なんでも、獅子と、駒犬らしい。あうん、らしい・・・
それで、唐獅子牡丹・・・
- 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という言葉がある。ボタンが木(灌木)であるのに対し、シャクヤク・ユリは草(多年草)に分類される。
- 「獅子に牡丹」「牡丹に唐獅子」は、獅子は「百獣の王」、牡丹は「百花の王」と呼ばれ、よい組み合わせとされる。「男気」の象徴。唐獅子牡丹は、工芸品、刺青[10]、侠客伝映画の題名(「昭和残侠伝唐獅子牡丹」、「緋牡丹博徒」など)にも見られる。
百獣の王が獅子なら、百花の王が牡丹・・・
さくら肉が馬肉なら、ボタン肉はイノシシの肉・・・
---Wiki
ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。
または、ボタン属(Paeonia)の総称。 別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。
以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いから現在はシャクヤクとともにビワモドキ目に編入され、独立のボタン科とされている。(※)
概要 [編集]
ボタン属 [編集]
- 木本性のボタン属
- Paeonia decomposita
- Paeonia delavayi (Delavay's Tree Peony)
- Paeonia jishanensis (Jishan Peony; syn. Paeonia spontanea)
- Paeonia ludlowii (Ludlow's Tree Peony)
- Paeonia ostii (Osti's Peony)
- Paeonia potaninii
- Paeonia qiui (Qiu's Peony)
- Paeonia rockii (Rock's Peony)
- Paeonia suffruticosa (Suffruticosa Peony; probably of hybrid origin)
園芸 [編集]
園芸品種 [編集]
- 春牡丹
- 春牡丹は4~5月に開花する一般的な品種。
- 寒牡丹
- 春と秋に花をつける二季咲きの変種。通常は、春にできる蕾は摘み取り、秋にできる蕾のみを残し10月下旬~1月に開花させる。
- 冬牡丹
- 春牡丹と同じ品種を1~2月に開花するよう、特に手間をかけて調整したもの。寒牡丹と混同されることが多いが、これは放置すると春咲きに戻ってしまう。
- 日本牡丹・中国牡丹・西洋牡丹(ピオニー)
- 赤・赤紫・紫・薄紅・黄・白
- 一重・八重・千重、大輪・中輪
栽培 [編集]
- 日当たり・排水の良い地を好む。夏の西日は避けるほうがよい。
- 牡丹苗は接木(つぎき)で作る。
- 植え付けや株をいじるのは、9月下旬から10月下旬が適している。
薬用 [編集]
漢方 [編集]
文学・美術 [編集]
中国文学 [編集]
- 白居易(白楽天)
- 『牡丹芳』:「花開花落二十日 一城之人皆若狂」(花開き花落つ二十日、一城の人皆狂ふが若し)[1]
- 劉禹錫
- 『賞牡丹』:「唯有牡丹真國色 花開時節動京城」
- 李白
- 「一枝濃艶露凝香 雲雨巫山枉断腸 借問漢宮誰得似 可憐飛燕倚新粧」
- 「長恨歌」でも楊貴妃を牡丹・梨花・柳に例えた。
- 郭延沢(かくえんたく)牡丹詩千首を詠んだ
- 『牡丹燈記』(日本では、怪談『牡丹灯篭』や歌舞伎『怪異牡丹燈籠』)
日本文学 [編集]
- 日本では8世紀には栽培されていたようであるが、文学に登場したのは『枕草子』が最初である(「殿などのおわしまさで後」の条)。
- 「咲きしより 散り果つるまで見しほどの 花のもとにて 二十日へりけり」(関白前太政大臣『詞花和歌集』)
- 『蕪村発句集』与謝蕪村は関西出身の俳人で、牡丹の句を多く残した。
- 「牡丹散(ちり)て打かさなりぬ二三片」
- 「閻王(えんおう)の口や牡丹を吐かんとす」
- 「ちりて後おもかげにたつぼたん哉」
- 「牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ」
絵画 [編集]
文様 [編集]
家紋 [編集]
牡丹の名所 [編集]
- 島根県の県花。島根県大根島、赤名観光ぼたん園、御嶽ぼたん園などが牡丹の名所として知られている。
- 島根県松江市八束町の町の花。同町の牡丹は300年前に遠州(静岡県)の秋葉山から同町の全隆寺の住職がもともと薬用として持ち帰られたものと伝えられている。
- 長谷寺(奈良県桜井市)では登廊・東参道・本坊前に150種7000株が植えられ、花の御寺と呼ばれている。
- 福島県須賀川市の市の花。市内にある須賀川牡丹園は18世紀明和年間に摂津国(現兵庫県宝塚市)から持ち帰った牡丹を栽培したのが始まりとされている。
- 神奈川県横浜市金沢区の区の花。
- 埼玉県東松山市の市の花。市内には箭弓稲荷神社牡丹園と東松山ぼたん園と、2つの大きな牡丹園が存在する。
そのほか [編集]
衣装 [編集]
名前に牡丹の付く食べ物 [編集]
- 「牡丹餅」(ぼたもち)ボタンの咲く時期の彼岸(春の彼岸)に供えられる、または、食される菓子。同じものではおはぎがある。
- 「司牡丹」(つかさぼたん)は高知県佐川町の地酒の銘柄。田中光顕が命名したという。
- 「牡丹鍋」は猪肉を味噌味で食べる鍋。
関連語句 [編集]
- 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という言葉がある。ボタンが木(灌木)であるのに対し、シャクヤク・ユリは草(多年草)に分類される。
- 「獅子に牡丹」「牡丹に唐獅子」は、獅子は「百獣の王」、牡丹は「百花の王」と呼ばれ、よい組み合わせとされる。「男気」の象徴。唐獅子牡丹は、工芸品、刺青[10]、侠客伝映画の題名(「昭和残侠伝唐獅子牡丹」、「緋牡丹博徒」など)にも見られる。
- 花札の絵柄:牡丹に蝶(6月)
- 記念切手:ふるさと切手『須賀川の牡丹』
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