医療福祉
シルバー人材センターの会員のお年寄りが、作業中にけがをしても保険が適用されず、全額自己負担になるケースが相次いでいることについて、厚生労働省はプロジェクトチームを作って、1か月以内をめどに保険が適用されるよう結論を出すことになりました。
シルバー人材センターに登録している会員のお年寄りが、委託された作業中にけがをして医療機関を受診した際、健康保険も労災保険も適用されず、全額自己負担になるケースが各地で相次いでいます。
どちらの保険も厚生労働省の所管で、健康保険を担当する部局は、「業務中の事故に健康保険は適用できない」としているのに対し、労災保険を担当する部局も、「会員はシルバー人材センターと雇用関係にないので、労災保険は適用できない」と説明しています。
小宮山厚生労働大臣は25日の閣議後の会見で、「全員に保険が適用されるべきで、それぞれの部局が担当ではないというのは許されず、早急に結論を出したい」と述べ、2つの部局でプロジェクトチームを作って検討を進める考えを示しました。
プロジェクトチームでは、全国のシルバー人材センターでこうした事故がどれくらい起きているかや、保険が適用されていない業務がほかにもないかなどを調べ、1か月以内をめどに、どちらの保険を適用するか結論を出すことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120925/t10015267291000.html
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