新型船は？

燃費の改善

ハイブリッドは？

次世代、次々世代？


帆船＆ソーラー＆エンジン

造船各社 環境配慮の新船開発

7月18日 4時37分 地球温暖化防止に向けて船舶から出る二酸化炭素を減らそうと、造船各社は燃費を向上させた船を相次いで開発しています。 このうち、大手造船メーカーの「アイ・エイチ・アイマリンユナイテッド」は、先月から船首を流線型にするなどして従来より燃費が３０％程度向上したコンテナ船を発売しています。「三菱重工業」は、ことし３月に船の底から気泡を発生させて海水との抵抗を減らして燃費を向上させた大型船を開発しました。「三井造船」も天候や波の状況を計測し、もっとも燃費効率のよい航路を割り出すシステムを搭載したタンカーなどの販売をことしから始める計画です。造船業界では、地球温暖化防止の一環として海上で船舶が出す二酸化炭素などの排出規制が強化されています。さらに金融危機以降、受注の低迷が続いているうえ、低価格の船舶を販売する中国や韓国のメーカーとの競争を強いられているだけに日本の造船各社にとって環境技術が競争力強化のカギとなっています。アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドの太田垣由夫常務は「技術の特徴を強調することで世界的な競争で生き残りたい」と話しています。