ヘイロー効果に対して、AI効果、人工知能、Artificial Intelligence
Googleが流してくるYouTube映像は、AIが多い・・・
参考)
○サラリーマン時代の経歴は?
2.職歴
1981年4月 某電機メーカー 入社
2001年11月 同上 退社
●テーマ:System on globe
ネットワークシステムの開発(1981年から1984年)
・ ハードウェアの導入・接続など(IBM大型汎用機、DECミニコン、沖パソコン)
・ ネットワークの選定・試験・加入など(NTT公衆電話網、KDDパケット交換網VENUS-P)
・ ソフトウェアの開発(仮想端末ソフト、ファイル転送ソフト)
・ ネットワークシステムの試験・評価(国内―数箇所、海外―独、米)
・ 国内および海外の支社、取引先に設置した沖のPCから、東京にあるIBM汎用機 上でシミュレーションのオンライン実行を可能にした。
●テーマ:System on floor
並列推論計算システムの研究(1984年から1987年)
(通産省プロジェクト 第5世代コンピュータ技術開発機構との共同研究に参加)
・ 人工知能の研究
・ ハードウェア・OSの研究(並列推論マシン)
・ 推論言語の研究(逐次関数型言語、逐次論理型言語、並列論理型言語)
・ アプリケーションソフトの開発(レイアウトシステム-並列論理型言語)
・ システム構成の検討・評価(マシン構成、ネットワーク構成、ソフトウェア構成)
・ 第5世代コンピュータ技術開発機構へ開発したソフトなど一式を納品した。
●テーマ:System on chip
システム合成ツールなどの評価・導入(1987年から1998年)
(USのEDAベンダとの取引。Synopsys、Cadence、Mentorなど)
・ 記述言語によるシステム記述法の研究
・ システム合成ツールの評価(システム記述―記述言語、構成物の接続情報)
・ システム解析ツールの評価(システム記述―記述言語、解析結果)
・ システム構築ツールの評価(システム記述―状態遷移図、記述言語)
・ 設計者へ設計環境の提供、サポートを行った。
●テーマ:設計環境の管理・保守
設計環境の管理・保守(1998年から2001年)
・ 設計用WS・PCの管理・保守(SUNのUNIXマシン、Windows-PC)
・ 設計用ツールの管理・保守(ISO-9000に基づく)
・ アメリカのCADベンダー、Synopsys、Cadenceなどとの間で取り交わしたソフトウェア・メンテナンス契約
(FAM契約?包括的な契約です、総額10億円くらい?)の担当。もちろん、社長決裁の案件です。
2004年~2008年 翻訳業(個人事業主)
2009年~Creator(個人事業主)
○転身のための自己啓発は? つまり、自分への投資は?
TAC
・ 中小企業診断士講座 修了 2002年9月
翻訳学校 フェロー・アカデミー
・ 翻訳入門 修了(中村紀恵 先生 2003年12月)
・ 実務基礎 修了(佐藤佑子 先生 2004年3月)
・ 文芸基礎 修了(光野多恵子 先生 2004年3月)
・ コンピュータA 修了(池田豊司 先生 2004年6月)
・ テクニカル英訳B 修了(長谷川至誠 先生 2004年9月)
・ コンピュータゼミ 修了(佐藤洋一 先生 2005年2月)
・ ノンフィクション 修了(仙名紀 先生 2005年2月)
・ メディカル 修了(小幡美恵子 先生 2005年9月)
株式会社アメリア・ネットワーク
・ ブックハンター養成講座 修了 2005年7月
○調査研究の方向性は? 2006年ころまでの話だったかな?
―読書
必要・興味があるものをランダムに読む。『脳・神経科学入門』 森岡周 共同医書出版社、『宇宙起源をめぐる140億年の旅』ニール・ドグラース・タイソン 早川書房、”The History Of Money” Jack Weatherford, Three River Press、『スティーブ・ジョブス』 ジェフリー・ヤング 東洋経済、『SYNC』 スティーブン・ストロガッツ 早川書房、『東京奇譚集』村上春樹 新潮社、『宮さまとの思い出』高円宮久子 産経新聞社、『叡知の海 宇宙』アーヴィン・ラズロ 日本教文社、『鳥への挨拶』ジャック・プレヴェール ぴあ、『ソロモンの指輪』コンラート・ローレンツ 早川書房、『脳のなかの幽霊、ふたたび』ラマチャンドラン 角川書店などを読んだ。
―音楽
ポピュラー音楽、クラシック音楽を聴く。ボブ・マーリィ、ボブ・ディラン、ニーナ・シモン、マイルス・デイビス、アントニオ・カルロス・ジョビンなどが好きだ。ジャズなどの歌詞を趣味で翻訳している。プレヴェールを知り、シャンソンもなかなかいいと感じている。ホルストの”The Planets”、ドボルザークの”From The New World”などを聴く。テクノ系などの新しいものもたまに聴いたりする。小さなジャズ・ライブのDVDの試作(訳詩など担当)に参加した。小さなジャズ・ライブを企画し2006年3月5日に開催した。最近は、バーブラ・ストライザンド、セルジオ・メンデス、アシャなどをよく聞いている。
―美術
ゴッホ展、ギュスターブ・モロー展、アキノイサム展などを見た。岡本太郎の「明日の神話」の展示を見た。「肉質浮世絵展」、「ペルジーノ」なども見た。イタリアのフィレンチェで「ヴィーナスの誕生」なども見たことがある。
―映画
ロッテ・ライニガーの世界初のアニメを見た。アイスランド映画祭でフレドリクソンの映画を初めて見た。アラブ映画祭で「イラク、わが故郷」を見た。スタジオ・ジブリの「王と鳥」、「ゲド戦記」を見た。原作:小川洋子、監督・脚本:ディアーヌ・ベルトランの「薬指の標本」を見た。アメリカの20世紀の巨人のひとりであるルイス・カーンの伝記映画「マイ・アーキテクト」は感動的だった。ゴダールの「ヌーヴェルヴァーグ」、ウディ・アレンの「セレブリティ」、ヴィム・ベンダースの「ランド・オブ・プレンティ」も面白かった。チャップリンの映画も好きだ。
―観劇など
東京乾電池30周年記念公演の「夏の夜の夢」、坂口安吾の「桜の森の満開の下」、ロベール・ルパージュの「アンデルセン・プロジェクト」などを見た。ロシアのバイオリニスト「アナスタシア」は踊るバイオリニストという感じだった。ナターリア・ウシャコワの「サロメ」は初めて見たオペラ、面白かった。ウイーンフィルなどが演奏したストラヴィンスキーの「春の祭典」は作曲のすごさに驚いた。
―TV
NHKの「地球大進化」「大自然スペシャル進化の島ガラパゴス」「世界遺産シリーズ」「プラネットアース」などのドキュメンタリーを面白いと感じる。
―セミナーなどへの参加
bauhaus dessau und burg giebichenstein halle FORM_RAUM_IDEEのオープン・セミナーに参加した。村上春樹シンポジウムー翻訳論に参加した。ダ・ヴィンチ・コードの翻訳者・越前敏弥の公開講座に参加した。
―ボランティア活動
Urban Typhoon Simokitazawa 2006に出席し、公立はこだて未来大学の講師と知り合い、Art Harbourという活動を行なっている(町おこしのようなもの?)
―その他
今は特定のスポーツはしてないが、できる限り歩くようにしている。渋谷へ行くときやスーパーへ買い物に行くときなどは、基本的に歩くようにしている。できる限り料理などもするようにしている。
一般的に、ルールベースのシステム(プロダクションシステム)は、次のような構成要素からなっています。
1. ルール
2. ワーキングメモリ
3. 推論エンジン
ルールベースの実行は、ワーキングメモリに記述されたデータに対して、そのデータとマッチする「もし~であったら」部分を持ったルールを推論エンジンが探 し出し、マッチしたルールに書かれている「~をする」部分の記述にしたがって、ワーキングメモリに新たにデータを書き込むなり、消去するなり、メッセージ を表示するなりして実行されます。これだけですと、一つのルールが実行されるだけですが、推論エンジンは、再び新たな(状態が多少変わったかもしれない) ワーキングメモリのデータに対して、マッチするルールを探してルールを実行していきます。こうしてマッチするルールがなくなった時点でプログラムの実行が 終了します。
(正確に言うと、これは「前向き推論」の場合の推論エンジンの説明)。
この実行方法について、ワーキングメモリに書かれたデータとルールとのマッチングから、ルールの実行までのサイクルのことを認知実行サイクルといいます。
上にすでに書いたように、ルールベースの実行の方法- 認知実行サイクル-では、まず、 ワーキングメモリに書かれた情報と、ルールの if 部分(条件部)と照合がなされます。 ここでマッチしたワーキングメモリとルールとの組が、実行の候補となって候補リスト(「アジェンダ」と呼ぶ)にあがってきます。次に、その候補の中から、ある決まった「戦略」にし たがって選択され(競合解消)、実行されます。このサイクルの繰り返しで次々にプログラムの実行が進んで行き、ワーキングメモリの内容とルールの if 部分とでマッチするものがなくなったときにプログラムの実行が終了することとなります。
(「戦略」については、別途項をあらためて説明します)
営業現場の「見える化」を実現
iPadの可能性は、シニア端末としての活用だけではない。営業現場を一変させるだろう。営業担当者はプレゼンテーションソフトを使ったセールス活動から、営業を受ける側にとってはこれまでのつい眠くなってしまうプレゼンテーションから、解放されるかもしれない。解放されるかもしれない。営業資料そのものの作り込みを変えていく必要がある。
ほんの数カ月先の営業現場では、次のようなシーンが垣間見れるようになることだろう。営業担当者は、テーブルの上にiPad端末を置く。まず、iPadという新たなガジェットを使わせてあげるということで、最初のアイスブレークは間違いなく成功する。続いて、「ではここを触れてみてください」と声をかけて、自社製品を宣伝する営業資料アプリを立ち上がらせる。「気になるところは、どんどん触れてみてください」。顧客はついつい気になるところに触れてしまう。直感的に。そうすると、触れた部分に関する宣伝文句をiPadが話し出す。
営業というものが、営業マンが自社製品の良さをアピールするプレゼンテーションから、顧客のほうから気になるところをどんどんと触れ、勝手に内容を理解していく。そういうスタイルへと変わる。そんな場面に出くわすこともありえないことではない。
ひとしきり「さわり」終えたところで、画面に4つのボタンが現れる。「今すぐに購入を決める」、「社内で前向きに検討する」、「今はこちらの商品を購入するタイミングではない」、そして「こちらの商品は残念ながらお客様のニーズには答えていない」。
この画面が出たところで、営業担当者は「いかがでしょうか?」とまた声をかけるのである。
さて、ここまで来たところで、読者の皆さんはお気づきだろう。こうした営業が繰り返されてくると、次の情報が蓄積されるようになる。しかも自動的に。この商品の営業資料アプリのどこを顧客が触れたのか。どの順番で触れたのか。どの説明を長く聞いたのか。または聞いていないのか。そうした顧客の関心事項と、それに触発された「指の行動」というログデータが蓄積されることとなる。最後の購入意向とともに――。
今、様々なSFA(Sales Force Automation:営業支援システム)が存在する。営業担当者の営業力というものを底上げするために用いられている場合が多い。ところが、営業現場で何が起こっているのかを、データとして吸い上げるのは難しい。しかし、iPadを活用して上記のような営業資料アプリを作成することで、顧客の現場での「生の反応」というものを蓄積できる可能性を持っているのである。今まで見えていなかったデータの「見える化」が可能となる。新たなビジネスチャンスがここにある。
ただし、1点気をつける必要がある。カフェテリアなどの外で営業活動を行う場合である。太陽の下で、テーブルに置かれたiPad。光の反射具合で、少し見えにくい場合もあるだろう。iPadを15度ほど傾けて置くスタンドを営業担当者は持ち歩かねばならないだろう。
4.阿智王の印
不確実性の時代、フォーワード・リーズニングに切り替える・・・
今は刹那、生きている。未来は創造、新しく創る・・・
中国・霊帝の末裔、右三つ巴+ダビデの星+左三つ巴
右三つ巴 武
ダビデの星 王の中の王?
左三つ巴 文
A business that makes nothing but money is a poor kind of business.
-Henry Ford
金しか作らないビジネスは不毛な類のビジネスだ
- ヘンリー・フォード
金しか作らないビジネスは「あだ花」を咲かして枯れるのみ
- 青柳洋介
阿智王
米アップルの新型情報端末「iPad」が日本に上陸した。その大きな存在感は、薄く軽く独創的な見た目ばかりではない。映像や書籍、広告、ゲームなどのコンテンツの概念を覆し、人々の生活やビジネススタイルを大きく変える可能性を秘めている。
その“破壊力”をお伝えするために、日経ビジネスでは2010年5月31日号で「iPad上陸」と題した特集を企画し、日米で起きている「破壊と創造」の現場をリポートした。日経ビジネスオンラインでは、米国で4月に発売されたiPadを出版業界の「中の人」が約1カ月使い、当事者と消費者の両方の視点から分かったことをお伝えしたい。
今年1月28日の午前3時。米国で始まったアップルのスペシャルイベントの壇上に、ジーンズと黒い長袖Tシャツ姿のスティーブ・ジョブズCEOが登場し、いつもの調子でプレゼンテーションを始める――。
その様子をリアルタイムに伝えるオンライン中継やブログなどの画面を、私はかじかんだ手を温めながら食い入るように見ていた。アップルが発売すると噂されていたタブレット型端末の発表を、今か今かと待ちわびていたのだ。
米国版を4月に買ってしまった
そこに登場したのが「iPad」だった。その衝撃と言ったらない。いかにもアップルらしい洗練されたデザインと、iPhoneと比べてキビキビとした操作感。そして、電子書籍の配信サービス「iBookstore」や、指でめくって電子書籍を読めるアプリ「iBooks」。ジョブズCEOがプレゼンで紹介していたiPadは、見るからに魅力的な端末だった。
そのiPadを、米国で4月に発売されるなり買ってしまった。最初は日本でも1カ月待てば買えるから待とう、と思っていたが、米国での発売後のレビューを見ていて待ちきれなくなり、米国で買って送ってもらうことにした。もちろん自腹である。
ここで最初に、なぜiPadを購入したのかを説明しておきたい。それはiPadが、メディアのパラダイムシフトを加速させる新しい端末だと感じたからだ。
グーテンベルクが15世紀に活版印刷を実用化してから500年以上、本とは「紙の書籍」を指してきた。雑誌を作っている立場から見て、出版の定義が覆っていくという大変革の発火点が、まさにiPadの登場ではないかと感じたのだ。500年に一度というパラダイムシフトの瞬間を、いち早く体験しない手はない。
デジタル製品好きで新しいモノに目がないという個人的な理由もある。特にPDA(携帯情報端末)の類は過去に一通り試したほどで、90年代にはシャープの「ザウルス」は当然のことながら、先ごろ米ヒューレット・パッカードへの身売りが決まった米パームの「Palm Pilot」、そして知る人ぞ知る英国メーカーの「Psion(サイオン)」、アップルの「Newton MessagePad」まで日本語化して使っていた。
これらの製品が大切にしまってある我が家の「デジタル墓場」にiPadが放り込まれないことを祈りつつ、荷物の到着を待つことにした。
「動く」電子雑誌と電子絵本に驚き
ということで4月中旬、海を越えて我が家にiPadがやってきた。選んだのはメモリ容量が64GBのWi-Fi(無線LAN)モデル。Wi-Fiモデルを選んだのは、いち早く手に入れたいのと、外出先ではイーモバイルなどが出している「Pocket WiFi」のようなモバイルルーターを使えばいいという判断があったからだ。
思った以上に小振りな箱を開ける。すると、おもむろにiPadが現れて「おーっ」と声を上げてしまう。iPhoneの時と同じように、こういった演出がアップルはうまい。驚くのもそこそこに、さっそく電源を入れて使ってみる。
その操作性はiPhone譲りで、動作スピードも速く極めて快適だ。大きな画面に表示されるキーボードは、パソコン並みとは言えないが打ちやすい。簡単な文章を書いたり、メールやTwitterを読み書きするには最適な端末だと言える。ただ、机に置いて使うと画面に照明が予想以上に映り込む。机とiPadとの間に、iPhoneやペンなどを挟んでやると、ちょうどいい角度になって書きやすい。
ふんだんに動画を取り込んだTIME
一通り操作感を確かめたところで、まずは最大の特徴と思われる電子書籍を試してみた。真っ先にダウンロードしたのは米タイム社の週刊誌「TIME」のアプリ。同業として最も気になっていたものだ。
TIMEのアプリを起動して驚いたのは、ふんだんに動画を盛り込んでいることだ。iPadの向きを縦横に変えると最適なレイアウトになり、写真の見せ方が変わる。液晶が高精細なこともあり、思った以上に写真が美しく見える。著名人へのインタビューも一部を動画で収録している。iPad本体を縦にすると写真を配したインタビュー記事が表示され、横に倒すと動画が流れるといった具合だ。
「TIME」のコンテンツの一部。本体の向きによって表示が異なる
コンテンツ制作には相当に手間をかけているに違いない。求められるスキルも異なってくるだろう。制作費を回収できるのか、という余計な心配をしてしまうところだが、こればかりは素直に驚くしかない。ちょうど90年代前半にマルチメディアブームが到来し、CD-ROMを使ったコンテンツが大流行したことを思い出した。“紙媒体”の表現の幅は、iPadの登場によって飛躍的に広がっていくはずだ。
「Alice for the iPad」の一場面。懐中時計がiPadの傾きに合わせてゆらゆらと揺れる。
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そして広告。縦表示では雑誌のような静止画の広告だが、iPadを横にするとCMの動画が流れる。外部のサイトと連動したり、ミニゲームで消費者に遊んでもらうといった体験も可能だろう。広告のあり方が大きく変わっていくことになると実感した。
続いて試したのは絵本だ。「Alice for the iPad(不思議の国のアリス)」と「Toy Story Read-Along(トイストーリー)」の2本を試してみる。どちらも、いわば動く絵本だ。アリスでは、ぶら下がった懐中時計が本体の傾きに合わせてゆらゆらと動き、「私を飲んで」と書かれた小瓶が上から落ちてくる。英語の文章を読まなくても、本体を傾けて動かしているだけで楽しく、ワクワクする。
トイストーリーに至っては、アニメのセル画を重ねて動かしたような表現で、絵に奥行きを感じさせてくれる。文章の朗読機能もあるので、世のお母さん方が子供が寝つくまで読み聞かせする、といった必要すらなくなるのかもしれない。
正直に言って、絵本が動くだけでこれだけ楽しくなるのかと驚いた。親戚の子にiPadを渡したら、指でページをめくったり塗り絵をしたりして遊んでいた。特に5歳未満の幼児には、動いて遊べる絵本の訴求力はかなりのものだろう。もしかしたら、将来の絵本はすべてこうなってしまうのかもしれない…とすら思った。出版業界において、「5歳児マーケット」は確実に広がっていくに違いない。
「Toy Story Read-Along」の塗り絵機能(右)。親戚の子供が夢中になって遊んでいた
さて、さんざん遊び倒してみて気になるのがバッテリーだ。公称は最長10時間だが、限りなくそれに近い印象を受けた。4月にiPadを分解した時にも分かったのだが、重量の半分を液晶とガラスが占め、内部空間の大半をバッテリーが占めている。(
参考記事)。
それだけ大きなバッテリーを積んでいるのだから、実質的に電池切れは気にしなくてもよさそうだ。実際、寝る前に充電さえしていれば、バッテリー切れを起こすことは1度もなかった。
本体の重さについては賛否両論あるところだろう。見た目の薄さから、持ってみて金属ボディならではの重量感を感じる人もいるだろうし、予想外に軽いと感じる人もいる。自分に関していえば、最初は後者の「軽い」派だった。
だが、実際に使ってみて意見が変わった。じっくりとインターネットのニュースサイトや電子書籍・電子雑誌を読むには、ちょっと重いという印象だ。膝や机の上にiPadを立てて置き、手で支えて使うというポジションが一番よさそうだ。将来的には第2世代、第3世代のiPadが登場して軽くなるだろうし、他社製の薄く軽い端末が出てくることも予想される。この点は、いずれ克服されるに違いない。
結局は「大きなiPhone」?
ここまで使ってみたところで、原点に戻って考えてみる。結局のところ、iPhoneと比べて何が違うのか。人によっては、そのiPhone似の見た目と本体の大きさを揶揄して「大きなiPhone」と言うだろう。iPadを耳に当てて、「もしもーし」なんて言う一発ギャグをかましたりするかもしれない。
だが、それでいいのだと思う。画面が大きいということは、視覚情報が増えて表現力が豊かになるということだ。つまり表示されるコンテンツに対して、それだけ受け手の印象や体験が変わってくる。既存のiPhone向けコンテンツを拡大表示して使ってみるだけでも、その意味するところが分かってくるだろう。
ましてやiPad専用に作り込まれたコンテンツであれば、紙の雑誌でも携帯電話でもパソコンでもない、まったく異なる豊かな表現力と双方向性を持つと言っていい。iPadが提案したとも言える新しいコンテンツ体験とは何か。次回はこの点についてリポートしたい。
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