いいことだと思う。藤田さんもあの世で納得しているのでは?
変なおっさん、藤田嗣治・・・
藤田の原点は? 幻だった大作? 初期に描いた例のムキムキマンの絵
初めて渡仏したときに、自身の力を確認した?
月曜日, 12月 08, 2008
Reonard Foujita
上野の森美術館へ藤田嗣治の展覧会を見に行った。
藤田は、明らかに変人である。展示物は非常に面白かった。
1986年生まれ。1913年(27歳)から1968(82歳)年まで、55年間パリで生活した。
おおざっぱに絵の流れを追うと・・・
1928年ころの初期の大作、テーマは「闘争」に始まり、「獣性と家畜性」を追求した。ゾウやライオンは大きくなると、飼えないので、猫を飼った。中には、「鳥獣戯画」を想起させる作品もある。
1958年ころの子供をテーマにした作品は、デザイン画風で、テクノロジーとの融合も想起させる。
そして、晩年はキリスト教に基づく神の世界を描いた。
その他に、いろいろな小物を作っている。自分のアトリエの模型なども面白い。
ひとことで言うと、変人タイプの天才である・・・
岡本太郎との対比が面白い・・・
岡本太郎は、日本人的、呪術誕生などの著作を見れば分かる。原初のパワーで創作した
藤田嗣治は、フランス人的、個性を重視したハイセンスなタッチ。洒落たセンスで創作した
岡本太郎は日本的な哲学に基づいて作品を作った? 目指したのは日本のピカソである
藤田嗣治はフランス的なセンスに日本的な繊細さを注入した? 目指したのはフランス人的な日本人である
ふたりの写真には、その特徴がはっきりと見て取れる



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