三茶の大道芸にて・・・
dada,dada,dada,,,ダダイズムだ~~~
フランス人の大道芸人を地べたに座って見ていたら・・・ 小さな男の子がふたり横に来たので、話しながら見ていた・・・
男の子の質問ふたつ
1.何で裸になるの?
僕の答え、「裸になるのが好きなんじゃないの?」 <- 記憶違いでした、「熱いからじゃないの?」
男の子、イマイチ、納得できないようだった・・・
「たぶん、筋肉を見せたいんじゃないの?」
男の子、何となく納得した様子だった・・・
2.投げ銭はどうすればいいの?
僕の答え、「好きなだけ、あげればいいんじゃん・・・」
大道芸人は、抜け目がないので、投げ銭を貰う振りをしながら、僕の目の前に・・・
僕は、小銭入れに入っていた数百数円のチャリ銭を投げ入れた・・・
男の子は、数十円入れたのかな? そしたら、周りの人たちも入れだした・・・
最初から札束などを投げ込むと、みなさん尻込みする・・・
だから、第一投目は、チャリ銭が音を出すくらいがいい・・・ そのうちに、お札を入れる人もいたが・・・
ある程度は、実入りがあったんじゃないの? 太った親方? 笑い・・・
Aoyagi YoSuKe
そう言えば、そのときの様子をまとめていた・・・ 探して見よう・・・
『三茶大道芸』2006年10月
一時少し前に、三茶のドコモショップから、メッセージリクエストが来た。ぷらぷら歩いて行った。烏山川緑道で楽市をやっていた。面白い店がたくさん出ていた。本部があるプラザを覗いた。何かやっていた。プログラムを見ている人がいたので、プログラムを探しに行った。キャロットタワー内にあるのかな?と思って、そっち方面に行った。女の人がプログラムを持っていたので、「どこにありますか?」と聞いた。裏側のように思ったので、探しに行った。ピエロに扮した男が持っていたので、貰った。
プログラムを見て、フランスのアクロスティッシュと中国の雑技芸術団を見ようと思った。そのときにプラザでやっていたのは、フランスのシルク・バロックだと思う。時間があったので、ぷらぷらした。そのうちにふれあいひろばに紛れ込んだ。入り口で野菜を売っていた。「たまねぎはないの?」と聞くと、おばちゃんが「明日の分を譲る」と言ったので、買うことにした。百円なり。さつま芋も買おうと思った。ひとふくろだけ変ったのがあったので、それを買った。百円なり。東北なまりがあったので、袋を見ると一関。「岩手から来たの?」と聞くと、「よく分かるね、あなたは?」と。「福岡」、「九州の?」、「宮沢賢治のファンなので」。おばちゃんたちの目が輝いていた。宮沢賢治はおばちゃんたちのヒーローなのだろう。
ぷらぷら中へ行くと込み合っていた。焼き鳥が売っていたので、三本買った。三百円なり。生ビールも買った。四百円なり。生ビールは値段が高めだった。広場でやっていたのは、イギリスのチポラタスだった。
プラザに戻ると、黒い布を敷いているフランス人らしき男たちがいた。「フランス?」と聞くと「そう」だと。その男と少し話した。一番太っている男。一番前に陣取って見ることにした。胡坐をかいた。周りに人が集まってきた。男四人編成で、準備体操を始めた。小学生くらいの男の子がふたり横に座った。彼らといろいろ話しながら、観た。フランス語を少し教えた。「ボンジュール、ボンソアール、メルシィ。メルシィ、ありがとう、だけ覚えとけ。やつらに話してみろ」と言った。恥ずかしそうにしてニタニタ笑っていた。芸はすばらしかった。自由なチームワークの芸。太った男が太鼓で指揮を取っていることもあった。厳しい顔をした男が最強。よく土台の役をやっていた。
モーツァルトの顔はほんとうに笑えた。男たちが途中で上半身を脱いだ。子供たちは、「何で裸になるの?」、「熱いからじゃん」。まだ疑問があるらしかった。「筋肉を見せたいんじゃないの?」。なんとなく納得したようだった。芸が終わったときに子供たちに「投げ銭の仕方」を教えた。ひとつだけ失敗した。「メルシィ」と言うのを忘れた。
NTT広場の中国雑技芸術団を見に行った。人だかりがしていた。椅子を高く積み上げていって、逆立ちなどをする危険な技。命綱はありません、とアナウンスしていた。世界一とも、何度もアナウンスしていた。基本は体操競技で、バランスの芸。個人技だった。これはこれで面白かった。
それから、家へ帰った。プログラムを確認すると、来る途中に銀色の顔の男と出逢った。フランスのダークラクーだったみたい。結局、スペシャルゲストは全部見たことになる。とても、楽しい三茶大道芸だった。
青柳洋介
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