橋本、加藤、両氏にお世話になったので、「文化の日によせて」というタイトルで、高村光太郎の「道程」を送りました。
---
橋本さま
高村光太郎の「道程」を思い出しました。
昔のかすかな記憶を頼りに、ネットから引っ張ってきたので、
誤りがあった場合は、ご容赦願います。
「過去」に戻る、がとても気になったので。。。
---
道程
高村光太郎
僕の前に
道はない
僕の後ろに
道は出来る
ああ
自然よ
父よ
僕を
一人立ちさせた
広大な父よ
僕から目を離さないで
守る事をせよ
常に
父の気魄を僕に充たせよ
この遠い
道程のため
この遠い 道程のため
---
青柳洋介
10/26/2007
ケミストリー・カフェ - お手紙
橋本さま
10月19日に講義に飛び入り参加した青柳と申します。
簡単にまとめました。
講師は先端研の前センター長、橋本さん。
対話形式で面白い講義だった。問題意識は共有していたと思う。
橋本さんは、無機化学が専門だったらしい。
ひとつは、環境問題にいかに対処するか、について力を入れて問題提起された。
選択手段として、昔に戻るか、進むかのようなことを言っておられた。
個人的には、時間は逆行しないので、昔に戻ることは不可能だと思っている。
僕が述べたこと!
0. バイオマスで現状使用しているエネルギーをすべてまかなおうとすると、
地球が3個分くらい必要だと聞いた、どうなのでしょうか?
要するに、使用する全エネルギーのうち、バイオマスで占有可能な割合を知りたい。
食料と燃料で、すでに競合が始まっている。
1.化学合成品をデザインするときに、自然分解可能など、なんらかの基準が必要なのでは?
なおかつ、IPCCのようにインターナショナルであれば、さらに望ましい。
2.有機がカギであることは間違いないと思う。
だが、人工生命などを考えると、神の領域になるので、極端な選択はしないほうがベターだと思う。
3.自己修復・自己増殖
「電気ウナギ」の発電メカニズムなどが参考になるのでは?
注1) 以前のことだが、ひまわりが太陽とともに回る仕組みを研究された京都大学の先生がいた。
生涯をかけた研究でも、すべては解明できなかった。それほど、生命は神秘に満ちている。
注2)海に生息する発光性生命を参考にして、化学反応で光を出す物質が開発された。
注3)奈良先端技術大学院大学?で、「フロリゲン」という開花物質が開発された。人工はなさか爺さん?
4.専門などにかかわらず、「リスク・マネージメント」のカリキュラムが必要なのでは? 難しいとは思いますが・・・
---
橋本研究室
青柳洋介
生物はエントロピーの法則を打ち破っている
低熱から、高熱を発する
これは、誤りだと思う
エントロピー増大の法則は宇宙の原理
生命でさえ、微細な、すなわち、微小なフェノミナを観察すると
熱は高い方から、低い方へとしか伝わらない
だから、エントロピーは増大している
生命が誕生して、成長するのは驚異である
エントロピーの法則を打ち破る仕掛けがある
これも、神の領域である
食べて、発熱
摩訶不思議な世界である・・・
ホタルは、食べて、発光、さらに、摩訶不思議な世界である
だから、われわれは、星の子
スターチルドレンである・・・@ドラゴン
スターダストから誕生して、発光する・・・@かぐや姫
10/27/2007
生命と化学 - サイエンス・ジャム・セッション
東大駒場飛び入り参加
「生命と化学」
周りは平成生まれの学生たち・・・
講師への手紙です。
---
加藤さま
面白い講義を聴かせていただいてありがとうございました。
私が「立体的」と言ったのは、例えば
ナノ・バイオインテグレーションの組織図です。
経営組織論に生命をモデルにしたものがあります。
企業や大学などの組織も「生命体」として捉えている場合をよく見かけます。
経営組織もライフタイム、商品もライフタイムとして捉えたりします。
京セラの稲盛会長の「アメーバ経営」とかもあります。
Sony DNAなどもあります。
ナノ・バイオインテグレーションの図に奥行きがあれば立体構造になるのでは?
奥行きのひとつに、「経営組織論」などがある?
よくは、分かりませんが、平面的な構造より、三次元の方が21世紀的?
以上、感想でした。
楽しい講義に参加させていただいて、ありがとうございました。
一期一会かもしれませんが・・・
青柳洋介
---
加藤さま
「生物は効率的」
の中で、
「筋肉は熱ゆらぎで動く。確率論的にコントロールされている」
のように話されました。
エントロピーが増大する(効率が悪い?、閉鎖の度合いが多い?)と、「幽霊的」になる?
エントロピーが減少する(効率が良い?、開放の度合いが多い?)と、「生命的」になる?
「生命」とはそのような「現象」なのでしょうか?
ここのところはひとつの「キー」のような気がしましたが。。。
---
回答をもらいました。
ひと言で文学的に翻訳すると、ビミョ~~~、っていうことでした。
サイエンス的に言うと、ナノ・バイオテクノロジーなのかな?(笑い)
それとも、ピコ? ナノ・ピコ・ファラッド?!?
本当に興味深い講義だった!
ありがとうございました。See You!
青柳洋介
---
para
(ギリシャ語で「越えて」「反対側に」の意のparaに由来する接頭語[化]
ベンゼン環の1位と4位(正反対の位置)に置換基をもつことを示し、記号pで表す。
p-キシレン・pニトロフェノールの類。
学問って、奥深いですね~~~
---
加藤研究室
0 件のコメント:
コメントを投稿