日本経済

日本には資源がない。本質的に国内だけで生産できるものは「農林水産業」である。

よって、内需主導型に偏り過ぎることは、つまり、国の経済的破綻を意味する。

外から、金を稼がないと、家計が成立しないことは自明である。


外貨を獲得している日本の産業は？

１位　自動車　１９．４％

２位　半導体等電子部品　

３位　鉄鋼

４位　自動車部品

５位　科学・光学機器


この５品目で、日本の全輸出額、６５兆円の３４．５％を占めている。


日本の輸出産業の根幹が崩れたのが現在である。よって、日本経済は重症患者なのである・・・


瀕死の状態から、いかにして、回復するか？

中国やインドの巨大マーケットを含むアジア抜きにはありえない。


そして、六カ国協議のカギを握っているのが、米中である。

これこそが、政治経済力学の視点である。日本の外交は、まさに、瀬戸際外交なのである・・・



テポドン効果、どっか～～～ん、、、


ニッポンのタテマエが破壊された瞬間であった・・・


稼いだ外貨の使い道は？　


輸入総額　５６．９兆円の内訳は（２００６年１０月）

１位　原油をはじめとするエネルギー　１４．５兆円　２５％

２位　食料品　５．６兆円　９．８％

つまり、化石燃料と食糧で、輸入の３５％を占めている。

そして、「ぜいたく品」を湯水の如く輸入して消費している。


つまり、今こそ、健全な産業構造への転換が必要である。


戒め）

人は天気には勝てない

資源は有限である

環境負荷も有限である

Aoyagi YoSuKe


日本のマスメディアへ


インチキ宣伝は、ほどほどにしないと、日本沈没は免れない。

北朝鮮は、さぞかし国際社会から孤立した「ならずもの国家」のような宣伝をしているが、実際は

今世紀に入って、欧州主要国と国交を樹立、大使まで交換している。

北朝鮮はすでに世界１５４か国と正式の国交を持ち、国際社会での自己主張をしている。

（２００５年７月時点）


今、注目すべき国は、デンマークである。

食料自給率は、３００％を超えており、欧州の胃袋を支えている。

風力とバイオ燃料、すなわち自然エネルギーによって、エネルギーの外部依存を極力避けている。

ひとりあたりのGDPは、４．７万ドル、英国の３．６万ドル、独仏の３．４万ドルを軽く超えている。
（日本は？　３．２万ドルくらい？）

消費税が２５％と高いが、高福祉・高負担の構造になっている。

国民一人当たりの海外援助は、日本の３倍、世界一。国連が目標としている「国民所得の１％」を達成している唯一の国である。

情報通信分野における先進性も高い。ネットとメディアにおける世界の先行モデル「デンマーク・ラジオ」を有している。アーカイブスへの投資が充実していて、デジタルメディア展開する基盤が構築されている。


インド

ユーラシア・パワーゲームの中心に躍り出たしたたかさ

「インドの核装備は良いが、北朝鮮、イランはダメ」　－＞　論理の矛盾を起こしている。

これに対して、オバマ大統領が「核兵器廃絶」を宣言したことの意味は大きい・・・

イランも、対話・協調路線を表明した。



このように見てみると・・・


露・中　－＞　北・韓・日　＜－　米・EU

外圧によって、朝鮮半島と日本列島が、日本海溝に沈みつつある姿が見えてくる・・・



そういう意味で、やはり、テポドンは、この三国の浮揚をかけた、打ち上げ花火だった・・・

Aoyagi YoSuKe


参照）　『脳力のレッスン　Ⅱ』　寺島実郎　岩波書店


コメント）

日本のマスメディアの信用度は、あまり高くはない・・・

無責任メディア・・・