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銃乱射 容疑者両親が謝罪声明

1月12日 14時40分  

アメリカ西部のアリゾナ州で、演説会を開いていた下院議員らに男が銃を乱射し、６人が死亡、下院議員が重体となっている事件で、殺人などの疑いで訴追された容疑者の両親が謝罪の声明を発表し、「なぜこのようなことが起きたのか理解できない」と事件の動機に心当たりがないことを明らかにしました。

この事件は今月８日、アリゾナ州トゥーソンで、地元選出の民主党のギフォーズ下院議員が演説会を開いていたところ、男が、突然、銃を乱射して子どもを含む６人が死亡したほか、ギフォーズ議員が重体になるなど、あわせて１４人がけがをしたものです。銃を乱射したジャレッド・ロフナー容疑者（２２）は殺人などの罪で訴追され、ＦＢＩ＝連邦捜査局の取り調べを受けています。現地では、１１日、ロフナー容疑者の両親が「犠牲者とその家族に深くおわびします」とする謝罪の声明を発表しました。声明の中で、両親は「なぜこのようなことが起きたのか理解できない」と述べ、事件の動機に心当たりがないことを明らかにしました。今回の捜査では、犯行の動機の解明が最大の焦点となるなか、多くのメディアが取材でロフナー容疑者の自宅を取り囲む状況が続いており、こうした状況を受けて両親が声明を出したものとみられています。一方、病院によりますと、頭を銃撃されたギフォーズ議員は自発的に呼吸ができる状態だということですが、意識の回復には至っていないということです。