濫用される専門家の声、信用に値するか?
今回の調査の結果、39.5%の人は「専門家の発言はあくまで一個人の発言であり、参考にすぎない」と答えた。31.9%の人は「専門家の言論は状況に基づき判別する必要がある」、20.4%の人は「専門家の言論はまったく信用できない」、6.5%の人は「専門家は社会の権威で、信頼に値する」とした。
専門家はなぜ懐疑の対象となるのか?その理由として79.6%の人は「一部の専門家に社会的責任感が乏しく、民衆の利益を代弁していない」、72.3%の人は「多くの『ニセ専門家』が『本物』を追いやり、素養が入り乱れている」とした。また28.5%の人はメディアにも責任があるとし、「メディアが争って専門家の『爆弾発言』を報道し、マイナスイメージが拡大している」と懸念している。
中国新聞雑誌・社会歴史研究所の王天根・常務副所長は、現在多くの専門家がメディア上で政局、社会各分野の問題に対して観点を発表しており、これは一種の進歩であると述べている。しかし専門家の発言と社会の現実が一致していなかったり、あるいは民衆の期待と一定の距離があれば、往々にして民衆の疑念を引き起こし、酷評される場合もあるとしている。
今回の調査では、23.6%の人は「人々の専門家に対する期待値が高すぎて、失望も大きい」と答えたほか、12.8%の人は「時代は変わった。今や権威は失われた時代だ」と切り捨てている。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年6月25日
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