私はロマの申し子、私に惚れられたらご用心
こいつは、カマキリ女だ、笑い
体格も良い、にやりと笑った
おい、装飾男子なんて、まずくて食えない派
私は肉食、野獣派世
すげえ~~~
じゃ、おいらは、マンモスの肉を喰って、お前を喰い殺す、笑い
これが、スペインの血で血を争う愛の姿
ところで、ロマって、なんじゃんろ? 公共広告機構
やっぱり、大正解!
http://www.geocities.jp/h_ikem/habanr.htm
「カルメン」 第2組曲より ハバネラ (ビゼー作曲)
Habanera from "Carmen" (Bizet)
(管弦楽、2'12"、MP3 : 2.0MB)
(写真は スペイン: セビリアにて)
次から次へと鮮烈な名アリアが登場する歌劇 「カルメン」 の中でもとりわけ良く知られた アリアで、この管弦楽曲はその第2組曲に収められているものです。 なお 「恋は野の鳥」 という タイトルで呼ばれることもあります。
この歌劇自体、皆さん良くご存知のものですが、念のためその筋は、...自由奔放な生き方をしている ロマ (ジプシー)女で美貌の カルメンは、竜騎兵隊の伍長で真面目な ドン・ホセを誘惑し、軍隊から脱走させて自分の世界に引き込んだものの、闘牛士の エスカミーリョに心変わりしたために、ドン・ホセに刺し殺されてしまうという、スペインの セビリア (ギター曲「セビリア」) を舞台とした悲劇で、この ハバネラは歌劇の最初の方で 「私に好かれたら御用心」 と歌われる、この ドラマそのものを象徴するような歌です。
この曲は4分の2拍子で、ニ短調の、いかにも男 (ドン・ホセ) の歓心を買うような なまめかしい旋律で始まって、途中 ニ長調に変わり、歌劇では はやし立てるように合唱がそれに唱和しますが、ここでは管弦楽でその雰囲気を出しています。
< 歌詞邦訳 > 恋は野の鳥、誰にもなつかず、気が乗らないと呼んでも無駄、脅しも頼みもきかないよ。 おしゃべり男に無口な男。あたしの好みは無口な方さ。 黙っていたけど気に入った。 恋よ、恋よ、恋は ロマの申し子。掟なんてありゃしない。 嫌われてもあんたが好き。 好かれたら御用心。 ...手に入れた小鳥が飛び去る。 待つと逃げ、あきらめるとここに。周りを飛んでる、急に逃げては戻る。 捕まえると逃げ、逃げると捕まる。 恋よ、恋よ、恋は ロマの申し子。 掟なんてありゃしない。嫌われてもあんたが好き。 好かれたら御用心。
なお、私自身この歌劇の 映像では、カルメン役が アグネス・バルツァをはじめ、グレース・パンブリー、ミゲネス・ジョンソン、ヴェッセリーナ・カサロヴァ、林美智子、のものを持っていますが、なかなか "ぴったり、これぞ カルメンそのもの" という歌手がいないもので、...その点 私の一番という歌手は レコードで持っている マリア・カラスで、この ハバネラや セギディーリャなどの歌唱には凄みがあって、こわくなるくらいです、...が、カルメンにしては ちょっと大物すぎるという感じがしてます。 ...その点、林美智子の カルメンは、逆に凄みや毒気は物足りないものの、意外に (と言ったら大変失礼ですが) なかなかの カルメンだと思いました。
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