移行期 ~20ミリシーベルト/年
自然被ばく 1ミリシーベルト/年
フクシマの小学校の運動場
3.6μシーベルト/時
これを年換算すると
3.6×24×365÷1000=31ミリシーベルト/年
放射線と発がん率の関係は?
確率である
放射線量が低いからと言って、発がんしないわけではない
放射線量が低いと、発がんする確率が下がるだけ
発がん率は、放射線量にほぼ比例しているようだ
自然放射線1ミリシーベルトなら、10000人当たり、1人
100ミリシーベルトなら、100人
国際放射線防護委員会(ICRP)
ICRPの今回の提案は、一般の人が浴びても良いとされる年間の放射線量を現在の1ミリシーベルトから1~20ミリシーベルトの間に緩和、変更する事によって、福島第一原発事故の後に予想される周辺地域の放射能汚染地域にも人が住んでも良いことにしようとするものです。
この提案は2007年の勧告により、一般の人が年間に浴びてもいい放射線量を以下の3つの範囲で設定しようというもので、①緊急時は20~100ミリシーベルト ②緊急事故後の復旧時は1~20ミリシーベルト、そして③平常時は1ミリシーベルト以下、と範囲が分けられています。
つまり、今回の事故により、福島原発周辺地域は②の「緊急事故後の復旧時」相当に当たる為、被爆線量を通常時の1ミリシーベルトから1~20ミリシーベルトの範囲で検討すべきだというわけです。
ちなみに、福島県南相馬市の25~26日にかけての1日の放射線量は計0.028ミリシーベルトとなっていて、1ミリシーベルトを基準に考えた場合、1000÷28=35.71 つまり、1ヶ月程度で基準値に達してしまいます。
仮に基準が緩和された場合、現在の線量が続いたとしても年間の総放射線量は0.028×365=10.22 約10ミリシーベルトとなるため、20ミリシーベルトまで許容量を引き上げれば移住の必要はなくなるというわけですね。
(一般に年間の放射線被曝量が100ミリシーベルト以下であれば、健康への影響はないとされている)
しかし、これでは今までの基準が何だったのか、まったく意味をなさなくなってしまう本末転倒な解決案であり、住民の健康への影響などまったく考慮に入れられていないと考えるべきでしょう。そもそも、年間許容量である100ミリシーベルトという値にしても、誰がどういう基準で定めたものなのか、100ミリシーベルト以下であれば本当に健康への影響はないのかなど、蓄積されたデータとして示されていないのが現状です。もし仮に、基準を変えれば問題が解決されるというのであれば、1万倍に基準を引き上げれば炉心付近でもまったく問題ないという話にさえなりかねず、何の為に定めた限度量なのかが分からなくなってしまいます。
すでにネット上では
「本末転倒だよね」
「限度量とは何だったのか」
「とんち利かせてる場合じゃねえんだよ」
「元々低いから引き上げても問題ないてアホか」
「ルールが恣意的に運用される。世も末やで」
「これが通用するんだったらどれだけでも基準値上げられるんじゃね?
そしたら原発問題一気に解決じゃん」
「クソワロタ 最終的に80ミリ位まで上がるんだろ」
「基準値内なので、数年で癌になっても白血病になっても 国のせいじゃありません。 移住したくても難民認定も出来ません。」
など、元々危険だから定められていたはずの基準を、土壇場になって引き上げることで問題回避を図ろうとする安易な提案に反発の声が上がっています。
asahi.com
被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す
さて、この問題対し、日本アイソトープ協会の佐々木康人常務理事は「ICRPの基準はもともと、余裕を持って設定している。日本の基準はさらに、厳しめの数値を取っている。1~20ミリシーベルトという数字なら、健康に全く影響はない」と話しているそうですよ?
基準が緩和されたなら、皆さんの代表として、真っ先にこの地域に住んでいただく事にしましょう。
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