クリエイター - 出版エージェント - ストア
馬名:ハイセイコー 馬主:柳美里 牧場:鎌倉・柳牧場
@yu_miri_0622 送電網は?
グローバルAmazon Kindleネットワーク
売電した売り上げは、毎月各銀行口座に振り込まれる
@karyobinga こんな感じです・・・
¥18,720 前回のお支払い 2011/05/26
@yu_miri_0622
ハイセイコウの勝ち馬投票券は1000円、
馬主の取り分は? 国内500円、国外250円
振込額が半端だが、18,750円だとする
18,750÷250=75
75ユニット売れた・・・
@yu_miri_0622 新給配電システムで、発電するのは?
ハイセイコーの神髄を理解したファンである・・・ ファンが発電する・・・
よって、ネットワークから、銀行口座に、マネーが振り込まれる
@karyobinga ライターは出版エージェントにWordの原稿を送るだけ・・・
電子メールに添付して送る・・・
出版エージェントがフィッシングの技を利用して、タイトルを決め、キャッチコピーを創り、アートワークを組み込んで、ストアへ販売委託・・・
@AmbassadorRoos ハイセイコーが、めでたく、G1出走・・・ 滅多にないことだが・・・ 地方の星ハイセイコー ハイセイコーは日本の競走馬である。競馬ファンのみならず国民的な人気を集め、「第一次競馬ブーム」「ハイセイコーブーム」と呼ばれる一大社会現象を巻き起こした。
@AmbassadorRoos 主な勝ち鞍(太字は当時の八大競走)
(GI相当)- 皐月賞、宝塚記念
(GII相当)- 弥生賞、スプリングステークス、NHK杯、中山記念、高松宮杯
(地方G2相当)- 青雲賞(大井)
@AmbassadorRoos
ホースレースはギャンブルに非ず、
紳士淑女のお遊び、男爵の社交である・・・
@karyobinga 『さらばハイセイコー』 ハイセイコーの引退直後に増沢末夫がポリドールから『さらばハイセイコー』(作詞・小坂巌、補作詞・山田孝雄、作曲・猪俣公章)をリリースし、約45万枚の売り上げを記録した。
http://www.asahi-net.or.jp/~cw5t-stu/TERAYAMA/poems/hurimukanai.html
@yu_miri_0622 上の写真は中央初登場の弥生賞(1973年3月) ハイセイコーの引退記念レコードはポリドールから発売された。 その中で寺山は「ふりむくと・・・」を朗読している。
ふりむくと
一人の少年が立っている
彼はハイセイコーが勝つたび
うれしくて
カレーライスを三杯も食べた
ふりむくと
一人の失業者が立っている
彼はハイセイコーの馬券の配当で
病気の妻に
手鏡を買ってやった
ふりむくと
一人の足の悪い車椅子の少女がいる
彼女はテレビのハイセイコーを見て
走ることの美しさを知った
ふりむくと
一人の酒場の女が立っている
彼女は五月二十七日のダービーの夜に
男に捨てられた
ふりむくと
一人の親不幸な運転手が立っている
彼はハイセイコーの配当で
おふくろをハワイへ
連れていってやると言いながら
とうとう約束を果たすことができなかった
ふりむくと
一人の人妻が立っている
彼女は夫にかくれて
ハイセイコーの馬券を買ったことが
たった一度の不貞なのだ
ふりむくと
一人のピアニストが立っている
彼はハイセイコーの生まれた三月六日に
交通事故にあって
目が見えなくなった
ふりむくと
一人の出前持ちが立っている
彼は生まれて初めてもらった月給で
ハイセイコーの写真を撮るために
カメラを買った
ふりむくと
大都会の師走の風の中に
まだ一度も新聞に名前の出たことのない
百万人のファンが立っている
人生の大レースに
自分の出番を待っている彼等の
一番うしろから
せめて手を振って
別れのあいさつを送ってやろう
ハイセイコーよ
お前のいなくなった広い師走の競馬場に
希望だけが取り残されて
風に吹かれているのだ
ふりむくと
一人の馬手が立っている
彼は馬小屋のワラを片付けながら
昔 世話をしたハイセイコーのことを
思い出している
ふりむくと
一人の非行少年が立っている
彼は少年院のオリの中で
ハイセイコーの強かった日のことを
みなに話してやっている
ふりむくと
一人の四回戦ボーイが立っている
彼は一番強い馬は
ハイセイコーだと信じ
サンドバックにその写真を貼って
たたきつづけた
ふりむくと
一人のミス・トルコが立っている
彼女はハイセイコーの馬券の配当金で
新しいハンドバックを買って
ハイセイコーとネームを入れた
ふりむくと
一人の老人が立っている
彼はハイセイコーの馬券を買ってはずれ
やけ酒を飲んで
終電車の中で眠ってしまった。
ふりむくと
一人の受験生が立っている
彼はハイセイコーから
挫折のない人生はないと
教えられた
ふりむくと
一人の騎手が立っている
かつてハイセイコーとともにレースに出走し
敗れて暗い日曜の夜を
家族と口をきかずに過ごした
ふりむくと
一人の新聞売り子が立っている
彼の机の引き出しには
ハイセイコーのはずれ馬券が
今も入っている
もう誰も振り向く者はないだろう
うしろには暗い馬小屋があるだけで
そこにはハイセイコーは
もういないのだから
ふりむくな
ふりむくな
うしろには夢がない
ハイセイコーがいなくなっても
すべてのレースは終わるわけじゃない
人生という名の競馬場には
次のレースをまちかまえている百万頭の
名もないハイセイコーの群れが
朝焼けの中で
追い切りをしている地響きが聞こえてくる
思いきることにしよう
ハイセイコーは
ただの数枚の馬券にすぎなかった
ハイセイコーは
ただひとレースの思い出にすぎなかった
ハイセイコーは
ただ三年間の連続ドラマにすぎなかった
ハイセイコーはむなしかったある日々の
代償にすぎなかったと
だが忘れようとしても
眼を閉じると
あのレースが見えてくる
耳をふさぐと
あの日の喝采の音が
聞こえてくるのだ
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