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12/30/2009

キジバトへ、言爆です!





12/29/2009

これらの企画は?

Permaculture, Urban Handbookなど、すべて、ボツ

小泉大明神の影響で・・・ ようするに、無責任大国、大和魂という島国根性の権化・・・






農文協・・・


家の光・・・








諸行無常・・・


平家巻第一

祇園精舎鐘聲 諸行無常響有 沙羅雙樹之花之色 盛者必衰之理顕 奢れる人も不久 只春夜如夢 猛者終亡ぬ 偏風之前塵同
遠異朝訪秦趙高漢王莽梁周異唐禄山此等皆舊主先王政不随樂極諌不思入天下之亂事不悟民間之愁所知士歟者不久亡者也
近く窺本朝承平將門天慶純友康和義親平冶之信頼奢心猛事取々社有士歟共親六波羅之入道前太政大臣平朝臣清盛公申人之消息傅承社心言(以下略)


訓読: 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し、猛き者も終には亡ぬ、偏に風の前の塵に同じ。


遠く異朝を訪へば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周異、唐の禄山、此れ等は皆、旧主先王の政にも随わず、楽を極め、諫をも思い入れず、天下の乱む事を悟らず、民間之愁る所を知ざり士歟者(しかば)、久しからず亡びし者ども也。


近く本朝を窺うに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平冶の信頼、奢れる心も、猛き事も、取々に社(こそ)有り士歟共(しかども)、親(まぢかく)は六波羅之入道前の太政大臣平朝臣清盛公と申せし人の消息、伝え承る社(こそ)心も言も。
(出典 Wikiquote)


春望 杜甫 

国破山河在  国破れて 山河あり
城春草木深  城春にして 草木深し
感時花濺涙  時に感じては 花にも涙をそそぎ
恨別鳥驚心  別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす
烽火連三月  烽火 三月に連なり
家書抵万金  家書 万金に抵(あた)る
白頭掻更短  白頭 掻(か)けば更に短く
渾欲不勝簪  渾(すべ)て 簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す








12/10/2009


皇国史観 - 観世








だから、殿さまは、昔の人創りに精を出す => お家のため

だから、国会議員は、箱作りのための人創りに精を出す => 国家

そして、八墓村の墓守と、食料係が誕生した。その他は、姥捨て山、子捨て山行き。大和の国の人口は300万人です - 国勢調査








マスメディアへ

5W1Hを明らかにせよ! 詭弁を暴け!!!

八墓村だよ!

いいけど・・・ 墓守が好きな民族だから・・・

いいんじゃないの? お好きにどうぞ・・・

ウジ虫退治か? 墓守は礼儀正しく、外国の要人をお迎えするのが仕事・・・






11/24/2009


国会議員と国家神道原理主義 - パージ 真っ赤Sir









日本の国会議員が「違憲」の「靖国参拝」を強行した。

国家神道原理主義 => ファシズム、カルト宗教


法の番人であるべき最高裁は、カボチャ


裏に、オウムや、霊感商法が発生した。


犬は、取り締まれない・・・


最後に、地下鉄サリン事件が発生した。


この構造を暴露したのが、村上春樹の「アンダーグラウンド」・・


そして、「1Q84]で、お茶を濁した・・・


国家ぐるみ、上層部がグルになって、犯罪を隠した・・・




だから、国が腐った・・・


おしまい


日本の「天使と悪魔」の構造でした。


青柳洋介


神さまを利用して、選挙運動しただけ。古の神話が現代政治に通用するはずがない・・・


区別ができない。頭が異常・・・


古に回帰無くして国家再生はあり得ず




小泉首相が、一月六日伊勢神宮に参拝、翌日付産経新聞のコラムでは「日本は神々の国である」と括り、同月十四日には、内外の反発を受けながらも靖国神社に参拝したのは記憶に新しい。


そして建国記念日の二月十一日には、「政府後援の式典は神武創業の意義に触れていない」として、独自の行事を開いている神社本庁や日本の建国を祝う会(会長拓殖大総長)等をはじめ、各地で紀元節の奉祝式典が執り行われた。祝日法により「建国を偲び、国を愛する心を養う」とした、意義のある記念すべき日だったのである。


過去に於いて、日本人は神道指令による伝統的信仰心の破壊行為ともゆうべき苦汁を舐めはしたが、我が国固有の神祇信仰は、古来より受け継がれ、現世に於いても日本人の精神の支柱として根付いているのである。この様に人々の生活に密着した「神」を抜きにして、我が国の歴史、伝統、文化の形成はあり得ず、その神道的思想が、政治・道徳・宗教或いは芸術等の面でも、多大な影響を及ぼして来た事は周知のとおりである。

そこで、八百万の「神」観念を展開するにあたり、神道的歴史観やこれに内在する思想史・政治観念の考察を試みたい。「神」について本居宣長は、古典にみえる天地の諸神をはじめ、それを祀った社の霊の事で、人はいうまでもなく鳥獣木草の類、海山その他を含む「尋常ならずすぐれたる徳のありて、可畏き物」(古事記伝)と定義した。また、神国の意識は日本書紀に既に見られ、神道五部書といわれる「倭姫命世記」「宝基本記」等々、それ以後の古典文献にも数多く記されているが、蒙古来襲の過程に於いて、神国思想は高揚されていくのである。

中世における皇国史観

南朝の柱石北畠親房は、中世二大史論といわれるその著作【神皇正統記】に、「大日本者神国也。天祖ハジメテ基ヲヒラキ、日神ナガク統ヲ伝給フ。此国ノミ此事アリ。」と特筆している。「正統記を以て国体学史上空前の境地を開拓せしもの」と評価に代表される様に、国体明徴へと導く布石の一つとして研究、提唱されていくのである。


親房は伊勢神道の影響を受けながらも独自の神道思想を形成していく。当時流行の末法思想や百王説というような時代下降史観への批判と、神道儒仏に対する自主性の確立、天壌無窮の国家的自覚の展開、更には、三種神器論の形成に至る。そして、後の山鹿素行(中朝事実)、頼山陽(日本外史)や大日本史編纂の際には、この「神典」ともいうべき正統記の思想が根底に存在しているのである。


南北朝対立という歴史的背景の中、その著者親房は、どの様に神国思想を關明したのか、その思想的営為を概観する。親房は、神代の記述に当たり「神道のことはたやすくあらはさずと云うことあれど、根元をしらざれば、猥しき始ともなりぬべし」と記している。すなわち、神代にあらゆるものの根元的意義を認めているのである。そして、上古、中古、末世と分けられた各時代の歴史的位置づけに於いては、神武天皇条で「其制度天上の儀の如し」「神代の例に異ならず」と、上古と神代を連続的にとらえている。


中古については天孫降臨に際し、「此中にも中臣、忌部の二神はむねと神勅をうけて、皇孫をたすけまぼり給」と記し、更にこれに基づいて別な箇所で「我国は神代よりの誓にて、君は天照太神の御すゑ国をたもち、臣は天児屋の御流君をたすけ奉るべき器となれり」と述べている。この様に、天児屋の子孫が天皇を輔佐すべき事は、神代に定まった原理とされ、中古以前においても、歴史はその原則を実現していたものとして捉えられているのである


光孝期以後に於いて、摂関政治とゆう体制を執ったとしても、新しい原理に基づいた、それ故に歴史に転換点をつくる様な現象では決して無かったということができる。それでは前述の神代とはいかなるものであり、後代の歴史に対しどのような影響を及ぼしていくのであろうか。神代に於ける神々の行為の中で、其の意志を集約的に示し、後代の歴史展開に最も重要な意義をもつのは、天孫降臨の際の天照太神による神勅及び神器の授与である。


これについて、神孫為君・宝祚無窮・神器永遠等を後世に保証し、その原則を後の歴史に発現させてゆくものと記されている。ここで、「古事記」「日本書紀」の神代条のイザナギ・イザナキ二神による国土生成・産出が起想されるが、この神代に存した事実を以て、この世は神孫が君臨すべき事、民が神孫を君として仰ぎ奉仕すべき事を説いている。そして、この神々による世界創成説を理念として、日本独自の神道論や政治論・道徳論を全世界に通用すべきものとして説いた典型例が、周知のように平田篤胤であった。


後に譲るが、慈遍の右に観た達成は、篤胤に先行する事およそ五百年である。また、建武中興や織田、豊臣の天下統一、そして徳川政権の衰退、明治維新等々の歴史を回顧するに当たり、政治的社会構成が大きく変化する過程では、必ずといっていいほど「記紀」思想は復古するのである。近世にあっては、帝国憲法・教育勅語により明確な表現を得、国体の本義等の公布を経ていく。


当時の東京帝国大学で、憲法学を講じていた学者穂積八束は、国民教育憲法体系で「我が国体国初以来未だ嘗て之を変更したることなく三千年の久しきに亘り時に(中略)国体の変更は帝国の滅亡なり」と述べ、同じく筧克彦は、「古事記」に依拠しながら思弁を展開し、「国教たり世界教たり万邦の精華」であり、唯一の真理、唯一の活生命、唯一の神を信ずる「古神道」、つまり「随神道」を唱え「天皇は、大愛大智大意志を統括せれつつある大創成大生成作用を表現せられ人間向上の大生命を実現せられつつある御方あることは疑いない」と喝破するのである。


かくて、神勅による神意は超人為的側面の為す根底的作用をもたらし、神器の授与にあたっては、親房独自の解釈を加えている。すなわち、鏡を「正直の本源」、玉を「慈悲の本源」、剣を「知恵の本源」也とし、「神は人をやすくするを本誓とす。天下の万民は神物なり」に始まる神意的道徳の三徳(神の御心)を発現するに至る。この政道論は、伝統思想を承継する神孫為君説の枠内で、君徳安民の政道論を包摂せしめたのである。


鎌倉時代以降の武士政権が、儒教的徳治主義によって、その存立を正当化するに至るが、これらの歴史的事実について親房は、頼朝の政権が、院政の乱れにより「天下の民」が塗炭の苦しみに落ちた非常時に成立して、皇室と万民を安じ世を復したとその功績を称える。また、北条執権政治の確立・存続という現実については、泰時の善政・安民の実績を称えて、「将来の鑑誡とせねばならない」とし、先に観た神意の道徳意志・「祖神の御意」による政道論によって、武士政権の成立と存続とを意義づけている。


ところが、これらの歴史的事実も、「陪臣として久しく権をとることは和漢両朝に先例なし」「終にはなどか皇化に不レ順べき」と、それを一時的或いは不完全な政権とみなし、「更に人力といひがたし」「宗廟の御はからひも時節ありけり」と、神孫為君・藤原氏輔佐を基盤とする政体論によって、鎌倉武士政権の滅亡の中に神の作用を観ている。まさに南朝に対抗しつつある足利政権の必然的滅亡を予言するのである。


また、「我国は神明の誓いちじるしくして、上下の分定まれり」と、武士は分を守って政治を助ける事が肝要で、上下の分を明らかにして乱れないところに神国たる所以をみる。すなわち、神聖不可侵性である伝統的諸観念を貫く親房の理想は、朝廷と武士とは神代に由来する絶対的な上下の関係に秩序づけられるのである。ここで、三種の神器である剣が武勇の象徴では無く、剛利決断を徳とする知恵の本源をなすのものである事を加えねばなるまい。


一方、同時代の歴史書として、これら「正統記」の史観と対照的なのが、「梅松論」である。この著者は、武士の決起から朝廷の敗北と、後鳥羽上皇など三上皇の配流に至る承久の乱の顛末を、徳治論の立場から当然の様に捉えている。かかる徳治論は、「有徳者執政者論」とゆう観点から歴史的意義づけがなされ、儒教に於いての、革命思想を含んだ有徳者為君説が導かれるのである。


右の議論を根拠に、「近臣(中略)非儀を申断」じ「綸言朝に変じ暮に改」まる建武新政府を批判し、これを瓦解させた尊氏について、挙兵は「天下の御為」を計るものと記し、その政権獲得については「天道は慈悲と賢聖を加護すなれば」云々と結び、後醍醐天皇に弓引く尊氏の反逆と、室町政権の樹立を全面的に正当化しているのである。そして尊氏や直義を単なる武将としてでなく、日本の治者として扱い、更には、周の王朝にも優越する政権と賛美している。こうして、「梅松論」に基づく道徳史観は、公家から武家への政権移行、ひいては徳川政権存立の正当性を理論的に根拠づける機能を果たしていくのである。


当然、室町政権の基本方針を表明した「建武式目」においても、先に略述した如く儒教的徳治思想を積極的に摂取し、その存立を合理づけている事は言うまでもない。しかしながら、この「徳治」なる言葉に示されるが如く、私的倫理と相関し、為政者の道徳が規範主義に転嫁されるのであって、政治そのものは極めて消極的な意味でしかあり得ないであろう。この室町政権が形式的にも北朝を上にいただく体制であった歴史的事実は、その帰結の現れに外ならない。それでは、時を同じく南朝政権を支持した特異な神道思想家「慈遍」に着目してみると、古代以来の神祇官僚家ト部氏の出で、「徒然草」の著者兼良好の兄と伝える。


その著書「旧事本紀玄義」「豊葦原神風和記」「要記」等から、宗教観、国家観にある核心は、神本仏迹・反本地垂迹説の神道思想にあると言えるが、親房のそれに劣らぬ史的意義をもつことは確かである。彼は、神の教えに従って正直・清浄の徳を宗とすべきであると記し、皇孫・天皇は、神意を受けて地上世界全体の主であって、広く天・地・人の三才の運行責務があると説く。太古には、日本・シナ・インド(=全世界)は、等しく普遍的な「心霊の徳」により成立せしめられたとし、日本の神、インドの仏、シナの孔子・老子の順で、その優劣を論じている。


もっとも、仏教・儒教を排斥している訳では無く、正直・清浄に基づく政が、仏教の慈悲に基づく政と儒教の仁政に重なる所があると観ていたことは否定出来ない。穢悪の心を持ち自在力を失った人たちに適合した教えが仏教であり、神の計らいによって、普遍的な救済力をそなえ、しかも仏に教導されて得た成果等、高く評価する見地が顕著にみられる。親房にあっても、神主仏従の見地から儒仏は仮の神聖の一つであって、神道を広め深くするための働きはあったと受け止め、更には、いずれの教えに対しても公平に、広く諸宗のよい所を学ばれる必要があると寛大に説いている。これらの点については、伊勢神道書の排仏的思想と明確に相違するところである。

亡国への教導者 日蓮

かくて、欽明天皇十年に仏教伝来をみるが、平安旧仏教に対し鎌倉新仏教の始祖たちは、仏を至高・至尊と仰ぐ見地から、仏法は王法に優越する仏法為本の立場を堅持している。親鸞・道元が王者不拝論を説き、日蓮もまた、世界は全て釈迦の所有であるとゆう釈尊御領観から、君主は釈尊に対して仏法に基づく政を施す責務があると提唱しているのである。


その歴史観についても、像法時の末から末法時の初めにかけて、仏法・王法両界において謗法が累積し、仏の治罰の対象になり、承久の乱における公家の敗北さらには王法の滅亡をもたらした事、この乱により政権が北条氏に移行してからも、謗法が乱前より増して、ついに仏の計らいによる蒙古の来襲を経て、国家滅亡を招くとされること、その後は、正法である法華経広布の世が来ると確信している。彼の世界観においては、釈迦一仏のみが衆生にとって親であり、師・主であると述べる。また、世界は釈迦の領土であって、神・王その属する者全てが釈迦の所従であり、あらゆる自然物もその所有物だとするのである。


つまり、仏法の前では、世間の道徳や法律等も無価値化され、国・神をもその仏教的秩序の中に組み込まれる。ところで、日蓮が邪教・邪宗として糾弾して止まなかったのは、法然・浄土宗だけでは無かった。その言動は、当代的自覚の強烈さから法華経の正法に基づけようと、立教開宗の当初から同時代の他の新興仏教を意識し、それを破却せんばかりの勢いであった。ただ、その激しさの割には、断固として法華経に基づくという以外に、客観的な根拠がある訳でも無く、絶対主義的支配を標榜する狂信的宗教家と言わざるを得ない。


また、民衆の現実の難に対しその教義を説く様は、社会・共産主義者による貧民の蜂起の煽動をも連想させる。

日本人のあるべき姿

親房は、天照太神の恩により稲種が世に伝わり、命の糧となる稲、水その他に対し皇恩・神徳と感謝する。「あるにまかせて」「不正に飲食」しては為らず、それは社会に於いても通じる基本的な考えだと説く。天地万物に対しても「これを敬うべし」と後代の人々に提示するのである。何気ない生の営みの中に、日本民族祖先以来の生活原理をみるのであり、神を尊ぶことによって、生の尊さを知るのである。日本人は神道に対し、無意識にではあるが、密接な関わりを持っている。


初詣を始め、商売繁盛・家内安全等の祈願、お祭り、七五三、結婚式、地鎮祭その他神事芸能まで、伝統的儀礼・儀式は後を絶えない。敬神崇祖尊皇は、精神文化発祥の原点をなすものと言えよう。神国に生まれ育った以上、私達の心に根付いて離れない「清き直き心」を大切にし、西洋的個人主義が横行する風潮の中で共同体の繁栄や平穏を祈る等、今こそ、これら神道的倫理を起想すべきではないか。神道とは、教へに非ず、我々が歩むべき「道」なのである。



投稿者 AO 時刻: 12/10/2009 03:25:00 AM   
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Urban Handbook

イギリスで・・・

都市のあり方に対する行動を伴った提言



 

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The Urban Handbook: A Practical Conservation Handbook
 

The Urban Handbook: A Practical Conservation Handbook (Paperback)

by Elizabeth Agate (Author)
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【原書の情報】
■ タイトル: The Urban Handbook – a practical guide to community environmental work
■ 仮題: アーバン・ハンドブック – 地域住民による環境保護活動の手引き
■ 作者: Elizabeth Agate
■ 総ページ数: 138
■ ISBN: 0 946752 15 X
■ 発行年: 1998年 改訂 2002
■ 版権 BTCV(British Trust for Conservation Volunteers) 
    UKBTCVへ直接電話し、空いていることを確認した(2006/09/01現在)

■ 作者について:
BTCVに関わる環境保護活動を行なっており、石垣造り、生垣造り、池造り、道具の手入れなどに関する著作が10冊ほどある。

BTCVとは
British(
英国)Trust(信託)for Conservation(保護)Volunteers(志願者)、略してBTCV は、イギリス最大の自然環境の保護運動団体。1970年にこの名称で活動を始めた。
歴史的にはイギリス政府のCouncil for Nature(環境庁)の肝入りで1959年に作られたConservation Corp(自然保護組合)がその前身母体。イギリスもかつては豊かな森と湖を抱えた農業国だった。しかし近代の産業革命によって工業化が進み、この300年のあいだに国土の大半は森が切り払われて広大な牧草地に変えられた。
イギリスではいま、失われた森とそこに生息していた野生動植物を取り戻すための試みが本格化している。それを民間レベルで担っているのが BTCV である。


■ 対象読者 環境保護のために緑化などを推進する地域住民、自治体関係者、業者など
【レジュメ】

■ 目次:
はじめに
1.環境保護活動の立ち上げ
  グループの目的決め
  参加場所とプロジェクト決め
  参加者募集
  各グループ作り
  ネットワーク作り
  持続性、利害関係者、権限委譲
2.活動開始
  活動日
  ゴミと不法投棄
    球根の植え付け
    木などの地域からの入手
  イベントの開催
  種々の活動
  日々の活動
  週単位の活動
  海や田舎への休暇
  学童グループ
  木飾り
  壁画
  彫刻
  クラフト作り
  ドラマとダンス
  学生プロジェクト
  調査
3.人と場所
  認知
  使用
  介入
  相談
  参画意識
  破壊行為
  地域の差異
4.地域の生物
  地域の調査
  土壌と化学的性質
  気候
  植物相と動物相
  緑地の大きさと隔離
  地域の昔と今
5.地域における活動
  ゴミとガラクタと人工物
  経路
  腰掛け
  案内板
  垣根
  石垣
  フェンスと障壁
6.樹木
  地域の樹木
  植樹と基本ルール
  チェックリスト
  植樹の概要
  植樹の設計
  種類の選択
  植樹の実際
  長期の管理
7.草花
  近年の実情
  基本ルール
  地域の設計
  種まき
  一年生の草花
  多年生の草花
  種々の草花
  地域の野草と潅木
8.沼と湿地
  古い沼の回復
  新しい沼と湿地作り
  沼の手入れ
  水路と湿地
  渡り板、橋、土台
9.コミュニティー・ガーデン
  ティプトンのパーク・エステート
  各地の菜園
  ニューハム・養苗所
  老人ホーム
  ホリーブッシュ・ファーム
  パーマカルチャー・ガーデン
  セント・アントニー・スクール
  シーサイド・ガーデン
10.ワークショップ
  巣箱、動物小屋
  餌場
  ベランダとプランター
  リサイクルとコンポスト
  観察と理解
  種の収集と苗の育成
付録
A.保護活動とボランティア
B.健康と安全
C.協力会社
D.関係者連絡先
参考文献
索引


  概要:
第1章はでは、地域における環境保護活動の立ち上げ方について述べる。
第2章では、活動の概要を項目別に述べる。
第3章では、住民が地域の緑地とどのように関わるかを細かく示す。さらに、住民がその緑地をどのように感じ、使い、効果的に管理するかを示す。また、参画意識と破壊行為の問題についても議論する。
第4章では、地域に生息する生物の範囲について述べる。その多くは地域特有のものである。その生物が土壌、気候、その他の多くの要因によってどのように影響を受けるかについて述べる。
第5章から第10章では、ゴミの廃棄、塀の作製、植樹、沼造り、巣箱作りなど、広範な環境保護活動の実際についてアドバイスする。
付録には、健康、安全、道具についての情報を載せる。

  推薦する理由
日本でも地域住民による種々の活動が盛んになりつつある。イギリスの環境保護活動を系統的にまとめた本書は、日本においても参考となる。地域住民による緑化推進活動などには、特に参考になる。
【試訳】


原文:

Introduction

Recognizing the unique qualities of cities and towns is an important first step in understanding how best to contribute to environmental improvements. Diversity is what makes cities special. West Indian grocers, jostle Chinese supermarkets, Portuguese cafes and the Asian Community Action office sit alongside the English butchers and the Irish pub. The very diversity of the human population in cities, its multi-cultural nature, has led to lateral thinking by conservationists. While the need and desire to green the city and provide wildlife habitats is a major force behind urban conservation work, bringing relevance to your activities to involve a wide range of people in environmental action means taking an imaginative approach. In many city projects, consciousness-raising is just as valuable as practical conservation. Helping school children create a nature mural or design a cultural flower bed of plants from the West Indies may be just as valuable as tree planting with a residents’ group or creating a nature area with a group of conservation volunteers.

The breadth of work and the range of communities with which BTCV is now involved has expanded greatly in the past few years. They range from people on a housing estate trying to brighten the place up; a community group growing its own food; the patients and staff of a doctor’s surgery creating a physic garden; the local Chinese Community group encouraging their old folk to take up gardening; the church congregation turning their churchyard into a wildlife haven; or a ‘Friends of.....’ group taking on the practical management of a remnant ancient woodland. From window boxes to woodlands, via nature murals and tree dressing, the activities of the urban conservationist are as diverse as the population itself. Recycling, compositing and community art have joined the long list of activities of the urban conservationist.

Conserving and enhancing biodiversity is still high on the agenda. Cities, towns and suburbs are incredibly rich in wildlife, with a greater range of habitats than intensively farmed ‘countryside’. You’re more likely to see a fox in the town than in the country, and kestrels are common hovering above roadside verges. A pair of sparrowhawks has nested in the plane trees of a South London street, and hundreds of newts were discovered in a city school pond. On a hedge in a city school nature area five different wasp galls were found on just one plant, proving that biodiversity is alive and well and living in the city. Where the urban conservationist has been at work, you could visit a rich summer meadow, an ancient coppice woodland, a newly-laid hedge or a wetland teeming with life – all in just one afternoon.

School nature areas, community wildlife gardens and other similar areas are often small. Maintaining many different habitats in such small spaces, often under great human pressure, creates a need for particularly intensive management. While such a level of management is usually seen in negative terms, in cities this is a positive asset, providing lots of opportunities for active participation, training, practical conservation, education and community involvement.

The key to successful city greening is community action. Urban conservation is all about local people doing something in their locality with their neighbours, friends, work mates or club members, often with a knocking-on benefit to the rest of the community. The taking part can be as important as the end product. The creation of a community garden for a block of single person flats can lead to communication and exchange among the residents who might seldom have made contact in the past.

This handbook is aimed at anyone who is interested in urban environmental action, from the concerned individual, through to project officers with responsibility for engaging community action. The handbook begins by looking at how community function, and gives lots of ideas for getting started with days of action and other short term projects.

訳文:

はじめに

地域の環境改善に適切に貢献するには、まず地域の特徴を理解しなければならない。いろいろな人種が住んでいることは、地域の特質である。西インド諸島系食料雑貨店、混雑している中国系スーパーマーケット、ポルトガル系カフェやアジア系住民の地域社会活動事務所などが、イギリスの肉屋やアイルランド系のパブと軒を並べている。都市ではさまざまな人種がともに暮しており、環境保護活動家はその文化の多様性についていつも頭の隅で考えている。住民は地域を緑化し野生生物を生息させたいと望んでいる。それが主な力となり、地域の環境保護活動が進む。環境保護活動が必要だと分かれば、幅広い人たちを活動に巻き込むことができ、結果として創造的なアプローチを取れる。多くの地域プロジェクトでは、住民の意識を高めることは実際の保護活動と同じくらいに重要だ。生垣を作らせたり、西インド諸島産の植物で作る花壇のデザインをさせたりして、学童を手伝わせることには価値がある。住民のグループが木を植えたり、環境保護ボランティアのグループが自然園を作ったりするのと同じくらいの価値だ。

ここ数年で、BTCVが関わっている活動の幅は大きく広がり、コミュニティーの種類はますます増えている。これらは次のように幅広い。地域を明るくしようとしている住民、自分たちで食物を育てているコミュニティー・グループ、薬草畑を作っている病院の患者やスタッフ、老人を庭造りに参加させている中国人のコミュニティー・グループ、教会の敷地を野生生物のサンクチュアリに変える信徒、古くからある森の管理を実践する「・・・の仲間たち」など。地域の環境保護活動はさまざまで、植木箱を使ったり、森では、生垣を作ったり、木々の飾り付けをする。そこに住む住人がさまざまなのと同じだ。リサイクル、コンポジット、コミュニティー・アートなども、地域の環境保護活動の中に含まれる。

さまざまな生物を保護し活力を高めることは、いまだに重要な課題だ。町や住宅地などは、農業中心のいわゆる「田舎」と比べていろいろな人が住んでおり、野生生物も驚くほど豊富に棲んでいる。田舎よりも町中のほうが、キツネを見かけることが多い。チョウゲンボウ(小型のタカ)が道端の上空でなにげなく旋回している。ノスリ(小型のタカ)のペアが南ロンドンの路端のプラタナスの木に巣をかけている。イモリが学校の池でたくさん見つかる。スズメバチが学校の自然園のへりで一本の木に五つも巣を作っている。このようにさまざまな生き物が、町中にたくさんいることが分かる。町場で環境保護をしている人たちが活動している場所に行けば、豊かな牧草地、昔ながらの雑木林、新しい垣根、生き物であふれている湿地など、たった一日の午後の間だけで回れる。

学校の自然園、地域の野生庭園、ほかの似たような場所なども、多くの場合は狭い。人の圧力を受けながら、このような狭い空間に生息しているさまざまな生き物を保護するためには、集中的に世話をする必要がある。こういった世話はふつう嫌がられるが、町中では役に立つ。積極的な参加、訓練、実践的な環境保護活動、教育、地域の活性化などのために、たくさんの機会を提供している。

地域の緑化を成功させるカギは、コミュニティー活動だ。地域の環境保護は、住民が隣人、友人、職場仲間、クラブのメンバーなどとともに、地域の中で何らかの活動をすることに尽きる。多くの場合、その活動は周りの人たちに恩恵を与え続けることになる。参加することは、最終的に出来上がるものと同じくらい重要である。ばらばらに暮らしている人たちのために、コミュニティー・ガーデンを作れば、これまではめったに接触のなかった人たちの間にコミュニケーションや交流の場が広がる。

このハンドブックは、個人からコミュニティー活動の責任者に至るまで、地域の環境保護に関心のある人たちすべてを対象にしている。まずコミュニティーがいかに機能するかを示し、日常活動の立ち上げ、短期プロジェクトなどについてたくさんのアイデアを提供する。

Permaculture

この辺りの大まかな考え方を著した本だと思いますが・・・




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Permaculture: Principles and Pathways Beyond Sustainability
 
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Permaculture: Principles and Pathways Beyond Sustainability (ペーパーバック)

David Holmgren (著)
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Aoyagi YoSuKe



【原書の情報】
■ タイトル: PERMACULTURE – Principles & Pathways Beyond Sustainability
■ 仮題: パーマカルチャー  持続性を発展させるための原理と指針
■ 作者: David Holmgren (デイビッド・ホームグレン)
■ 総ページ数: 286
■ ISBN: 0-646-41844-0
■ 発行年: 2002
■ 作者について:
デイビッド・ホームグレンは、ビル・モリソンと共にパーマカルチャーを創始した。パーマカルチャーの原理を枠組みとして用いて、世界的なエネルギー不足に対し、挑戦的なビジョンを打ち出している。社会の持続性の議論に大きな影響を及ぼしているエコロジーのパイオニアである。

【レジュメ】
■ 目次:
前書き
本書の目的
序文
はじめに
パーマカルチャーの妥当性
観察し実行する
エネルギーを捉えて蓄積する
産物を得る
自己統制しフィードバックする
再生可能な資源とサービスを使い価値を見出す
無駄をしない
パターンからディーテールをデザインする
分離するよりも統合する
小さくゆっくりした解決策を使う
多様性を使い価値を見出す
辺縁を利用し境界に価値を見出す
変るために創造的に使い実践する
あとがき
参考文献
索引

  概要:
 著者が25年かけて行なったパーマカルチャーの経験に基づいて、農業を中心にすえたライフスタイルを実践するために、パーマカルチャーの原理と指針をまとめた。特に、化石燃料の枯渇によるエネルギー不足、および環境問題の観点から考察している。これらの問題を克服し、持続可能な社会にしていくための指針を与えている。
 哲学的な枠組み、全体論的なデザインの科学、エコロジカルな精神などについて、注力して述べている。御社で出版済みの『パーマカルチャー』の第一章に新たなコンセプトを付加して、詳細に渡って理論的・具体的に説明している。

  推薦する理由:

1991年刊行の”Introduction To Permaculture”の訳書『パーマカルチャー』が、御社から出版されています。企画本はその延長線上のもので、2002年に刊行されました。

近年、食や環境問題にたいする関心が高まっている。有機農産物や無農薬野菜、減農薬米などを求める消費者が増加している。また、石油価格が高騰しているし、「もったいない」を合言葉にして環境問題への取り組みも盛んになってきた。既刊本はパーマカルチャーの具体例という趣だが、一方、企画本はより広い視点に立って理論的な背景を示している。特に、化石燃料の枯渇や土壌への蓄積など、エネルギーについて深く考察している。日本の農業やライフスタイルの枠組みの中で、パーマカルチャーのコンセプトを適切に応用する場合に、本書が役に立つ。

 

【試訳】

原文:

Preface

Permaculture in an Uncertain Age

Uncertainly is one of the defining characteristics of our age. Contributions to this sate of affairs come from diverse sources.
 Theoretical science has elevated uncertainty from simply a result of inadequate information to something which is inherent in everything.
 The clash between the world’s multifarious cultural traditions and modernity leaves most people unsure of their values and their role in society.
 The avalanche of evidence and information about the impermanence of almost every aspect of modern society and economy, especially due to looming environmental threats, undermines any sense of  certainty about the continuity of everyday life.
 At the same time, accelerating technology and the emergence of endless new ideas, ways of seeing and being, movements, spiritual pathways and subcultures have expanded possibilities, hopes and fears beyond previously imaginable horizons.

The permaculture concept and movement are part of this global cultural reality, which some call post-modernism, where all meaning is relative and contingent.
The permaculture concept was a product of an intense but relatively brief working relationship between Bill Mollison and myself in the mid 1970s. It was a response to the environmental crisis facing modern society. The publication of Permaculture One in 1978 was the culmination of that initial work and a starting point of both the evolution of the concept and emergence of the worldwide permaculture movement.
Bill Mollison has described permaculture as a “positivistic” response to environmental crisis. That means it is about what we want to do and can do, rather than what we oppose and want others to change. This response is both ethical and pragmatic, philosophical and technical.
Like all ideas, permaculture is founded on some fundamental assumptions that are critical to both understanding and evaluating it. The assumptions on which permaculture was originally based were implied in Permaculture One and worth repeating.

訳文:

序文

不確実性の時代におけるパーマカルチャー

不確実性は現代の明らかな特徴のひとつである。このような状況に適切に対処するには、多様性がカギとなる。
  理論科学は、すべてに連なる不適切な情報を与えて、不確実性を増大させているだけだ。
  多種多様な文化的伝統と現代性が矛盾を起こしているために、ほとんどの人は社会における自分の価値観と役割に確信が持てなくなっている。
  現代の社会と経済があらゆる局面で一時的な痕跡や情報を大量に流すため、さらに環境に対する脅威が目の前に立ちはだかっていて、日々の生活に確かな継続性を感じられなくなっている。
  同時に、テクノロジの進歩が加速し、アイデア、見方や在り方、動き、精神の方向性、サブカルチャーが新たに際限なく現れるために、かつて想像できた水平線を飛び越えて、可能性、希望、恐れが膨らんでしまっている。

パーマカルチャーのコンセプトとムーブメントは、このグローバルなカルチャーのリアリティの一部であり、ポストモダン主義とも称され、その意味は相対的で偶発的である。
パーマカルチャーのコンセプトは、1970年代半ばに、私とビル・モリソンの間で濃密だが短期間の仕事によって産まれた。それは、現代社会が直面する環境危機に対する応答だった。1978年のPermaculture Oneの出版は初期の仕事の中で頂点だった。ここから、パーマカルチャーのコンセプトの進化と全世界的なムーブメントが始まった。
ビル・モリソンはパーマカルチャーを環境危機に対する積極的な答だと述べた。その意味は、反対することや他を変えようとすることではなく、自分たちがしたいことやできることをする、ということだ。この応答は、倫理的かつ実存的、哲学的、技術的だ。
あらゆるアイデアと同様に、パーマカルチャーは理解と評価に対して批判的であるという根本的な前提に基づいている。パーマカルチャーが当初基づいていた前提は、Permaculture Oneに含まれており、再び使う価値があった。


2001年を境に・・・ 2000年問題?

環境関連の出版が停止状態になった・・・

おそらく、種々の圧力で、そうなったのだろう・・・

エコシステム的な圧力だと思うが・・・

結局は、金融危機が発生した。


金融危機じゃなくて、エコシステム危機です・・・



Economy&Ecology Crisis




別の観点からは、いまだに、2000年問題をクリアできていない・・・




だから、100年に一度でなくて、ミレニアム問題、1000年に一度の危機・・・

よって、2000年問題をクリアするには、早くて、2050年、遅くて、2100年あたりになるのでは?




おそらく、貧富の分布は?

勝ち組、負け組モデルでなく、1:8:1の緩やかなガウス分布が自然体に近いのでは?










諸行無常・・・


平家巻第一

祇園精舎鐘聲 諸行無常響有 沙羅雙樹之花之色 盛者必衰之理顕 奢れる人も不久 只春夜如夢 猛者終亡ぬ 偏風之前塵同
遠異朝訪秦趙高漢王莽梁周異唐禄山此等皆舊主先王政不随樂極諌不思入天下之亂事不悟民間之愁所知士歟者不久亡者也
近く窺本朝承平將門天慶純友康和義親平冶之信頼奢心猛事取々社有士歟共親六波羅之入道前太政大臣平朝臣清盛公申人之消息傅承社心言(以下略)


訓読: 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し、猛き者も終には亡ぬ、偏に風の前の塵に同じ。


遠く異朝を訪へば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周異、唐の禄山、此れ等は皆、旧主先王の政にも随わず、楽を極め、諫をも思い入れず、天下の乱む事を悟らず、民間之愁る所を知ざり士歟者(しかば)、久しからず亡びし者ども也。


近く本朝を窺うに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平冶の信頼、奢れる心も、猛き事も、取々に社(こそ)有り士歟共(しかども)、親(まぢかく)は六波羅之入道前の太政大臣平朝臣清盛公と申せし人の消息、伝え承る社(こそ)心も言も。
(出典 Wikiquote)


春望 杜甫 

国破山河在  国破れて 山河あり
城春草木深  城春にして 草木深し
感時花濺涙  時に感じては 花にも涙をそそぎ
恨別鳥驚心  別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす
烽火連三月  烽火 三月に連なり
家書抵万金  家書 万金に抵(あた)る
白頭掻更短  白頭 掻(か)けば更に短く
渾欲不勝簪  渾(すべ)て 簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す





【原書の情報】
■ タイトル: To Touch A Wild Dolphin
- A Journey of Discovery with the Sea’s Most Intelligent Creatures
■ 仮題: 野生のイルカとのふれあい - 世界遺産に生息する知的生命体発見の旅
■ 作者: Rachel Smolker(レイチェル・スモールカー)
■ 出版社: Random House,Inc. Doubleday
■ 総ページ数: 274ページ
■ ISBN: 0-385-49176-X
 発行年: 2001年
■ 作者について:(袖)
1982年にモンキー・マイア・ドルフィン・リサーチ・プロジェクトを共同で始めた。イルカの生活をあらゆる方面から洞察して、画期的な業績を残し続けている。ブリティッシュ・コロンビア、バハマ、ニュージーランドなど、世界中でイルカとクジラの研究に参加してきた。東南アジア、中央アメリカ、マダガスカルで霊長類の研究も行なってきた。現在は、バーモント大学のリサーチアソシエイトの職を持つ。ミシガン大学の動物学博物館と協力関係にある。ミシガン大学で博士号を取得。バーモント在住。



私は、イルカとイルカの知能に関して斬新な疑問がわき、新たな進化の要因を発見した。人以外の動物では、イルカがもっとも大きな脳を持つ(体の大きさに対する脳の大きさの比)。脳が大きければ、きわだった特徴が現われる。脳は高度な組織からなるので、カロリーをたくさん消費する。しかし、大きく高度な脳の利点は大きい。脳は単に

「燃費の悪い大型車」

ではない。

脳の利点が何であるか、どのような環境下であれば、利点がコストを超えるかが重要な点だ。イルカの脳と人の脳との差は、生理学的に重要だ。大脳皮質によって抽象的な思考や推論ができる。大脳皮質は

「脳の高位の処理」

と関連があり、意識の礎とも考えられる。

大脳皮質は人の脳の中で、もっとも新しい組織であり、革新的に進化した。約百万年前、人の祖先の頭蓋骨は急に大きくなったが、頭蓋骨と大脳皮質が同時に大きくなったのは明らかだ。人類が知的に行動して、精巧な道具、芸術、文明、文化などを生むにしたがって、大脳皮質も大きくなった。

イルカの大脳皮質は大きいが、人のものと比べれば薄い。大脳皮質を形作るニューロンは、イルカと人とでは様態が異なるので、イルカがどのように考えて感じるかをニューロンから断定するのは難しい。


『沈黙の春』 - レイチェル・カーソン






商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまなお鋭く告発しつづけ、21世紀へと読み継がれた古典。待望の新装版。


内容(「MARC」データベースより)

自然破壊にとどまらず人間の生命の核、遺伝子直撃へと環境問題が加速度的に複雑化、深刻化しつつある今日、その危機を40年近く前にいちはやく指摘し、孤立無援のうちに出版された名著「生と死の妙薬」(64年刊)を新装。






登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 新潮社 (2001/06)
  • ISBN-10: 4105197037
  • ISBN-13: 978-4105197032
  • 発売日: 2001/06


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Aoyagi YoSuKe - Art Harbour

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レイチェルの焼印(レイチェル・ブランド) - モモ

レイチェル・カーソン => 極端すぎる、カー損



レイチェル・スモールカー => 燃費の良い小型車、エコシステム的



平和とは戦争に見える - ゴダール


鬼、餓鬼、犬、羊(ウイルス) - アンドロイド - 


アンドロイドは? 妖怪人間、ベム、ベラ、ベロです・・・


最近では、警察官でも、人が出てきた。




公務は、監視、私事は、市民です - 警察官




レイチェルの焼印(レイチェル・ブランド)



NEXAS社製・高級アンドロイド レイチェル 得意技 アイリスチェック 



『沈黙の春』 - レイチェル・カーソン



商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまなお鋭く告発しつづけ、21世紀へと読み継がれた古典。待望の新装版。


内容(「MARC」データベースより)

自然破壊にとどまらず人間の生命の核、遺伝子直撃へと環境問題が加速度的に複雑化、深刻化しつつある今日、その危機を40年近く前にいちはやく指摘し、孤立無援のうちに出版された名著「生と死の妙薬」(64年刊)を新装。


登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 新潮社 (2001/06)
  • ISBN-10: 4105197037
  • ISBN-13: 978-4105197032
  • 発売日: 2001/06



11/11/2009


レイチェル・スモールカー - モモ

GM社長の弁

組織の効率化、スリム化、つまり、リストラだけじゃ、生き残れない。

成長戦略に基づいた技術開発こそ、オペルのウリである。よって、オペルの技術部門と対話を重ねる。


適切な経営判断である。


リストラと成長戦略なしに、生き残ることは不可能。このふたつは、セットである。リストラと成長戦略


わが社は、レイチェル小型車を販売します。GMランドクルーザーのように、燃費の悪い大型車でなく、レイチェルは燃費の良い小型車です - ドルフィン・クラブ


これは、投げ売りです。お安くなっています - ドルフィン・クラブ レイチェル小型車販売部


ミソ創り)校正

知能とは何かを考えて苦しむ。 => 知能とは何か? と考えて苦しむ。



【原書の情報】
■ タイトル: To Touch A Wild Dolphin
- A Journey of Discovery with the Sea’s Most Intelligent Creatures
■ 仮題: 野生のイルカとのふれあい - 世界遺産に生息する知的生命体発見の旅
■ 作者: Rachel Smolker(レイチェル・スモールカー)
■ 出版社: Random House,Inc. Doubleday
■ 総ページ数: 274ページ
■ ISBN: 0-385-49176-X
■ 発行年: 2001年
■ 作者について:(袖)
1982年にモンキー・マイア・ドルフィン・リサーチ・プロジェクトを共同で始めた。イルカの生活をあらゆる方面から洞察して、画期的な業績を残し続けている。ブリティッシュ・コロンビア、バハマ、ニュージーランドなど、世界中でイルカとクジラの研究に参加してきた。東南アジア、中央アメリカ、マダガスカルで霊長類の研究も行なってきた。現在は、バーモント大学のリサーチアソシエイトの職を持つ。ミシガン大学の動物学博物館と協力関係にある。ミシガン大学で博士号を取得。バーモント在住。



私は、イルカとイルカの知能に関して斬新な疑問がわき、新たな進化の要因を発見した。人以外の動物では、イルカがもっとも大きな脳を持つ(体の大きさに対する脳の大きさの比)。脳が大きければ、きわだった特徴が現われる。脳は高度な組織からなるので、カロリーをたくさん消費する。しかし、大きく高度な脳の利点は大きい。脳は単に

「燃費の悪い大型車」

ではない。

脳の利点が何であるか、どのような環境下であれば、利点がコストを超えるかが重要な点だ。イルカの脳と人の脳との差は、生理学的に重要だ。大脳皮質によって抽象的な思考や推論ができる。大脳皮質は

「脳の高位の処理」

と関連があり、意識の礎とも考えられる。

大脳皮質は人の脳の中で、もっとも新しい組織であり、革新的に進化した。約百万年前、人の祖先の頭蓋骨は急に大きくなったが、頭蓋骨と大脳皮質が同時に大きくなったのは明らかだ。人類が知的に行動して、精巧な道具、芸術、文明、文化などを生むにしたがって、大脳皮質も大きくなった。

イルカの大脳皮質は大きいが、人のものと比べれば薄い。大脳皮質を形作るニューロンは、イルカと人とでは様態が異なるので、イルカがどのように考えて感じるかをニューロンから断定するのは難しい。

人と同じように推論する力を持っているか?
死に関して知覚できるか?
正邪と公正と罪に関して考えられるか?
海のことを人に教えてくれるか?
イルカ同士でどのように感じあっているか?
人に関して何か考えているか?

イルカの脳は大きいが、人の脳とはかなり異なるので、イルカの行動は簡単には理解できない。よく耳にするイルカの話は、「イルカはどれくらい賢いのか」だ。でも、この質問は、人の脳で起きていることを解明するのと同じく難しい。人は自身のことを賢いと考えているので、「イルカも人と変らないくらい賢いのか」という疑問を持つ。その議論を何故やめないのか、何故イルカと人を比較するのか。人は自分は愚かだと言うし、賢さの基準も明確ではない。

生物学者や心理学者は、知能とは何か? と考えて苦しむ。生き物を観察して、実験して比較すると、必ず、

「どれほど賢いのか」

と尋ねられて、

「どのくらい賢いのだろうか」

という疑問につねに悩まされる。



21世紀の印


///神秘をもたらすもの - ポセイドン


21st. Century Hellenism


21世紀のヘレニズム


The Greatest Illusions


偉大なる幻想




Amalgamate Different Cultures to Create NeoCulture


異文化をアマルガメイトして、ネオカルチャーを創造する




KamiHitoHe AO


かみひとへ、あお




Neptune(海王星) 【ロ神】海洋の神 【ギ神】Poseidonに相当 【HOLST】神秘をもたらすもの



21世紀の印

甲) モモ印 公正適正(憲法遵守)

桃鉄企業認定 - モモ


想像してみてください・・・

生活道 <-> 鉄道網 <-> 空路(海路)


緑の街並み桃色鉄道青い空(青い海)・・・


桃色鉄道とは?


桃太郎の桃が鉄道の上を、どんぶらこ、どんぶらこ、と流れてくる?

みっけ~~~、桃鉄、びっくりした~~~、本当?にあった・・・


これぞ、醍醐味です - 醍醐天皇(哺乳類の掟)

【醍醐味】だいごみ
①[仏]醍醐のような最上の教え
②醍醐のような味
③深い味わい、ほんとうのおもしろさ。

【醍醐】だいご
五味の第5。乳を精製して得られる最も美味なるもの。仏教の最高真理にたとえる。

これでいくと、桃色鉄道の桃太郎は? 鳳凰である・・・ 摩訶不思議!

We Must Change!

We Need,

Green Land! LeftKirin

Pink Peach! CenterHoOh

Blue Sky! RightKirin


Where is your ViewPoint? LeftKirin


We should see from Global and from Local at the same time! CenterHoOh


From ad-hoc Development to Global Development... RightKirin




Simple is Beautiful.



We need to improve EcoSystem.

EcoSystem is consists of Economy and Ecology in the Gaia Biotope.


資本主義の原理

日本対策は、真似されることはありません

いつドルが下がるか考えているのよ

ドルの相場は?

「犯罪礼賛ね」

「私たちの取り分は正当よ」

「中央銀行とは人形使いです 必ず破産を招きます」

「平和とは戦争に見える」

「資本が払うのは、労働に対する報酬だ」

「商いは神聖です」

「裸のマハがベイルートにあるとは」

「三菱には高く売れますよ、ひまわりは」


フランスの自由の女神は市民革命の証明



アメリカの自由の女神は独立の証明





Aoyagi YoSuKe

Creator


桃鉄企業認定コース

1.第一段階(運転の基礎のマスター、教習所内コースで練習)

2.第二段階(仮認定、路上で運転練習)

3.第三段階(認定、路上で単独で安全運転ができる)



注)八千代経営学

八千代の社長は?

たくさん教える。解放的である。

8割身に付いたら、大成功である。

場合によったら、怒るが、今は、かなり、丸くなったそうです。

人創りが大事。

生きがいは楽しみである。

あまさ、こく、香りなど。そして、お客さんに喜んでもらい、楽しみをお客さんと分かちあう。



8割身に付いたら、大成功である。

この意味は? 2割は自身で考えて工夫しろ。価値の創造

教育訓練のゴールデンルールは?


8割を身につけて、2割は自身で考えて、価値を創造せよ!

青柳洋介



エコシステム危機

金融危機じゃなくて、エコシステム危機


こちらのほうが当たっていると思う・・・


温暖化問題だけでなく、エコシステムです。

Economy&Ecology

エコノミーは経済的、節約する、エコノミークラス。

エコロジーは生態系、共生、適者生存、自然選択、、、

弱肉強食は間違っています。証拠) 恐竜が滅んだ・・・


ガイアの中を循環している・・・



 父は子ども時代から、熱心にバード・ウオッチをしていた。父は生物学の教育を受けていて、環境保護活動家でもあり、人生の大半を自然と共に過ごして、自然を守るために戦った。一九六〇年代初期、友人数名と共同で、環境保護基金を設立したが、今や、この基金は、世界でもっとも大きな環境保護団体のひとつになった。父の血筋はユダヤで、母はカトリックだ。ふたりの婚姻は両家に摩擦を引き起こしたが、ふたりは宗教の違いを乗り越えて、自然を信仰するようになった。子どものころ、私と兄弟は特定の宗教を強制されずに、むしろ

「生命が織りなす偉大さ」


を理解して、感謝するように教えられた。

自然界から教えられることは、私にとってキリスト教や、ユダヤ教に関する本などを読むよりも分かりやすかったし、私は宗教的なものを心の底から受け入れることもできなかった。だが、エコシステムを作り上げる関連性は目で見えた。しかし、ゴッドが天地創造したことを受け入れられなかった(ゴッドのあばら骨から特別に作った創造物が人であり、その結果が人類であることも受け入れられなかった)。自分の目で見たことや、人生について知ったことや、常識などが、さまざまな物事とつながっていることを理解した。


 父は死んだが、父の肉体が偉大な生命の鎖を循環する有機物になることを知っていた。父の肉体はバクテリア、菌、木、クジラ、鳥などに受け継がれて、偉大で不可思議なガイア(地球生命体)の一部として存在し続けるだろう。母とサンウッドの浜辺を歩きながら、父の魂が木々、空気、海、アヒル、私たち自身、カモメ、貝、砂、風などの一部となって、私たちの周りを漂っていると感じた。悲しみが立ち昇って消えていくにつれて、私たちはそんな気持ちになった。弔問者のいる葬儀場へ戻ったときに、私たちは自身を超えて、人生をも超えた大きな中(ガイア)の一部なのだと感じて、慰められて、元気を取り戻した。





『沈黙の春』 - レイチェル・カーソン


商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いまなお鋭く告発しつづけ、21世紀へと読み継がれた古典。待望の新装版。


内容(「MARC」データベースより)

自然破壊にとどまらず人間の生命の核、遺伝子直撃へと環境問題が加速度的に複雑化、深刻化しつつある今日、その危機を40年近く前にいちはやく指摘し、孤立無援のうちに出版された名著「生と死の妙薬」(64年刊)を新装。


登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 新潮社 (2001/06)
  • ISBN-10: 4105197037
  • ISBN-13: 978-4105197032
  • 発売日: 2001/06



やはり、勝ち組、負け組モデルでなく、1:8:1の緩やかなガウス分布が自然体に近いのでは?






諸行無常・・・


平家巻第一

祇園精舎鐘聲 諸行無常響有 沙羅雙樹之花之色 盛者必衰之理顕 奢れる人も不久 只春夜如夢 猛者終亡ぬ 偏風之前塵同
遠異朝訪秦趙高漢王莽梁周異唐禄山此等皆舊主先王政不随樂極諌不思入天下之亂事不悟民間之愁所知士歟者不久亡者也
近く窺本朝承平將門天慶純友康和義親平冶之信頼奢心猛事取々社有士歟共親六波羅之入道前太政大臣平朝臣清盛公申人之消息傅承社心言(以下略)


訓読: 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響有り。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕す。奢れる人も久しからず、只春の夜の夢の如し、猛き者も終には亡ぬ、偏に風の前の塵に同じ。


遠く異朝を訪へば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周異、唐の禄山、此れ等は皆、旧主先王の政にも随わず、楽を極め、諫をも思い入れず、天下の乱む事を悟らず、民間之愁る所を知ざり士歟者(しかば)、久しからず亡びし者ども也。


近く本朝を窺うに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平冶の信頼、奢れる心も、猛き事も、取々に社(こそ)有り士歟共(しかども)、親(まぢかく)は六波羅之入道前の太政大臣平朝臣清盛公と申せし人の消息、伝え承る社(こそ)心も言も。
(出典 Wikiquote)


春望 杜甫 

国破山河在  国破れて 山河あり
城春草木深  城春にして 草木深し
感時花濺涙  時に感じては 花にも涙をそそぎ
恨別鳥驚心  別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす
烽火連三月  烽火 三月に連なり
家書抵万金  家書 万金に抵(あた)る
白頭掻更短  白頭 掻(か)けば更に短く
渾欲不勝簪  渾(すべ)て 簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す





 目を閉じると、カンムリチャイロガラの歌声が聞こえてきて、イルカが闇から現れてきて、私を見上げる。だが、私たちの間には、透明で深遠な壁が立ちはだかっている。別の惑星から異星人が来るように、私たちも異世界から来て簡単に出会えるし、共有しているものもたくさんある。たとえば、私たちは互いに好奇心が強いので、出会いを妨げる恐怖心には負けない。

あなたは何?


あなたは誰?

質問に対する答えは、私たちの間に横たわっている長い歴史の中にある・・・進化したものとしてと、個人としての両方に。

 私たちの人生は山あり谷あり。生まれてから、子ども時代を過ごし、長い大人の時代になって、人生は大きく様変わりする。喜びも不満もあれば、幸運も不運もある。人とイルカは、種としては近くないが、どちらも複雑な水路の航行術を身につけた。愛したり嫌ったり、与えたり与えられたりしながら、理解し合って、友達になって交際した。私たちは長く複雑な歴史を同じ意図で今の瞬間に重ね合わせられる。

「友達になれるよ。やあ、あなた、どちら側にいたとしても、私たちの心(ハート)精神(スピリッツ)は大差ないよ!」

 カンムリチャイロガラのベルが鳴ると、イルカの姿は私の想像の世界から消える。小さな窓を通した私たちの出会いは、小さな点となり過去へ消えて行くが、その音とイメージが私を強く引きつけて、私をシャーク湾へ引き戻そうとする。近いうちにバックに荷物を詰めて、夫と子どもたちをオーストラリアへ連れて行くかもしれない。イルカたちと友情の火をふたたび燈して、私の家族と野生のイルカといっしょになって、胸がときめく触れ合いをするかもしれない。


謝辞

 まず、過去および現在のモンキー・マイアのイルカたちにお礼を述べます。私たちが観察するのを許してくれて、ボートの騒音にがまん強く耐えてくれて、イルカの社会を充分に見せてくれたことに感謝します。両親のロバート・スモールカーとローズマリー・スモールカーに感謝します。自然に対する正しい認識と関心を与えてくれました。私は自然に対して末永く感謝の念を抱きます。自然が失われれば、生きる道に迷ってしまうでしょう。エリザベス・ゲイウェンは私たちをモンキー・マイアへ「導いてくれました」。バーンド・ワージッグは手助けしてくれて、ずっと道案内の灯りを燈してくれています。


 過去から現在に至るまで、モンキー・マイアのレンジャーによる支援と、イルカ王国の沿岸警備に対して敬意を表します。モンキー・マイア観光協会にも感謝いたします。西オーストラリア博物館、とくに、ダリル・キッヘナーと西オーストラリア大学の有意な支援、とくに、リチャード・ホルストに感謝します。カリフォルニア大学サンタクルーズ校ロング・マリーン・ラボラトリーとミシガン大学動物学博物館は、合衆国で計り知れない貴重な後方支援をしてくれました。


 ナショナル・ジオグラフィック協会、シービー・トラスト、ゴードン・アンド・アン・ゲッティ、合衆国科学基金、ミシガン大学は、主要な財源を支援してくれました。感謝いたします。ルース・マスグレイブ、ケン・マスグレイブ、アーヴ・デボー、リチャード・ランガムによるプロジェクト推進に感謝いたします。


 大学および大学院時代に助言者として支援してくれた方々は、私の思考や方向性に対して多大な示唆を与えてくれました。ケン・ノリス、バーンド・ワージック、ボブ・トリバー、バーブ・スマッツ、アーヴ・デボー、リチャード・アレキサンダーの面々です。感謝いたします。


 モンキー・マイアでの共同研究者、アンドリュー・リチャード、リチャード・コナー、ジャネット・マン、エイミー・サミュエルズ、パー・バーグレン、マイク・ハイサウス、ジョン・ペッパー、ビル・シャーウィン、みなさんに感謝します。本書に述べた体験の多くを共有しました。とくに、アンドリュー・リチャードとジョン・ペッパーは同僚であり、助言者であり、親愛なる友人でもあります。


 夫のバーンド・ハインリッヒは熱心な生物学者兼ライターです。この体験を書くに際して、励ましてくれました。科学的な研究成果が学会の一部のエリートにしか知らされなければ、大して世の中の役に立たないことを教えてくれました。本書の執筆中には、洞察に満ちた聞き手も務めてくれました。夫にはモンキー・マイアへの最後の旅の後で出会いました。不思議なのですが、夫と出会う前まで私の心を独占していた動物と場所(イルカとモンキー・マイア)を、夫はまだ見ていません。


 ニーナ・リアン、クリスチーナ・キャンネル、ダブルデイの編集者シーン・マクドナルドとナン・タレスは、あらゆる局面で原稿の改善に貢献してくれて、出版作業全体を指導してくれました。

   みなさま、心から深く感謝します!










12/29/2009


クジラの大量死

生き残りのもうひとつのカギは?

汚染に強い遺伝子? なのかな?


ずいぶん前に、新聞で報告された。極度にPCB汚染された魚が発見された。



1980年代は、環境問題に関する話題が放送されていた。


いつの間にか、そのような放送や報道がなくなった・・・


意図的なのかな?




環境ホルモンが話題になって、ずいぶんトキが経った・・・


アメリカのワニのペニスが小さくなって、生殖不能・・・


南米では、小学生の7歳くらいの女の子が妊娠した・・・


1980年代・・・


最近の女子のパワーアップを見ていると、環境ホルモンの影響が十分に考えられる・・・






クジラの大量死・・・

クジラの音認知システムが誤動作している?

汚染の影響なのかな?

イルカもクジラの仲間です・・・







 釣り糸が絡まったイルカはピグレットが初めてではなかった。たくさんの人が桟橋で魚釣りをしていて、釣り糸がたくさん浮いている。子はとくに無防備で、好奇心が旺盛で、何にでも興味を持ち、危険もあまり知らない。それでも、シャーク湾のイルカは幸運な方だった。ナイロン製の釣り糸や、魚網や、釣り針でイルカが被る被害は、他の場所と比べればかなり少なかった。


 この問題は大きいので、統計情報の分析は大変だった。毎年、毎日、毎分、漁業の影響で何頭のイルカが死んでいるかの情報が、漁業関係から一部公開されている。マグロと行動を共にするイルカも包囲して、マグロ漁をする。二、三年前になって初めて、新たな規制と技術が導入されて、イルカの致死率が下がった。IATTC(全米熱帯マグロ類委員会)は、毎年殺されるイルカの数は十万を超えていると見積もった。現在でさえ、マグロ漁によって殺されるイルカは、年間で三千から五千頭と見積もられている。ツナ・サンドを提供するために、ニッキー、パック、ホーリフィン、サプライズ、スクウェア、スクウェアレット、スナッブノーズ、ビビ、シックルフィンなどのように、賢いイルカが数千頭殺されている。


 マグロ漁は脅威のひとつでしかなく、漁船は、全世界で年間二千七百万トンの獲物ではない海洋生物を、引き揚げて投棄しているようだ。「混獲」にはイルカや海洋性の哺乳類も含まれていて、全捕獲高の約四分の一になる。イルカは短繊維のプラスティック製の頑丈な魚網で、トラブルに巻き込まれる。海や川に関わらず、イルカは混獲されているし、イルカにとっての危険は人だけではない。イルカを食用として捕獲する地域もあり、チリ沖では最近まで、イルカをカニのエサとして使っていた。エサの魚類が乱獲されたことが原因で、イルカの生息数が減っている。中でも、川イルカは大きな危機に瀕している。世界中の大河の多くで水力発電が行なわれている。そのために、イルカは河を通り抜けられない。中国の揚子江(長江)もこれに該当する。ダムや、たくさん往来する舟や、漁業や、汚染が原因で、揚子江に生息するバイジ・イルカ(ヨウスコウカワイルカ)の生息数が減っている。現時点で生き残っているヨウスコウカワイルカは百頭以下だと言われている(二〇〇七年時点で千二百頭ほど確認されているらしい)。ヨウスコウカワイルカの未来は実に厳しい。


 汚染は気づかないうちに進むことが多い。世界中のイルカにとって、最大の脅威は汚染だ。イルカは食物連鎖の最上位に位置していて、生物濃縮された汚染物質を摂取する。小さな生き物、つまり、小さな魚が汚染物質(DDTやPCBなど)を食べて、組織に蓄積する。大きな魚は汚染された小さな魚を食べる。結果として、小さな魚が蓄えた汚染物質を体内に取り込む。そして、さらに大きな魚がその大きな魚を食べる。こうして汚染物質が蓄積される。汚染物資を蓄積した魚をたくさん食べれば、人にとっても危険だ。


 イルカなどの海洋性哺乳類の組織が、有機塩素化合物で高レベル汚染されていることが分かった。この汚染物質は内分泌システムや、免疫システムを害して認知発達障害を引き起こす。さらに悪いことに、汚染は授乳により、世代から世代へと伝わる。有機塩素化合物は脂肪に溶けるので、母が体脂肪を代謝して乳を造ると、この汚染物質が乳に混入する。そのために、赤ん坊は成長して自分でエサを捕る以前に、つまり、生まれてからすぐに、汚染物質の影響を受ける。その結果、汚染物質は世代から世代へと、幾何級数的に蓄積される。オゾンの減少や、二酸化炭素の排出や、森林の減少などが原因で起こる気候変動は、イルカなどの海洋性の哺乳類にとっても脅威だ。くわえて、気候変動がどのような影響を及ぼすかを、正確に予測するのは難しい。だが、イルカを含むすべてのエコシステムは、確実に、気温の上昇、塩分の濃度の低下、海面の上昇などの影響を受けている。


 シャーク湾はアメリカからもっとも遠い地域のひとつで、浜は比較的すいていて、空気や水はきれいだ。シャーク湾でさえ、汚染の警鐘が鳴り始めた。一九八九年二月、アメリカに一時的帰国しているとき、モンキー・マイアのリチャードから電話が来た。リチャードが「悪い知らせがある」と言ったとき、声のトーンから、イルカが死んだと私は感じた。

「何かあったの」
と私は尋ねた。

「スナッブノーズとビビとシックルフィンが死んだようだ」

「どういうことなの。死んだって」

「ここ一週間くらい、モンキー・マイアでも沖でも見あたらない。死んだ可能性がある。さもなければ、浅瀬に来るはずだ」

 オスのイルカが三頭も死んだ。私は愕然として受話器を置いた。このオスたちから、いろいろなことを学んだので、彼らがモンキー・マイアから消えたことは、想像すらできなかった。
 一日かそこらして、リチャードから電話がきたが、そのときのショックは、さらに大きかった。

「レイチェル、ホーリーも死んだよ・・・ニッパーも(ニッキーの最初の子)」
と声が重苦しく震えた。

大人のオスであれば、しばらくどこかへ行っているだけで、戻ってくる希望は持てる。でも、ホーリーや幼子はたぶんダメだろう。小さすぎるので、自力では戻れない。私たちのイルカは死につつあった。


 ホーリーの死はもっとも受け入れがたかった。ホーリーと私は長い間楽しい時間を共にした。ホーリーの小さな魂は活き活きと輝いていたので、私はホーリーの死を受け入れられなかった。ホーリーはまだ若くて、これから興味にあふれた長い生涯を送るはずだったのに、その成長を見届けられなかった。ホーリーが子を設けて母になり、年老いていく生涯を見届けられなかった。ホーリーと海草ゲームをしたり泳いだりすることは、もう二度とできない。


 イルカたちの死因は汚染だった。その年は、環境が急激に悪化した。その前年、急増する観光客用のトイレが新設された。満潮の水準線から高さ六十センチ程度の場所に、汚水処理槽が設置された。トイレがひんぱんに使用されて、汚水が処理槽から湾内へ流れ込んだ。水質試験の結果、海岸付近は高レベルでバクテリアに汚染されていた。イルカの死は汚染と無関係だという説もあったが、実際は、死と汚染は無関係ではなかった。イルカ好きたちの排泄物が、文字通りイルカを毒したのは悲しいアイロニーだ。ウイルフとヘイゼルのキャンプが最新のリゾートに変わって、イルカは死んだ。餌づけ場所を規制するように、ウイルフとヘイゼルと激しく争ったし、イルカの健康のために、重要な規制も行なうように戦い続けた。私はモンキー・マイアの開発には初めから恐れを抱いていた。イルカは観光の呼び物なので、新しい管理体制にはイルカの保護策が取り入れられた。イルカが健康状態を保って元気な姿で、モンキー・マイアにやってくることに、人びとは大きな関心を寄せていた。


 私たちはさまざまな提案をした。エサ、エサの与え方、イルカとの接触の仕方、沿岸でのボートの速度規制、海へ流出する農薬、化学肥料の制限、継続的な水質検査、ジェットスキーやセールボードなどのレンタル機器の制限などだ。セールボードは強風下では時速百キロを超えて、音もあまり出ないために、休んでいるイルカや、幼いイルカがたびたび衝突する。他の地域でも、イルカとセールボードが混在しているために衝突している。


 私たちは長年かけて、モンキー・マイアの子の致死率に関するデータを蓄積した。モンキー・マイアに来ないイルカに比べると、モンキー・マイアのイルカは致死率がかなり高いことが判明した。モンキー・マイアの子は、野生の行動を身につけていないので憂慮された。母と時間の大半を過ごして、人からエサをもらうだけで、野生の中で自力でエサを捕らない。


 私がモンキー・マイアで自由気ままに過ごした日々が過ぎ去って久しい。今や、観光地とイルカは「管理された資源」になった。モンキー・マイアはイルカを見て、イルカにエサを与えて触り、イルカの写真を撮るための観光地になってしまった。フルタイムの従業員が、観光客を管理して通訳して質問に答える。


 私はこの変化はある意味で悲しかったが、逆に多くの人がイルカに関心を持つので励ましにもなった。イルカへの興味が高まって、シャーク湾へ人が流れ込み、人びとはイルカの保護に大きな関心を寄せるようになった。


 私は長年にわたり断続的にイルカと会っていたが、会うのは当然だと考えていた。たくさんの観光客が海に入って、イルカと触れ合ったが、私は一歩下がって、時々感動的な光景を目にした。初めてホーリフィンと触れ合ったことを思い出す。手に伝わるホーリフィンの温もりは衝撃だった。夫が目の見えない年老いた妻の手を引いて、妻がパックのわき腹に触って浮かべる喜びの表情を見ることこそが、私の夢だ。人びとがイルカを学び、人びとの心に、イルカに対する興味や関心の火を灯すには、どうすれば良いのだろうか。


 私は野生のイルカとの触れ合いは、素晴らしいと確信している。プールで飼育されたイルカは、訓練されていて、お決まりの行動を取る。だが、それはイルカの率直な気持ちではないだろう。モンキー・マイアでは、人が海に入って、イルカの本来の住みかとの中間点で、イルカと触れ合える。イルカの人なつっこい表情にも出会うが、同時にイルカはよそよそしくもある。これはイルカの野生を物語っていて、単に人を喜ばせる以上に、興味深い生きざまを見せる。だが、イルカの生きざまは、ほとんどの場合は人の都合に左右されない。

私は今、本書を書きながら、世界の指導者たちに海を保護するように促す

「イヤー・オブ・ザ・オーシャン」
を祝っている。

科学者や、政策立案者や、市民など数百名が署名し請願して、イヤー・オブ・ザ・オーシャンを開始した。私たちの惑星の心臓と肺である海が、死につつあることを示す厳粛で不吉な文書だ。イルカは絶滅しつつある生き物のひとつでしかない。


 私たちは、自分が認識できることだけに気を使いがちだ。しかし、私は以下のように望む。モンキー・マイアのイルカは、生きざまや個性を人と分かち合い、人と触れ合ってきた。イルカは、魚類やマナティーなどの近親の動物の保護にまで影響を及ぼしている。私たちが海を救う行動を起こさなければ、さんご礁、タイなどの魚類、マナティー、エイ、人類の健全な未来のために、今、生きているニッキー、パック、サプライズとその子どもたちが、私たちに海を救う気持ちを抱かせるはずだ。人と触れ合うモンキー・マイアの伝統に従って。






ニュージーランド、クジラ計230頭死ぬ
「ここにはもう3、4時間います。専門家の指示を仰いだりクジラの体を湿らせて安心させるようにしています」(ボランティア)

ニュージーランド北島のコーラマンデル半島では27日、170頭近いクジラが打ち上げられました。

クジラの体が乾燥しないよう濡れたシーツでくるむなど、ボランティアや専門家らによる懸命の救助ののち、翌朝には43頭が海に戻りましたが、125頭が死にました。

専門家はクジラの音波探知の機能が何らかの原因で失われ浅瀬に迷い込み、抜け出せなくなったことなどが原因ではないかとみています。

一方、ニュージーランドの南島では26日、岸に打ち上げられたヒレナガゴンドウクジラ105頭が死にました。

上空を飛んでいた小型機のパイロットが打ち上げられているのを発見し通報しましたが、自然保護局のスタッフが現場に到着したときには30頭の生存が確認されただけで、残りの105頭は死んでいたということです。

ニュージーランドでは毎年夏、繁殖のため南極海から移動する大量のクジラが岸で座礁するケースが報告されていますが、詳しい原因は分かっていないということです。(29日01:08)
(削減)




クジラの大量死

生き残りのもうひとつのカギは?

汚染に強い遺伝子? なのかな?


ずいぶん前に、新聞で報告された。極度にPCB汚染された魚が発見された。



1980年代は、環境問題に関する話題が放送されていた。


いつの間にか、そのような放送や報道がなくなった・・・


意図的なのかな?




環境ホルモンが話題になって、ずいぶんトキが経った・・・


アメリカのワニのペニスが小さくなって、生殖不能・・・


南米では、小学生の7歳くらいの女の子が妊娠した・・・


1980年代・・・


最近の女子のパワーアップを見ていると、環境ホルモンの影響が十分に考えられる・・・






クジラの大量死・・・

クジラの音認知システムが誤動作している?

汚染の影響なのかな?

イルカもクジラの仲間です・・・



 釣り糸が絡まったイルカはピグレットが初めてではなかった。たくさんの人が桟橋で魚釣りをしていて、釣り糸がたくさん浮いている。子はとくに無防備で、好奇心が旺盛で、何にでも興味を持ち、危険もあまり知らない。それでも、シャーク湾のイルカは幸運な方だった。ナイロン製の釣り糸や、魚網や、釣り針でイルカが被る被害は、他の場所と比べればかなり少なかった。


 この問題は大きいので、統計情報の分析は大変だった。毎年、毎日、毎分、漁業の影響で何頭のイルカが死んでいるかの情報が、漁業関係から一部公開されている。マグロと行動を共にするイルカも包囲して、マグロ漁をする。二、三年前になって初めて、新たな規制と技術が導入されて、イルカの致死率が下がった。IATTC(全米熱帯マグロ類委員会)は、毎年殺されるイルカの数は十万を超えていると見積もった。現在でさえ、マグロ漁によって殺されるイルカは、年間で三千から五千頭と見積もられている。ツナ・サンドを提供するために、ニッキー、パック、ホーリフィン、サプライズ、スクウェア、スクウェアレット、スナッブノーズ、ビビ、シックルフィンなどのように、賢いイルカが数千頭殺されている。


 マグロ漁は脅威のひとつでしかなく、漁船は、全世界で年間二千七百万トンの獲物ではない海洋生物を、引き揚げて投棄しているようだ。「混獲」にはイルカや海洋性の哺乳類も含まれていて、全捕獲高の約四分の一になる。イルカは短繊維のプラスティック製の頑丈な魚網で、トラブルに巻き込まれる。海や川に関わらず、イルカは混獲されているし、イルカにとっての危険は人だけではない。イルカを食用として捕獲する地域もあり、チリ沖では最近まで、イルカをカニのエサとして使っていた。エサの魚類が乱獲されたことが原因で、イルカの生息数が減っている。中でも、川イルカは大きな危機に瀕している。世界中の大河の多くで水力発電が行なわれている。そのために、イルカは河を通り抜けられない。中国の揚子江(長江)もこれに該当する。ダムや、たくさん往来する舟や、漁業や、汚染が原因で、揚子江に生息するバイジ・イルカ(ヨウスコウカワイルカ)の生息数が減っている。現時点で生き残っているヨウスコウカワイルカは百頭以下だと言われている(二〇〇七年時点で千二百頭ほど確認されているらしい)。ヨウスコウカワイルカの未来は実に厳しい。


 汚染は気づかないうちに進むことが多い。世界中のイルカにとって、最大の脅威は汚染だ。イルカは食物連鎖の最上位に位置していて、生物濃縮された汚染物質を摂取する。小さな生き物、つまり、小さな魚が汚染物質(DDTやPCBなど)を食べて、組織に蓄積する。大きな魚は汚染された小さな魚を食べる。結果として、小さな魚が蓄えた汚染物質を体内に取り込む。そして、さらに大きな魚がその大きな魚を食べる。こうして汚染物質が蓄積される。汚染物資を蓄積した魚をたくさん食べれば、人にとっても危険だ。


 イルカなどの海洋性哺乳類の組織が、有機塩素化合物で高レベル汚染されていることが分かった。この汚染物質は内分泌システムや、免疫システムを害して認知発達障害を引き起こす。さらに悪いことに、汚染は授乳により、世代から世代へと伝わる。有機塩素化合物は脂肪に溶けるので、母が体脂肪を代謝して乳を造ると、この汚染物質が乳に混入する。そのために、赤ん坊は成長して自分でエサを捕る以前に、つまり、生まれてからすぐに、汚染物質の影響を受ける。その結果、汚染物質は世代から世代へと、幾何級数的に蓄積される。オゾンの減少や、二酸化炭素の排出や、森林の減少などが原因で起こる気候変動は、イルカなどの海洋性の哺乳類にとっても脅威だ。くわえて、気候変動がどのような影響を及ぼすかを、正確に予測するのは難しい。だが、イルカを含むすべてのエコシステムは、確実に、気温の上昇、塩分の濃度の低下、海面の上昇などの影響を受けている。

 シャーク湾はアメリカからもっとも遠い地域のひとつで、浜は比較的すいていて、空気や水はきれいだ。シャーク湾でさえ、汚染の警鐘が鳴り始めた。一九八九年二月、アメリカに一時的帰国しているとき、モンキー・マイアのリチャードから電話が来た。リチャードが「悪い知らせがある」と言ったとき、声のトーンから、イルカが死んだと私は感じた。

「何かあったの」
と私は尋ねた。

「スナッブノーズとビビとシックルフィンが死んだようだ」

「どういうことなの。死んだって」

「ここ一週間くらい、モンキー・マイアでも沖でも見あたらない。死んだ可能性がある。さもなければ、浅瀬に来るはずだ」

 オスのイルカが三頭も死んだ。私は愕然として受話器を置いた。このオスたちから、いろいろなことを学んだので、彼らがモンキー・マイアから消えたことは、想像すらできなかった。
 一日かそこらして、リチャードから電話がきたが、そのときのショックは、さらに大きかった。

「レイチェル、ホーリーも死んだよ・・・ニッパーも(ニッキーの最初の子)」
と声が重苦しく震えた。

大人のオスであれば、しばらくどこかへ行っているだけで、戻ってくる希望は持てる。でも、ホーリーや幼子はたぶんダメだろう。小さすぎるので、自力では戻れない。私たちのイルカは死につつあった。


 ホーリーの死はもっとも受け入れがたかった。ホーリーと私は長い間楽しい時間を共にした。ホーリーの小さな魂は活き活きと輝いていたので、私はホーリーの死を受け入れられなかった。ホーリーはまだ若くて、これから興味にあふれた長い生涯を送るはずだったのに、その成長を見届けられなかった。ホーリーが子を設けて母になり、年老いていく生涯を見届けられなかった。ホーリーと海草ゲームをしたり泳いだりすることは、もう二度とできない。


 イルカたちの死因は汚染だった。その年は、環境が急激に悪化した。その前年、急増する観光客用のトイレが新設された。満潮の水準線から高さ六十センチ程度の場所に、汚水処理槽が設置された。トイレがひんぱんに使用されて、汚水が処理槽から湾内へ流れ込んだ。水質試験の結果、海岸付近は高レベルでバクテリアに汚染されていた。イルカの死は汚染と無関係だという説もあったが、実際は、死と汚染は無関係ではなかった。イルカ好きたちの排泄物が、文字通りイルカを毒したのは悲しいアイロニーだ。ウイルフとヘイゼルのキャンプが最新のリゾートに変わって、イルカは死んだ。餌づけ場所を規制するように、ウイルフとヘイゼルと激しく争ったし、イルカの健康のために、重要な規制も行なうように戦い続けた。私はモンキー・マイアの開発には初めから恐れを抱いていた。イルカは観光の呼び物なので、新しい管理体制にはイルカの保護策が取り入れられた。イルカが健康状態を保って元気な姿で、モンキー・マイアにやってくることに、人びとは大きな関心を寄せていた。


 私たちはさまざまな提案をした。エサ、エサの与え方、イルカとの接触の仕方、沿岸でのボートの速度規制、海へ流出する農薬、化学肥料の制限、継続的な水質検査、ジェットスキーやセールボードなどのレンタル機器の制限などだ。セールボードは強風下では時速百キロを超えて、音もあまり出ないために、休んでいるイルカや、幼いイルカがたびたび衝突する。他の地域でも、イルカとセールボードが混在しているために衝突している。


 私たちは長年かけて、モンキー・マイアの子の致死率に関するデータを蓄積した。モンキー・マイアに来ないイルカに比べると、モンキー・マイアのイルカは致死率がかなり高いことが判明した。モンキー・マイアの子は、野生の行動を身につけていないので憂慮された。母と時間の大半を過ごして、人からエサをもらうだけで、野生の中で自力でエサを捕らない。


 私がモンキー・マイアで自由気ままに過ごした日々が過ぎ去って久しい。今や、観光地とイルカは「管理された資源」になった。モンキー・マイアはイルカを見て、イルカにエサを与えて触り、イルカの写真を撮るための観光地になってしまった。フルタイムの従業員が、観光客を管理して通訳して質問に答える。


 私はこの変化はある意味で悲しかったが、逆に多くの人がイルカに関心を持つので励ましにもなった。イルカへの興味が高まって、シャーク湾へ人が流れ込み、人びとはイルカの保護に大きな関心を寄せるようになった。


 私は長年にわたり断続的にイルカと会っていたが、会うのは当然だと考えていた。たくさんの観光客が海に入って、イルカと触れ合ったが、私は一歩下がって、時々感動的な光景を目にした。初めてホーリフィンと触れ合ったことを思い出す。手に伝わるホーリフィンの温もりは衝撃だった。夫が目の見えない年老いた妻の手を引いて、妻がパックのわき腹に触って浮かべる喜びの表情を見ることこそが、私の夢だ。人びとがイルカを学び、人びとの心に、イルカに対する興味や関心の火を灯すには、どうすれば良いのだろうか。


 私は野生のイルカとの触れ合いは、素晴らしいと確信している。プールで飼育されたイルカは、訓練されていて、お決まりの行動を取る。だが、それはイルカの率直な気持ちではないだろう。モンキー・マイアでは、人が海に入って、イルカの本来の住みかとの中間点で、イルカと触れ合える。イルカの人なつっこい表情にも出会うが、同時にイルカはよそよそしくもある。これはイルカの野生を物語っていて、単に人を喜ばせる以上に、興味深い生きざまを見せる。だが、イルカの生きざまは、ほとんどの場合は人の都合に左右されない。

私は今、本書を書きながら、世界の指導者たちに海を保護するように促す

「イヤー・オブ・ザ・オーシャン」
を祝っている。

科学者や、政策立案者や、市民など数百名が署名し請願して、イヤー・オブ・ザ・オーシャンを開始した。私たちの惑星の心臓と肺である海が、死につつあることを示す厳粛で不吉な文書だ。イルカは絶滅しつつある生き物のひとつでしかない。


 私たちは、自分が認識できることだけに気を使いがちだ。しかし、私は以下のように望む。モンキー・マイアのイルカは、生きざまや個性を人と分かち合い、人と触れ合ってきた。イルカは、魚類やマナティーなどの近親の動物の保護にまで影響を及ぼしている。私たちが海を救う行動を起こさなければ、さんご礁、タイなどの魚類、マナティー、エイ、人類の健全な未来のために、今、生きているニッキー、パック、サプライズとその子どもたちが、私たちに海を救う気持ちを抱かせるはずだ。人と触れ合うモンキー・マイアの伝統に従って。






ニュージーランド、クジラ計230頭死ぬ
「ここにはもう3、4時間います。専門家の指示を仰いだりクジラの体を湿らせて安心させるようにしています」(ボランティア)

ニュージーランド北島のコーラマンデル半島では27日、170頭近いクジラが打ち上げられました。

クジラの体が乾燥しないよう濡れたシーツでくるむなど、ボランティアや専門家らによる懸命の救助ののち、翌朝には43頭が海に戻りましたが、125頭が死にました。

専門家はクジラの音波探知の機能が何らかの原因で失われ浅瀬に迷い込み、抜け出せなくなったことなどが原因ではないかとみています。

一方、ニュージーランドの南島では26日、岸に打ち上げられたヒレナガゴンドウクジラ105頭が死にました。

上空を飛んでいた小型機のパイロットが打ち上げられているのを発見し通報しましたが、自然保護局のスタッフが現場に到着したときには30頭の生存が確認されただけで、残りの105頭は死んでいたということです。

ニュージーランドでは毎年夏、繁殖のため南極海から移動する大量のクジラが岸で座礁するケースが報告されていますが、詳しい原因は分かっていないということです。(29日01:08)
(削減)

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The Definition Of Art Harbour Blog



The Definition Of Art Harbour


Virtual International Trade Harbours Of Art


Opening Anniversary Date: December 1, 2006

Language: Multi Language


Each harbour can export the works toward the virtual world.

People and organization can import the works from all over the world.


Now,Item: Works on Art Activities that are expressed with Photos and Explanations etc.

Export Method: Each Harbour put the Works onto this blog

Import Method: People and Organizations accsess this blog

Order Method: People and Organizations put some comments about the Works onto this blog.


In the future, we will need transportation including trains,airplanes,ships, cars, buses etc.

in order to export and import people, goods etc. ?


Art Harbour


アート・ハーバーとは


アートのバーチャル国際貿易港


開港記念日:2006年12月1日

言語:マルチ言語


各港は、バーチャルな世界へ向けて、作品を輸出できる

人や組織などは、バーチャルな世界から、作品を輸入できる


現時点輸出品目: アートに関する活動などを「写真と文などで表現した作品」

輸出方法: 各港で作品をこのブログに書き込むことで、輸出したものとみなす

輸入方法: 人や組織が作品をこのブログで参照することで、輸入したものとみなす

注文方法: 感想などをコメントに入れることで、注文したものとみなす


将来、、、列車、飛行機、船、車、バスなどを利用して、リアルな人や物が輸出入できる?


アート・ハーバー

Multi Language

現時点では?


ブログは日本語ベース


Google Translatorで、各国語へ、変換




そして、現場で、リアルなコミュニケーションは?


英語ベースで、現地語がお愛想・・・


こんな感じかな?


Aoyagi YoSuKe

Art HarbOur


The Gaiaと各ハブは?


英語がベースで、Google Translatorで、各国語へ・・・

Copyright and Responsibility of AH Shimokitazawa blog



Copyright:


Each manager or each member of Each AH Local must independently handle Copyright.


Each may insist on Copyright or discard Copyright independently.


Copyright depends on each manager or each member.


Responsibility:


Each manager or each member of Each AH Local

must independently have the resposibility on the posted works.

Art Harbour Shimokitazawa


コピーライト:

各アート・ハーバーのマネージャーまたはメンバーは

各々でコピーライトの取り扱いをしなければならない。

コピーライトを主張するか破棄するかは各々に任される。


責任:


各アート・ハーバーのマネージャーまたはメンバーは

各々が投稿した作品に関して責任を持たなければならない。


アート・ハーバー 下北沢


Posting Rule - 掲載ルール




Introducing People, Works, Shops etc. related to Art Harbour as a spot ad.


As a general rule, the details such as map, price should be in the Official Sites related to the ad.

Each ad may contain the Official Sites' URL related to the ad.


Restriction: The Number of Photos is within 6(basically 3). about 640x480 pixel


Ad Size: Within about 2 standard printing papers.


Example: Spot ad. , Flyer, Live Report, Poem, Short Story, Illustraltion, Photo, Paintings etc.


Art Harbour Shimokitazawa



アート・ハーバーに関連した人、作品、店などをスポット広告として紹介する。


原則として、地図や価格などの詳細は広告に関連したオフィシャル・サイトに掲載する。


各広告には関連オフィシャル・サイトのURLを掲載しても良い。


制限:写真など6枚以内(基本は3枚) 1枚に付き640×480ピクセル程度


サイズ:標準プリント用紙(A4)約2枚以内


例:スポット広告、フライヤー、ライブの報告、詩、イラスト、絵など



アート・ハーバー 下北沢