憲法九条を世界遺産に
人気お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光氏と、文化人類学者であり気鋭の評論家としても知られる中沢新一氏。この一見相容れない2人が、日本国憲法第9条の今日的な意義について語り尽くした書。日に日に高まりつつある改憲派の声に異を唱える内容だが、通り一遍の反戦談議ではない。対話は戦前の童話作家、宮沢賢治が示した世界観の再評価に始まり、ついには「笑いが人を殺すこともある」といった過激な物言いにまで及ぶ。
太田氏は、憲法9条を「たった1つ日本に残された夢であり理想であり、拠り所」と称える一方で、突然変異の「珍品」として崇めるべきものだなどと皮肉を込めて斬る。中沢氏は太田氏の発言の裏に見え隠れする正当性を、学術的な立場から拾い上げていく。
(日経ビジネス 2006/10/09 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容説明
日本国憲法は一瞬の奇蹟であった。
それは、無邪気なまでの理想主義を掲げたアメリカ人と、もう二度と戦争をしてはならぬと決意した日本人たちとの、奇蹟のような一瞬の合作であった。宮沢賢治を手がかりに読み解く九条の真実とは。
1/07/2011
日本国憲法は世界遺産である
12/31/2010
崇徳天皇の祟り
天皇を平民に、平民を天皇に・・・
武家が支配
大政奉還、明治憲法
太平洋戦争
原爆投下 => 崇徳天皇の祟り
そして、
実権のない象徴天皇制、主権在民の民主主義へと・・・
負の世界遺産、原爆ドーム
正の世界遺産、日本国憲法
【金科玉条】きんかぎょくじょう
[揚雄、劇秦美新](金玉の科条(法律)の意)
最も大切にして守らなければならない重要な法律または規則。
「昭和天皇」のお言葉、および、以下は「金科玉条」だと思われる
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日本国憲法
朕は、日本国民の総意に基づいて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。
昭和二十一年十一月三日
内閣総理大臣兼
外 務 大 臣 吉田 茂
第2章 戦争の放棄
[戦争の放棄、戦力の不保持・交戦権の否認]
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
[集会・結社・表現の自由、通信の秘密]
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
第3章 国民の権利及び義務
第20条
[信教の自由、国の宗教活動の禁止]
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
第25条 生存権「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
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