個人的には
「歴史は繰り返さない」
と考えています。
時間は逆行しません。
「似ていても、同じではありません」
だから、
「歴史は繰り返さない」
です。
宇宙は
「諸行無常」
です。
または、
「万物流転」
です。
これらは、宇宙の真理のひとつだと考えています。
青柳洋介
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田坂広志 「風の便り」 ふたたび 第82便
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知識人の「落し穴」
遠い昔の夏の日、
ある出来事が心に残っています。
私は、大学に向かうバスの中で、友人と議論をしていました。
それは「歴史の法則性」についての議論であり、
その頃に読んでいた、ある歴史学者の学説について、
当時、注目されていた難しい学術用語を使って
議論をしていたのです。
そのとき、隣の席に座っていた
労働者と思しき年配の人物が、
突如、私たちに語りかけてきました。
学生さん、「歴史の法則性」とは、何だい。
その突然の質問に戸惑っていると、
その人物は、静かな声で、
しかし、その体験の重さを感じさせる
深みある声で、言いました。
「繰り返し」のことだろう。
この出来事が、いまも、心に残っています。
なぜなら、このとき、一人の若い学生が、
大切なことを教えられたからです。
素朴な真実を、
ことさらに難しい言葉で語ること。
それが、「知識人」と呼ばれる人間が、
しばしば陥る、落し穴であることを。
そして、その落し穴から抜け出すためには、
自分の心の中の「エゴ」の姿を、
静かに見つめなければならないことを。
2003年5月26日
田坂広志
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青柳洋介
追伸:
元来、同じものなど何もありません・・・
人間が「特定の価値観」を「前提」にして、「同じだと思い込んでいる」だけですが・・・
追伸1:
例えば、10年前に読んだ1冊の本。
今読むと、感じ方が違うはずです。
だから、その本と自分の相対関係が変化しました。
よって、本のバーリューが自分にとって、変わりました。
だから、その本は同じ本ではありませんが(ソフト的)・・・
ハード的には、経年変化で、例えば、本が黄ばんでいますが・・・
追伸2:
同じ型番の工業製品。
例えば、寿命が異なります。
工業技術では、「ばらつき」と呼ばれているものです。
だから、同じものなど何もありませんが・・・
「同じという価値観」にすぎません。
例えば、「サンマ」。「同じサンマ」は二度と食えませんが・・・
追伸3:
PCBが開発される以前には、PCBで汚染されたコメは食べることは不可能だったはず・・・
CoBrA
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