これは、エコシステムの観点からは、王政が不健全であることを示している。
もはや、王制は過去のシステムとなった・・・
つまり、エコシステムの観点から、王制を維持するだけの余裕が無くなったということを示している。
エコシステムとして、王制はリーズナブルではない。赤字の温床である。
つまり、王制がバビロンシステムのサイドであることを示している・・・
日本の場合は、象徴天皇。象徴天皇に実権はない。国民の合意、つまり、日本国憲法により、国民が天皇制を支えている。
その判断を下したのは、吉田茂である。憲法に明記してある。
日本国憲法 - 抜粋
日本国憲法
朕は、日本国民の総意に基づいて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。
昭和二十一年十一月三日
内閣総理大臣兼
外 務 大 臣 吉田 茂
【公僕】こうぼく
(public servant)(公衆に奉仕する者の意)公務員などの称。
「国民の公僕」
Servant 召使、使用人、奉仕者
つまり、サービス民は使用人です。
私たちは使用人よ - 王政
私たちの、私の取り分は正当よ - ケインズ
資本が払うのは、労働に対する報酬だ - マルクス
商いは神聖です - モネータ&アッラー
三菱には高く売れますよ、ひまわりは - 餓鬼
平等の原則は機会均等である・・・
王制が破たんしたのは、共産主義だから、資本主義だからではない。
共産主義もすでに破たんした、資本主義もすでに破たんした。
つまり、エコシステムとして、リーズナブルでなかったからだ。だから、今、再生の道を歩んでいる。
王制を存続する手法として、象徴天皇制が機能できるか? ここが問題である、日本の問題である。
だから、世継ぎ問題は天皇家に委ねるべき。そちらの方が安全だから・・・
家の世継ぎは、お家の事情、他家が介入すべきでない => 皇位継承順位にこだわるべきではない。
大英帝国発の産業革命が分派した
西へ回ったのが資本主義、東へ回ったのが共産主義
東西に分派した革命が東アジアゾーンで衝突した・・・ 第二次世界大戦のうちの太平洋戦争・・・
まず、ロシアンドリームが破たんした、自由を規制しすぎて、市場の活気が落ちた
つぎに、アメリカンドリームが破たんした、自由を謳歌しすぎて、市場がバブル化して、破裂した
タイ反政府デモ終息 真の和解の道遠く 国王の威信も限界(1/2ページ)
2010.5.20 01:36
タイの混乱は、タクシン元首相派デモ隊の解散宣言によって当面、終息へと向かい始めた。しかしタクシン派が抱く体制への不満は今回の混乱で頂点に達した。国民の分断を修復することはさらに困難となり、これまでタイを支えてきた国王を安定の要とする民主主義が問われる形となった。
タイの政治制度を振り返ると、1932年の
立憲革命で
専制君主制は
立憲君主制に移行し、王室の権威はいったん弱まった。しかし、63年に成立したタノム政権は王室の権威を高めることで政権基盤を強めた。
以来、政治家や貴族、裕福な華人ビジネスマンらは、国王の威信を巧みに利用しながら、対抗勢力を押さえ込んできた。
46年に即位し、現在82歳になる
プミポン国王自身、国民の期待に応え、「
王室プロジェクト」を通じて地方の開発に尽力したり、政争を仲裁したりして尊敬を集めてきた。このため、国王を中心に、タイは安定を保つことになる。
だが、バンコクと地方の経済格差は大きく、数年前のデータでも市民の平均収入には10倍の開きがある。2001年に首相になった実業家出身のタクシン氏は、貧困層向けの低額医療などで農村を中心に絶大な支持を獲得。貧困層は「民主主義」に覚醒していく。
権益を侵された旧エリート層は、タクシン氏の権力乱用を批判する都市中間層の反発を追い風に、タクシン氏をクーデターで失脚させることに成功した。
ただし、不公平な社会に対し、怒りだした貧困層の不満は収まらない。政治体制を変えるべきだとまで考える人々は、暴力に訴えるようになり、デモはタクシン氏の統制を超えた部分もあるとされる。
プミポン国王もタクシン氏の政治を批判してきただけに、調整能力を発揮できずにいる。
一方、旧支配層の権益の盾となってきたのは、王室への
不敬罪だった。
不敬罪は、タイ安定の中核制度であると同時に、政敵を封じるための道具として利用されてきたからだ。
しかし、政権側のガシット外相が、米国でのセミナーで最近、王室のタブー、つまり
不敬罪の在り方を議論すべきだと述べている。真意は不明ながら、あるタイウオッチャーは、「体制の変革を求める声が強まるなか、
不敬罪をなくして王室をなんとか存続させようとの意味だ」と話す。
タイの安定はそこまで追い込まれているといえそうだ。(岩田智雄)
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