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日本人大リーガーは追放だ! - ショウビズ
ヤンキースが撤退?ダル獲り「金の無駄」
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ダルビッシュの入札額も暴落? 大リーグ一の資金力を誇るヤンキースがポスティングから撤退の様相だ(写真:サンケイスポーツ) |
口調には嫌悪感さえ漂っていた。ヤ軍編成部門の最高責任者であるキャッシュマンGMが、今オフのポスティングによる日本選手の獲得に否定的な方針を明かした。
「まったく気に入らないシステムだよ。すでに金の無駄だということを学んだ。投じる金額とリスクが大き過ぎる」
同GMの苦い経験とは06年オフの井川慶投手(31)=当時阪神=の獲得だ。落札額2600万194ドルと5年総額2000万ドルの契約で計約4600万ドル(当時約54億円)も投資したが、メジャーでの登板は16試合止まり。最近2年間はマイナー暮らしだ。
同GMは「大失敗だったのは明らかだ」と吐き捨てた。今オフはすでに楽天の岩隈がポスティングによるメジャー移籍を表明しているが、「前回のような大きな金額は動かないだろう」と入札金が06年オフに比べて下がると予想した。
同GMに限らず、ポスティングに消極的な大リーグ球団幹部は多い。06年オフの松坂大輔投手(30)=当時西武=の争奪戦ではレッドソックスが落札額5111万1111ドル11セントと6年総額5200万ドルの契約で総額1億ドル(当時約121億円)を投じたが、4年間で46勝27敗、防御率4・18で投資額に見合っていない。
ダルビッシュも岩隈も日本での実績は抜群だが、メジャーでは未知数。“井川の二の舞”にならないという保証はなく、今オフフリーエージェントの大物投手と大型契約を交わすほうが確実という考えが広がっている。
実際、ヤ軍はレンジャーズの左腕クリフ・リー投手(32)の獲得を狙っている。リーを先発陣に加えることができれば、日本投手を補強する必要はなくなる。
ダルビッシュがポスティングによるメジャー挑戦を口にする前に、早くも本命のヤ軍が争奪戦から撤退の様相。同GMの今回の発言は、ライバル球団の入札額を下げさせるための陽動作戦でもなさそう。ポスティング戦線に異状あり、だ。
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