
http://www.nationalgeographic.co.jp/places/photos/photo_places.php?GALLERY_VignVCMId=2016&no=10&class=16384
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(出典)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090412.html
アマゾンの最深部に1万年以上、独自の文化・風習を守り続けている部族がいる。欧米人に“最後の石器人”と呼ばれているヤノマミ族だ。現在、ヤノマミ族は2万人。40~200人で一つの集団を作り、ブラジルとベネズエラにまたがる広大なジャングルに分散して暮らしている。
私たちはその一つ、ワトリキ(風の地)と呼ばれる集落に150日間同居し、彼らの言葉を覚え、彼らと同じモノを食べながら撮影を続けた。森の中、女だけの出産、胎児の胎盤を森に吊るす儀礼、2ヶ月以上続く祝祭、森の精霊が憑依し集団トランス状態で行われるシャーマニズム、集団でのサル狩り、深夜突然始まる男女の踊り、大らかな性、白蟻に食させることで天上に送る埋葬…。そこには、私たちの内なる記憶が呼び覚まされるような世界があった。
笑みを絶やさず、全てが共有で、好きなときに眠り、腹が減ったら狩りに行く。そんな原初の暮らしの中で、人間を深く見つめてゆく。
※ブラジル政府、および部族の長老7名との10年近い交渉の末、TV局としては初めて長期の同居が許されたものです。
---Wikipedia
ヤノマミ族(-ぞく)はアマゾンの熱帯雨林からオリノコ川にかけてひろく居住している南米の原住民族。狩猟と採集を主な生活手段にしている。
生活習慣
以下は彼らの伝統的生活習慣である。 彼らの住居は、シャボノと呼ばれる巨大な木と藁葺きの家である。シャボノは円形で、中央の広場をぐるっと囲む形になっており、多くの家族がその中でそれぞれのスペースを割り当てられていっしょに暮らしている。
衣服はほとんど着ていない(特に女性はまったくといっていいほど着ない)。
主な食物は、動物の肉、魚、昆虫、キャッサバなど。その特徴として、調味料としての塩が存在せず、極端に塩分が少ないことがあげられる。彼らはもっとも低血圧な部族として有名(最高血圧100mmHg前後、最低血圧60mmHg)だが、それはこのことと密接な関係があるものと思われる。
女子は平均14歳で妊娠・森の中で出産。へその緒がついたままの状態で人間の子供として育てるか、精霊にするかの選択を迫られる。精霊にすると決めた場合、へその緒がついた状態でバナナの皮にくるみ、白アリのアリ塚に放り込む。その後、白アリが食べつくすのを見計らい、そのアリ塚を焼いて精霊になったことを神に報告する。 また、寿命や病気などで民族が亡くなった場合も精霊に戻すため、同じことが行われる。
社会および一般的性格
かなり直情的で感情表現もストレート。ヤノマミ族は戦争好きだというのが人類学者たちの一般的な見解である。なぜなら彼らの社会は100以上の部族、氏族に村ごとに別れて暮らしているが、ほとんどの村が他の村との半永久的な戦争状態にあるからだ。このため男性優位社会であり、男尊女卑の傾向も強い。肉体的な喧嘩を頻繁に行い、いったん始まると周囲の人間は止めたりせず、どちらかが戦意を喪失するまで戦わせるといったマッチョな気風にもそれが現れている。
男尊女卑の風習のため、女性に対する暴力がかなり日常的に行われている。
現状
最近、ヤノマミ族の居住地域で金が発見され、鉱夫の流入は疾病、アルコール中毒、暴力をもたらした。ヤノマミ族の文化は厳しく危険にさらされ、第一世界からの寄付金によるブラジルとベネズエラの国立公園サービスによって保護されている。
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