海に行きたいな～～～＠放射能汚染が・・・

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仕方ない、マーガレットの部屋を覗こう＠覗き魔、穴狙いの寺山修司

http://www.webdice.jp/dice/detail/1474/

寺山修司映像作品上映、天井棧敷ポスター展示を同時開催「TERAYAMA WORLD 2009 IN SHIBUYA」

幻想的でカルトな24本の映像作品、貴重な演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術が一挙公開される大規模イベント

『トマトケチャッフ皇帝』（1971）

天井棧敷を主宰していた寺山修司の27回忌を迎える今年、「TERAYAMA WORLD 2009 IN SHIBUYA」として、寺山修司の長編・実験映画・関連作品24本を網羅した『寺山修司◎映像詩展2009』と、天井棧敷の公演ポスター展示『寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展―演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌―』が、2会場にわかれて4月25日より開催される。

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寺山の魅力のひとつに、一瞬のうちに虜にされてしまう幻想的でカルトな映像作品が多数ある。「一歳　初めての映画　あけた瞼のあいだからさしこむ剃刀の刃のような光　太陽は私を射る最初の映写機だった」と記述している寺山修司にとって、映画は演劇と同じ重さを持つ表現分野であった。1960年に作られた『猫学Catllogy』以来、寺山修司の実験映画は、そのどれもが「映画は世界を網膜の中に灼きつけるのではなく、網膜から『世界をひきずり出す』のである」と宣言する、独特の危険な仕掛けに満ちている。

『田園に死す』（1971）　撮影：佐木信夫

また、長編映画『書を捨てよ町へ出よう』のラストで、何も映っていない白味のフィルムを映写し、「われわれの作る部分は終わったのだから、このあとは観客である諸君に作ってもらいたい」と投げかけた問いに対して、現在の観客に答えは出せるのだろうか？　『ローラ』では客席から立ち上がった男が実際にスクリーンに飛び込み、『審判』では、観客の打ち込む釘で埋め尽くされるスクリーン。寺山は絶えずスクリーンの意味を問い、映像は観客を挑発しつづける。

『一寸法師を記述する試み』（1977）

寺山修司の映像作品はカンヌ映画祭、ベルリン映画祭、エジンバラ映画祭を始め海外の主な映画祭に招待され数々の賞を受賞。幻想とエロチシズムに満ちた映像作品、イメージの錬金術、虚構と現実の地平線に築き上げられた寺山修司の絢爛たる王国…寺山修司の全貌をユ－ロスペースで一挙上映する。期間中は、一青窈、三上寛、森山大道、渚ようこ、宇野亜喜良など豪華ゲストによるトークやミニライブがおこなわれる予定。

『蝶服記』（1974）

ポスターハリスギャラリーでおこなわれる『寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展』では、60年代から80年代半ばにかけて、世界を駆け抜けて活躍した「演劇実験室◎天井棧敷」の演劇公演ポスター約40点を展示する。横尾忠則、粟津潔、宇野亜喜良などの一流のアーティストが手掛け、単なる公演告知のポスターの枠を越え、日本が熱く燃えた時代を鋭く切り取り、それらのポスター自体が発するメッセージは時代を越え今も輝き続けている。これらは現在美術的評価も高く、当時公演用に限られた数しか製作されなかったため現存する枚数は僅か。今回、現存する演劇公演の全てのポスターと演劇関連資料、また寺山修司の全著作物(生前)も一挙公開する。

左より『天井棧敷』定期会員募集ポスター（1967）横尾忠則、『書を捨てよ！町へ出よう！』（1969）及川正通

左より『毛皮のマリー』フランクフルト公演版（1969）宇野亜喜良、『犬神』フランクフルト公演版ポスター（1969）粟津潔

シュールでアヴァンギャルドな映像作品と、舞台が蘇ってくるようなポスター・宣伝美術を、ＧＷの期間にゆっくり堪能してみよう。