法治システムの正常化＠日韓

日本は大林検事総長が辞任

韓国警察庁前長官　汚職で調べ

1月11日 0時33分 

韓国の検察当局は、韓国警察庁の前の長官が、在任中、警察内の人事を巡って業者から賄賂を受け取ったとする疑いを強め、１０日、前長官に出頭を求めて取り調べています。

収賄の疑いが持たれているのは、韓国警察のトップを務めたカン・ヒラク前警察庁長官です。カン前長官は１０日午後、ソウル地方検察庁に出頭し、待ち構えていた記者団の質問に「物議を醸して申し訳ない」と短く述べたあと、庁舎内に入っていきました。検察によりますと、カン前長官は在任中の去年、民間の給食業者から、この業者の事業に有利になるように警察幹部の人事を行うよう働きかけを受け、この業者から１億ウォン（日本円で７００万円）の賄賂を受け取った疑いが持たれているほか、この業者に捜査が及ぶと、逆におよそ３００万円を渡して海外に逃亡するよう指示した疑いがあるということです。検察は、この業者を去年１１月、別の罪で起訴しており、業者の供述から一連の汚職が明らかになったとしています。またこの業者は、政府のほかの高官にも賄賂を渡したと供述しており、今後捜査がさらに拡大する可能性もあるということです。カン前長官は去年８月、取り調べ中の警察官が容疑者に暴力をふるった問題などの責任を取って任期を半年ほど残して辞任していました。