---Yomiuri Online
「手紙」で再生アドバイス
自費出版した本を手にするナタリアさん(夕張市で)
「夕張は銀座に負けないほどのもてなしの心を持っている」
モスクワ生まれのニュージーランド人、ナタリア・ロシナさん(36)は、そんな夕張に対する思いをつづった本「A letter to Yubari(夕張への手紙)」を自費出版した。
札幌で自然食品販売会社を経営する経験を生かし「ナタリアから見た解決案」として、夕張再生の道をアドバイスした。
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本は、15人への手紙で主に構成されている。例えば「夕張市長への手紙」。財政破たんの経験をプラスに考え、「ころんでもただでおきない夕張」を提唱した。一例として、破たんの経験を学べるような観光政策を挙げている。
「若者たちへの手紙」では、興味ある分野の勉強を勧めた。1日1時間は本を読もう、信頼できる相談相手を見つけよう、健康管理をしよう、と呼びかけた。
「行政や市長さんに期待する人達への手紙」では、「行政に頼るのは大間違い。失敗に一番近い。自分から動かなければならない」と説く。「自分の人生、家族、企業、町は自分しか責任を持てない」からだ。
このほか「若い人に苦労を体験してもらう町にする」「自然食品の製造」など、ビジネスのアイデアも載せた。
高校までモスクワで育ったナタリアさんは、ニュージーランドの大学・大学院で日本語、日本文学、マーケティングを学んだ。大阪外大に留学した後、99年から札幌市に暮らしている。会社経営だけでなく、農業や経営に関する講演を行うなど道内を飛び回っている。
夕張にゆかりはない。4月に初めて訪れ、「スイスみたいできれい。こんなきれいなところが、なぜ破たんしたのか」というのが第一印象だった。
紹介や飛び込みで、商工会議所や地元商店、メロン農家などを精力的に回り、地元の人たちと話をした。よく聞いたのは「忙しい」という言葉だった。しかし、ナタリアさんには「効率よく仕事をしていない。みんな余裕がない」と感じざるを得なかった。
その一方で、地元の人のもてなしの心に触れた。「自然と心の優しい人たち」。だから「少しの努力で簡単に変われる」との思いを伝えたいと、本を書いた。
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本は、市内を歩いて配っている。突然の訪問に、宣教師に間違われることもあったが、中には夕張メロンをお礼にくれた人もいた。札幌の書店でも販売され、増刷が決まった。
「夕張がよくなれば、北海道、全国の刺激になる」。ナタリアさんは、今後も夕張にかかわっていくつもりだ。
(酒井麻里子)
---Nikkei
「夕張がだめになったら、北海道も日本もだめになる!!」
貧乏から這い上がり、幼いときから憧れた日本にやってきたロシア
生まれの女性経営者は、現実の日本の姿に愕然とする。1999年か
ら札幌に住み、農業関連会社で働いた後、資本金「1円」で会社を設
立し、北海道の活性化に携わっていたた著者は、2007年に財政再
建団体に指定された夕張市の現実にショックを受け、この問題に正面
から向き合うことになる。
夕張という美しい町を「破産」に追い込んだのは、プロ意識の欠如、
勉強不足、がんばりの足りなさなどなどであった。新しいことにチャ
レンジせず、「忙しい」という経営者、工夫も危機感もない市役所、
メロン一品に頼る農家、勉強しない若者、OLなどなど、夕張の現状
は日本全体の問題でもある。
「スイスみたいにきれい」「住民は皆やさしい」そうした夕張を愛
するが故に、著者はこの町の再建に向けて数々の提言を行う。夕張を
観光地として立て直すのであれば、今の施設や景色を見せるだけでは
誰も来ない。新しい観光テーマが必要なのだ。「倒産」という現実か
ら目をそらさず、それをプラスに考えるよう訴える。全国を飛び回る
ユニークな女性経営者による「転んでもただで起きない!」日本改造
プラン。
---日経BP
私が親から受けた教育はにせものではなく、本物だった
日本は少子化が進んでいるのに、子供を大事にしていない。
例えば、車の前の席に子供を座らせ、シートベルトも付けない、子供を1人だけで車に残したり、タバコを子供と同じ所で吸ったりする人も多い。
「これもほしい、あれもほしい」と言う子供に対して、何でも買ってあげる家族も多い。
自分の仕事が忙しいからなのか分からないけど、子供とコミュニケーションを取るよりテレビゲームの前に座らせて、学校の教科書以外のいい本も読ませない家族は多い。
子供の頃、私のおもちゃは小さな箱に全部入った。また、医者の道具など、私のおもちゃはほとんどすべて本物だった。
ほかのおもちゃは本だった。いろいろな人形がほしかったけど、2つぐらいしか親は買ってくれなかった。持っている人形が古くなってから、新しい人形を買うみたいな感じ。
休みの日には遊園地に行くより、演劇、バレエ、オペラ、美術館や博物館に行くことが多かった。無理やりに親に行かされた。「バレエに行かないなら、遊園地もだめ」と言われた。にせものより、本物の芸術を見るべきという教育だった。
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---新国立劇場
サロメ:ナターリア・ウシャコワ Salome : Natalia Ushakova
サンクト・ペテルスブルグのリムスキー・コルサコフ音楽院で声楽を学ぶ。1996年にグラーツ・オペラ・スダジオの奨学金を獲得し、その間にモーツァルトのオペラ作品全ての主要な役を演じる。1999年、スカラ座にてチャイコフスキー「マゼッパ」マリアでデビュー。この成功の後、「ラ・ボエーム」ミミに出演。ハノーファー国立歌劇場には、スメタナ「売られた花嫁」マジェンカでデビューを果たし、「蝶々夫人」タイトルロール、「椿姫」にヴィオレッタで出演。同シーズンにはハンブルグ国立歌劇場にて「スペードの女王」リーザでデビューする。2001年にワシントン・オペラのプッチーニ「トゥーランドット」リューでアメリカデビュー。2002年「スペードの女王」リーザ、2003年「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナで出演する。2005年には、ペーター・コンヴィチュニー新演出の「エウゲニー・オネーギン」タチアーナに出演して成功を収める。その後「イェヌーファ」にタイトルロールで出演して好評を博す。2006年には、ヴェローナで「ドン・ジョヴァンニ」にドンナ・アンナ役で出演。2006年から2007年にかけては、シュトゥットガルト州立劇場にてヴェルディ「オテロ」デズデーモナ役で出演、ウィーン国立歌劇場にて「椿姫」ヴィオレッタで出演して絶賛を博している。新国立劇場初登場。
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青柳洋介
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提携先 グーグル・インク AdSense契約
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