撤退も戦略である

早めの撤退は、往々にして、損害を減らす＠兵法


撤退が遅れると、損害が拡大する＠米軍

日野自動車 発祥の工場閉鎖へ

1月20日 21時39分 

大手トラックメーカーの日野自動車は、新興国向けの生産を拡大するため、発祥の地である東京・日野市の工場を２０２０年までに閉鎖し、茨城県に新しく作る工場に生産を全面的に移すことになりました。

これは２０日、白井芳夫社長が記者会見で明らかにしました。それによりますと、日野自動車は、新興国向けのトラックや部品の生産を拡大するため、茨城県古河市に新しい工場を建設し、来年春から稼働させます。これに合わせて、東京・日野市にある日野工場から、段階的に生産を移します。日野工場は、日野自動車の発祥の地ですが、老朽化が進んでいるため、２０２０年までに閉鎖するとしています。従業員の雇用は配置転換などで維持し、隣接する本社はそのまま残すということです。こうした生産態勢の見直しで、２０１５年には国内の生産能力は現在の２倍の２０万台規模になる見通しです。白井社長は「日本の工場は、海外での販売の増加に対応できるようにするための核と位置づけ、新しい工場を作ることにした。国内に蓄積されている技術の強みを生かしていきたい」と述べました。