北韓問題

６カ国の枠組みで

１．核問題　軍事


２．拉致問題　民事


軍事が先決です＠日米韓

韓国 政府レベル協議を逆提案

1月11日 4時35分  

北朝鮮がことしに入って韓国に対する対話攻勢を強めているのに対し、韓国政府は１０日、南北間でまず、ヨンピョン島砲撃への対応や、朝鮮半島の非核化について話し合うべきだとして、こうした問題を巡る政府レベルの協議を逆提案しました。背景には、北朝鮮が望む６か国協議再開の前提条件として、まずは南北間の関係改善が欠かせないとするアメリカの強い後押しがあるものとみられます。

北朝鮮は１０日、政府レベルの実務協議を２７日に、また、南北の赤十字会談を来月１日にそれぞれ開くことを韓国側に文書を送る形で提案しました。こうした北朝鮮の対話攻勢について、韓国の統一省は１０日、報道官の論評を通じて、国際社会に対する見せかけの平和攻勢であり、韓国社会を分裂させるための戦術に過ぎないと述べ、評価に値しないという考えを強調しました。そのうえで、南北間の対話に向けては、哨戒艦沈没事件やヨンピョン島への砲撃に対する北朝鮮側の責任ある措置と再発防止、それに、非核化に向けた誠意ある対応を確認する必要があるとして、こうした問題を話し合う政府レベルの協議を逆提案しました。韓国側の今回の対応の背景には、北朝鮮が望む６か国協議再開の前提条件として、まずは南北間の関係改善が欠かせないとするアメリカの強い後押しがあるものとみられます。ただ北朝鮮側は、核の問題をアメリカから譲歩を引き出すための切り札として温存しておきたい考えとみられ、当面、対話の再開を巡り、南北間の駆け引きが続くことになりそうです。