ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブは、美魔女の記子と見に行った・・・
『1960年頃、世界で一番かっこいい男がチェ・ゲバラだった』(ジョン・レノン)『チェ・ゲバラは20世紀で最も完璧な人間だ』(サルトル)
「もし我々が空想家のようだと言われるならば、救い難い理想主義者と言われるならば、出来もしないことを考えていると
言われるならば、何千回でも答えよう、“その通りだ!”と」(チェ・ゲバラ)~ゲバラのカッコ良さは異常!笑顔がまた良い!
これは、面白い・・・
キューバ革命で最も煮え湯を飲まされたのが隣国アメリカだ。
キューバ全土の土地や電力、鉄道などの巨大な利権と、ハバナ歓楽街のブラックマネーを一度に失った米国は、革命政府に憎悪をたぎらしCIAを暗躍させ、爆弾テロ、米軍傭兵部隊の上陸作戦など様々な方法でゲバラたちを倒そうとした。
1962年、米国の破壊工作にブチ切れたカストロは、ソ連(当時)の強力を得て核武装に踏み切ろうとした。マイアミの目の前に核弾頭を突きつけられてはかなわんと、米国内はパニックになった。
これが俗に言う『キューバ危機』である(最終的に米国の圧力にソ連が屈し、核配備は流れた)。
左からボーヴォワール、サルトル、チェ・ゲバラ!すごい顔ぶれ!
二十世紀は「実存主義」の時代。
ニーチェ - 神は死んだ
サルトル - 実存は本質に先立つ
「僕たちは自由な個人であるのだ、その自由のために、何もかも自分で決めるように、死ぬまで運命付けられている。自分でしたことの「責任」からはぜったいに逃れられない。人間の自由は黙っていない。自分自身で何かをするよう、真に実存して本物の人生を送るように強いている」
「自身で自身の生の意味をつくらなくてはならない。実存するというのは、自分の存在を自分で創造するということだ」
ボーヴォワール - 実存主義を性役割の分析に応用した
「女性というものはこういうもの、男性というものはこういうものというような、永遠の女性の本質も男性の本質もない。そんなものは通説にすぎない」
社会通念 - 「男性は『超越的』だ、だから男は外に出て意味や目的を求める。そして、そうあるべきだ。女は正反対で、『内在的』で、現に自分がいるところにとどまろうとする。だから、家庭や身の回りのこまごまとした世話をしたがるし、そうあるべきだ」
ボーヴォワール - 「そんな女性の本質も男性の本質もない、逆だ。女性も男性もそういう先入観から解放されるべきだ」
『第二の性』 - 女を抑圧しているのは男だけではない。女は、自分で生きていく責任を引き受けない限り、自分で自分を抑圧しているのだ」
つまり、自分のことを自分で決めなければ、自由でもなければ、独立もしていない。
『不条理劇』 - 日常生活の不条理を表現して、その正体をあばくことで、観客にもっとまともな生き方はできないんだろうか、と考えさせる。
「哲学の問いとは、それぞれの世代が、それぞれの個人が、何度も何度も新しく立てなければならない」
「現代は、新しいことと古いことのごった混ぜ」
科学的な思考は、『パラダイム・シフト』を迫られている。
『オルタナティブ運動』 - もうひとつの選択、今のやり方よりも、もっといい別のやり方がないかという問題提起の姿勢を表している。
個人的には、『ニューエイジ』は胡散臭く感じることが多い。『ニューサイエンス』の方は受け入れらるものが多い。
「真の哲学者は大きく目を開いていなければならない。たとえ、白いカラスは見たことがなくても、探すことを止めてはならない。そうしないと、教条主義者になってしまう」
青柳洋介
参考文献)ソフィーの世界
追伸)20世紀が実存主義の時代なら、21世紀は何の時代?
実存主義をベースにした共生の時代なのかな?
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