公式行事は中止でも、水面下で取引を行っている・・・
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120924/k10015233971000.html
沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で日中関係が冷え込んでいる影響で、大手企業のトップらで作る「日中経済協会」は、25日から予定していた北京への訪問団の派遣を延期することになりました。
「日中経済協会」は、両国の経済交流を民間レベルで続けているもので、トヨタ自動車の張富士夫会長を団長とする大手企業のトップによる訪問団を、25日から北京に派遣することになっていました。
しかし、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題で日中関係が冷え込むなか、予定していた中国政府の要人との会談が実現する見通しが立たないため、「有意義な成果が得られない」として、25日からの訪問団の派遣を延期することを決めました。
一方、日中経済協会の訪問団とは別に、トヨタ自動車の張会長と経団連の米倉会長は、今月27日にも北京を訪れ、中国政府の指導者との会談などを予定しているということです。
昭和50年から毎年続いてきた、中国への訪問団の派遣が延期されるのは、今回が初めてで、日中経済協会は、日中関係が落ち着けば、再び派遣を検討したいとしています。
日中経済協会の訪問団は、これまで両国の関係が冷え込んだ際にも派遣され、経済的な面から日中の関係をつなぐ役割を果たしてきただけに、尖閣諸島を巡る問題は、民間レベルの経済交流にも深刻な影響を及ぼす形となっています。
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