野田人事は?
若返りとオールスター、幹事長は家老、老中は? 名誉顧問?
新たに決まった民主党の主要な役員人事について、野党側は、衆議院の解散の先送りを見据えたものだと批判しており、今後、赤字国債発行法案などの取り扱いをめぐる野党側との協議は難航も予想されます。
野田総理大臣は、民主党の役員人事で、23日輿石幹事長の再任を決めたのに続いて、24日、新しい政策調査会長に細野原発事故担当大臣、幹事長代行に安住財務大臣、国会対策委員長に山井和則国会対策副委員長を充てる主要な人事を決めました。
野田総理大臣は、記者団に対し、「3党合意を着実に進めていくことが、われわれの責任だ」と述べ、社会保障と税の一体改革を巡る民主・自民・公明の3党合意を着実に進めていくための態勢だという考えを示しました。
これについて民主党内からは、「若く知名度のある人材を起用し党のイメージアップにつながる」と歓迎する声の一方で、「野田総理大臣の政権運営に批判的な議員が含まれず、党内融和に配慮したとは思えない」などと批判する意見も出ています。
さらに、野党側は、早期の衆議院の解散・総選挙に慎重な姿勢を示している輿石幹事長が再任されたことから「解散の先送りを見据えた人事だ」と批判しています。
自民党の大島副総裁が、「物事を前に進め、結果を生み出すという迫力を、まったく感じない陣容だ」と述べたほか、公明党の山口代表も、「『近いうちに国民に信を問う』という3党首の合意も含めて対応してもらいたい」と述べています。
このため、野田総理大臣が速やかに成立させたいとしている赤字国債発行法案や、衆議院のいわゆる「一票の格差」の是正と定数削減などの取り扱いを巡る新執行部と野党側との協議は難航も予想されます。
一方、野田総理大臣は、国連総会から帰国後、来月1日にも内閣改造を行う方針で、みずからに近い議員に対し、「『オールスター』の態勢で、党内から幅広く人材を登用し、選挙対策も重視した布陣にしたい」という考えを示しています。
野田総理大臣としては、あす投開票が行われる自民党の総裁選挙の結果や新たな執行部の顔ぶれも踏まえ、改造人事の陣容を固めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120925/t10015256681000.html
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