下北の町を後にして、池尻・渋谷近辺をうろついているヤマネコとは、僕のこと?!? 笑い
ときどき、山にも帰るが・・・ 一度、遠出をして、フィリピンのマニラまで行った・・・
ヤマネコは、どろろんぱ、と現れて、どろろんぱ、と消える・・・
ミュータント、変異体、変わり者、馬鹿とキチガイはかみひとへ
KamiHitoHe AO
動物たちの間に虹色の渦巻き風なものがあった => 幽霊だ?
2006年12月 3日 (日) 天の気解析 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
どろろんぱ
昨日、青山の骨董通りにあるビリケンギャラリーで開催されている木版画展『ヤマネコ毛布』に行ってきた。作家は山福朱実さん。初対面だった。
下北のギャラリー無寸草で座っていると、山猫軒という店の写真の横に、ヤマネコの木版画のはがきがあったのが、きっかけ。ありゃ、これ、宮沢賢治の感じがする、と思って、店主のタキちゃんに、「賢治を思い出す」と言った。「今やっているから、行ったら?」、と。はがきを見ると、初日、ちょうど、渋谷の本屋に行こうと思っていたので、ついでに立ち寄ることにした。
録画したテレビ番組にジュンク堂のおばちゃんが出ていたのを、午前中に見ていた。『書店繁盛記』を書いた田口久美子さん。たまには、ネット本屋ばかりでなく、リアル本屋にも行ってみよう、渋谷のブックファーストに行った。本屋に寄ると、つい欲しい本を買ってしまう。数冊買った。「グノーシス」に関するものも買った。「テレビでジュンク堂のおばちゃんが話しているのを聞いて、来てみた。ついつい、買いすぎてしまう。くそっ、ジュンク堂のおばちゃんに騙された」と言うと、若い女性店員は、ニコニコ笑っていた。
それから、徒歩でビリケンギャラリーへ行った。さすが、骨董通りだ、高そうな骨董を置いてある店がある。ギャラリーに入ると、店主のような方がワインをくれた。干しイチジクと甘栗を食った。ビリケンギャラリーはもともと絵本の出版社らしい、原画展などをやるためにギャラリーを開いたそうだ。「下北の無寸草から着ました、作家はどのかたですか?」と聞くと、朱実さんを紹介してくれた。ちょろっと話して、彼女の絵本を買った。サインを入れてもらった。
「これらの原画は左からお話になっています、ストリーがわきに書いてあります」、と。そこで、「じゃ、ストーリーは見ずに、絵だけ見て考えよう」と言って、左から眺めていった。
ヤマネコとハリネズミが相談している。いろんな動物や蝶々などの虫もいた。旅しているみたい。途中に動物たちの間に虹色の渦巻き風なものがあった。何だろうか、と思っていた。最後には、ヤマネコは楽しそうにひとりで歩いて行って、寝床について、おしまい。
ヤマネコがどこで寝たのか分からなかったので、「山に戻ったの?」、と聞いたら、「戻っていない」、と。「じゃ、都会でさんまの食べ残しでも食って寝たんだ、最近出没しているクマと同じじゃん、森に食い物がなくなったんじゃないの?」、あと、「渦巻きは何?」と聞いたら、「分からない」、と。
ギャラリーを後にして、電車から降りて、暗くなった道を家路についていた。突然、頭に浮かんだ、「ありゃ、あれは、どろろんぱ」だ。「どろろんぱ」が何かは知らないが、頭にひらめいた。
今日、ギャラリーに電話して、朱実さんに「あれは、どろろんぱ、ひらがなで、ど、ろ、ろ、ん、ぱ」と告げると、朱実さんは楽しそうに「きゃっ、きゃっ、キャット」と笑っていた。(おしまい)
青柳洋介
©室山まゆみ / シンエイ動画
2006年12月 3日 (日) アート & サイエンス | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)
2006年12月 2日 (土)
山福朱実さん
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
旅立つヤマネコへ。シマリス、ノウサギ、クマ、トラ、サル…
カワウソもオオカミもそれぞれの思い出を刺しゅうにこめて森のな
かまたちがつくった“さようなら”の贈りもの。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山福 朱実
1963年、北九州市若松区生まれ。
イラストレーション等の仕事を経て、
2004年に木版画の制作を開始(
本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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