ムスメが産まれたらトキと命名するんだ。
良い名前だ。トキの学名は、ニッポニア・ニッポン
赤ん坊は、コウノトリが運んでくる? ペリカンが運んでくる?
トキ(朱鷺、鴇、学名:Nipponia nippon)は、コウノトリ目トキ科の鳥である。
19世紀までは東アジアに広く分布し珍しくない鳥であったが、20世紀前半には激減した。2010年12月上旬の時点で中国・日本・韓国を合わせた個体数は1,814羽[2]。
学名は Nipponia nippon(ニッポニア・ニッポン)で、しばしば「日本を象徴する鳥」などと呼ばれるが、日本の国鳥はキジである。新潟県の「県の鳥」、佐渡市と輪島市の「市の鳥」である。
1 赤ん坊はどこから
“赤ん坊はコウノトリが連れてくる”という伝説はヨーロッパでは広く知られていますが、これは“赤ちゃんはどこからくるの?”という子供の素朴な質問にたいする親たちの答の一つが一般化され、伝承されたものと思われます。“赤ん坊はコウノトリが連れてくる”という俗信は、スラヴ世界では西スラヴ人のあいだで最もよく知られていますが、東スラヴ人、南スラヴ人のあいだでは稀です。
西スラヴの伝説を拾ってみます。
・ポーランド──赤ん坊はコウノトリが沼から連れてくる。
・カシューブ──コウノトリが暖炉の煙突から蛙を投げ入れ、蛙は煙突を通ると乳飲み児となる。
・ソルブ──赤ん坊はコウノトリがたらいに入れて運んでくる。
・ポレーシエ──コウノトリが赤ん坊を暖炉の煙突から投げ入れる。
ロシアの民俗学者ヴィノグラードヴァは20世紀の90年代に「赤ん坊の由来」の伝承をポレーシエの46村(62地点)にわたって調査し、その成果を「ポレーシエ民俗地図」の形で発表しました。伝承は(1)“赤ん坊はコウノトリが連れてくる”(2)“赤ん坊は天から降りてくる”(3)“赤ん坊は植物のなかにいる”(4)“赤ん坊は樹の上/森の中にいる”に分類され、その分布図が作成されました。その民俗地図によると、“赤ん坊はコウノトリが連れてくる”という伝承は西部ポレーシエに集中しており、東へ行くにつれて伝承の通俗性がまばらになっています。ポレーシエには、このほかに、“マリーカ婆さん(産婆)が沼で赤ん坊を見つけてきた”という伝承も知られています。
赤ん坊を母の胎内から出るものとは言わずに、“空のかなたから(鳥が運んで来る)”“水の中から”“植物(キャベツなど)の中から”“森の中から”来るものと説明するこれらの言い伝えの背景には、赤ん坊を“異界から”の来訪者と観る古代神話的思考の痕跡がうかがえます。
日本では?
赤ん坊は、たらいに入っていて、川から流れてきた・・・
桃太郎伝説でも、川から流れてきた・・・
桃源郷だな・・・
上流から流れてきた桃を食べて老夫婦が若返ったというくだりには、道教やさまざまな神話が影響しているとみられる。『山海経』や西王母伝説、あるいは日本神話のイザナギの神産み#黄泉の国にみられるように、桃は邪気を祓い不老不死の力を与える霊薬である果実とされている。また、山奥に住む仙人にも桃は欠かせない存在である。桃太郎を齎した桃は、こうした力のある桃が山から流れて来たものとも考えられる。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
おばあさんが川でせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。
「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。
桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。
そしてある日、桃太郎が言いました。
「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」
おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
旅の途中で、イヌに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。
そして、こんどはサルに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
そしてこんどは、キジに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。
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