 

イルカと人はまったく違う世界に生きている。無関係な二種の生き物が、
大きな脳と知能を同じように進化させた原因は何なのか?

イルカと人は関係が少ない生態系で進化したが、
それぞれ独自に生態系に適応する難題に立ち向かったのだろうか?

 イルカは食物を探しながら、肉食獣から逃れようと動きまわっている。このように、社会への適応の仕方も人と似ているので、ここに何らかの答えがあるはずだ

 私はイルカの知能と、動物全般の知能の進化に興味を持っている。たまたま出会った人たちから聞いた二、三の話がきっかけとなり、私はイルカを慕うようになった。それらの話がもとで、イルカと面と向かって触れ合うようになった。

 あるとき、私はポート・エリザベス水族館の大きな水槽で飼育されていた赤ん坊イルカに強い印象を受けた。赤ん坊イルカ、母、仲間たちを見たことがきっかけで、イルカの行動を詳しく観察しようと決心した。ある日、研究者が水槽のガラス窓のそばに座って、タバコを吸っていた。赤ん坊イルカが窓に近づいてきて、立ち昇るタバコの煙を興味深げにながめていた。煙がガラスに沿って立ち上ると、赤ん坊イルカは意識的に煙の後を追った。赤ん坊イルカは母のそばに戻って少しだけ乳を吸い、水槽の窓のところに戻ってきて、口の端から乳のしずくを吐き出した。それは、まるでタバコの煙が立ち上るかのように、ガラスに沿って昇っていった。

 私はこの例を見て、また他の話も聞いて、イルカの創造性と知能に興味を持った。そして、イルカの世界へと旅立ち、十五年以上にわたって野生のイルカを観察した。その間に研究仲間と協力して、イルカに対する考え方や、知能の定義の仕方などについて、常識を大きく変える発見もしたし、他の生き物にも親近感が増すような発見もした。

 個人的な話だが、イルカの世界への旅によって、イルカだけではなく、私自身や人のことも学んだ。キラキラする水面下で、イルカが動きまわるのをじっと見ていると、急に目の焦点が深くなっていき、イルカが泳いでいる姿が、まるで自分自身のように見えてしまう。

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The Definition Of Art Harbour Blog



The Definition Of Art Harbour


Virtual International Trade Harbours Of Art


Opening Anniversary Date: December 1, 2006

Language: Multi Language


Each harbour can export the works toward the virtual world.

People and organization can import the works from all over the world.


Now,Item: Works on Art Activities that are expressed with Photos and Explanations etc.

Export Method: Each Harbour put the Works onto this blog

Import Method: People and Organizations accsess this blog

Order Method: People and Organizations put some comments about the Works onto this blog.


In the future, we will need transportation including trains,airplanes,ships, cars, buses etc.

in order to export and import people, goods etc. ?


Art Harbour


アート・ハーバーとは


アートのバーチャル国際貿易港


開港記念日:2006年12月1日

言語:マルチ言語


各港は、バーチャルな世界へ向けて、作品を輸出できる

人や組織などは、バーチャルな世界から、作品を輸入できる


現時点輸出品目: アートに関する活動などを「写真と文などで表現した作品」

輸出方法: 各港で作品をこのブログに書き込むことで、輸出したものとみなす

輸入方法: 人や組織が作品をこのブログで参照することで、輸入したものとみなす

注文方法: 感想などをコメントに入れることで、注文したものとみなす


将来、、、列車、飛行機、船、車、バスなどを利用して、リアルな人や物が輸出入できる?


アート・ハーバー

Multi Language

現時点では?


ブログは日本語ベース


Google Translatorで、各国語へ、変換




そして、現場で、リアルなコミュニケーションは?


英語ベースで、現地語がお愛想・・・


こんな感じかな?


Aoyagi YoSuKe

Art HarbOur


The Gaiaと各ハブは?


英語がベースで、Google Translatorで、各国語へ・・・

Copyright and Responsibility of AH Shimokitazawa blog



Copyright:


Each manager or each member of Each AH Local must independently handle Copyright.


Each may insist on Copyright or discard Copyright independently.


Copyright depends on each manager or each member.


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must independently have the resposibility on the posted works.

Art Harbour Shimokitazawa


コピーライト:

各アート・ハーバーのマネージャーまたはメンバーは

各々でコピーライトの取り扱いをしなければならない。

コピーライトを主張するか破棄するかは各々に任される。


責任:


各アート・ハーバーのマネージャーまたはメンバーは

各々が投稿した作品に関して責任を持たなければならない。


アート・ハーバー 下北沢


Posting Rule - 掲載ルール




Introducing People, Works, Shops etc. related to Art Harbour as a spot ad.


As a general rule, the details such as map, price should be in the Official Sites related to the ad.

Each ad may contain the Official Sites' URL related to the ad.


Restriction: The Number of Photos is within 6(basically 3). about 640x480 pixel


Ad Size: Within about 2 standard printing papers.


Example: Spot ad. , Flyer, Live Report, Poem, Short Story, Illustraltion, Photo, Paintings etc.


Art Harbour Shimokitazawa



アート・ハーバーに関連した人、作品、店などをスポット広告として紹介する。


原則として、地図や価格などの詳細は広告に関連したオフィシャル・サイトに掲載する。


各広告には関連オフィシャル・サイトのURLを掲載しても良い。


制限:写真など6枚以内(基本は3枚) 1枚に付き640×480ピクセル程度


サイズ:標準プリント用紙(A4)約2枚以内


例:スポット広告、フライヤー、ライブの報告、詩、イラスト、絵など



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