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モンゴルの資源開発に協力へ

10月2日 21時29分  

菅総理大臣は２日夜モンゴルのバトボルド首相と会談し、日本がほとんどを中国から輸入しているレアアースなどの資源開発に積極的に協力する考えを示しました。

２日夜、総理大臣公邸で行われた会談には、菅総理大臣とバトボルド首相のほか、三菱商事や伊藤忠商事などの総合商社や、東芝や新日鉄といった大手メーカーの社長や副社長が出席しました。この中で菅総理大臣は「モンゴルの鉱物資源はきわめて高い潜在力を有している。これを開発することは日本・モンゴル両国の国益にかなうものだ。今月わが国の調査団がレアメタルに関する調査を行う予定だ。両国の協力関係が進展していくことを喜ばしく思う」と述べました。そのうえで菅総理大臣は、民間企業とも連携して、ハイテク製品の生産に欠かせないレアアースなどの資源開発に積極的に協力する考えを示しました。これに対しバトボルド首相は「このような形の会合は非常に建設的で、両国の友好と発展につながる」と述べ、日本からの投資を歓迎する考えを示しました。日本はレアアースのほとんどを中国から輸入しており、今回尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件をきっかけに、中国が日本への輸出手続きを事実上止めたことから、調達先を広げることが大きな課題となっています。