

【葵】あおい
1.フユアオイ・タチアオイ・ゼニアオイなど、大型の花をつけるアオイ科の草木の俗称。
2.襲(かさね)の色目(いろめ)。表は薄青、裏は薄紫。
3.紋所の名。賀茂社の神紋の賀茂葵に由来し、種々変形。
葵巴(あおいどもえ)。
4.源氏物語の巻名。
葵上(あおいのうえ)。
【葵科】
双子葉植物の一科。主に草本だが木本も多い。花は五数性。雄しべは多数で互いに融合し管状をなす。ワタ(木綿)・フヨウ・ゼニアオイなど。ハイビスカスなどの観賞用のものも多い。カンアオイ・フタバアオイなどは別の科。
【襲】かさね
衣の、上着と下着の備わったもの。
【紋所】もんどころ
家々の定紋。
【葵巴】あおいどもえ
徳川氏の紋所。賀茂葵の葉を巴形に組み合わせたもの。三葉葵。
【葵上】あおいのうえ
1.源氏物語の中の人物。光源氏の本妻。六条御息所の生き霊に悩まされ、夕霧を生んで死ぬ。
2.曲名。
ア)能の一。古作を世阿弥が改作。源氏物語の六条御息所の生き霊を脚色する。
【世阿弥】ぜあみ
室町時代の能役者・能作者。大和猿楽結崎(ゆうざき)座(後の観世座)2代目の大夫。幼名、藤桜。通称、三郎。名は元清。父観阿弥の通称観世(かんぜ)の名でも呼ばれ、法名は世阿弥陀仏(世阿弥・世阿)。能を優雅なものに洗練するとともに、これに芸術論の基礎を与えた。「風姿花伝」「花鏡」ほか多くの著作を残し、夢幻能形式を完成させ、「老松」「高砂」「清経」「実盛」「井筒」「桧垣」「砧」「融(とおる)」など多く能を作り、詩劇を創造した。(1363?~1443?)
【観阿弥】かんあみ
南北朝時代の能役者・能作者。名は三郎清次(きよつぐ)。通称、観世。晩年の法名は、観阿弥陀仏(観阿弥・観阿)。足利義満に見出され、大和猿楽の向上をはかった。芸域が広く、近江猿楽や田楽の長所を取って幽玄な芸風を打ち出し、曲舞(くせまい)を取り入れて謡の様式を改革。作能に「自然居士(じねんこじ)」「卒都婆小町」「通小町」「松風」などの原曲がある。(1333~1384)
【猿楽】さるがく
(「散楽(さんがく)」の転訛という)
平安時代の芸能。滑稽な物まねや言葉芸が中心。広義には呪師(じゅし)・田楽なども含む。鎌倉時代に入って演劇化し、能と狂言となる。
【田楽】でんがく
日本芸能の一。平安時代から行なわれた。もと、田植えなどの農耕儀礼に笛・鼓を鳴らして歌い舞ったものに始まるというが。やがて専門の田楽法師が生まれた。
【自然居士】じねんこじ
能の一。観阿弥作。一少女が両親供養のため人買いに身を売る。自然居士はその次第を知り、人買いの跡を追って少女を救う。
【居士】こじ
1.学徳が高くて仕官しない人。隠者。処士。
2.[仏](梵語grha-pati)家主の意。資産家の家長を指した)
ア)在家で仏道の修行をする男子すなわち優婆塞(うばそく)の敬称。近世は在家の全の修行者の敬称。
イ)男子の戒名の下に付ける語 <->大姉(だいし)
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つまり、猿楽・田楽・呪師などが、能と狂言に進化したということ?
青柳洋介
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